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SDA王滝(セルフ ディスカバリィ アドベンチャー イン 王滝)

2018年05月21日 12時10分31秒 | サイクリング

5月20日SUN

SDA王滝に参加して、あれはまさしくアドベンチャー。

20kmコースは「味見」、42kmコースは「腕試し」、100kmコースこそが「本番」。いつかは100kmにチャレンジしたい。腕試しの42kmコース走って本当にそう思った。

人間あきらめの悪さと、チャレンジこそが肝心だと思う。登れなければ自転車を押してでもゴールしても良いと思う。ガッツはあるのだが、身体がない。今100km申し込みしたところで完走できるイメージがまるでわかない。今あるイメージは朝の6時スタートをして、夕闇の19時過ぎてもゴール出来ておらず、どこかの山の中で呼吸荒くひっくり返ってるイメージしかない。これではだめだ。根拠は今回のタイムだ。2.5倍してそんな感じのタイムにしかならない。それも2.5倍しただけで、体力が2.5倍あるわけでもない。

今回は42kmに参加して、5時間50分ぐらいで、ゴールはした。だから完走はした。5時間がタイムアウトと聞いていたので、1時間ほどオーバーしてしまいDNF、Do not finish間違えた、TOV(Time over)。

42kmを3時間か3時間半ぐらいで走れないようでは、100kmの完走はおぼつかないらしい。100kmに出るには、この腕試しクラスでしばらくは挑むことになるだろう。50になったのでどんどん体力低下が始まっていく、若いもんと比べるのは比較にもならないし、完走こそが目標になっていく。何しろ超人でない一般人だからな。それでも経験と練習を積んでいけば、まだ100kmクラスに参加し完走できることが可能になるかもしれない。

 

夜中の1時に現地に着いたんだけど、夜空がすごくきれい。あそこまで小さいな星が見れたのは40年ぶりぐらいだ。望遠鏡を持って行き朝まで観察するのも面白そう。

でも寒い。自動車の車外温度が6度になってる。今回毛布を持って行ったんだが、毛布を簀巻き状に巻いて後部座席で横になったが寒い。寒いながらも仮眠はとれた。

目が覚めると4:00ちょうど。受付済ませて袋をもらうが参加賞Tシャツがない。参加賞が不足で後日郵送しますといわれた。

CP1までの写真。これ以降はコース内での写真無し、体がどんどん限界迎えて、写真を撮る気が全く失せた。

 

コースはだいたいピークが4個ある感じ。スタートしてからガーッと登って第1ピーク、一番高い。そのまま横に下がったり上がったりする感じに第2ピークと第3ピークがある感じ、そのままガーッと下って、ガーッと大きく登った所で第4ピーク。そこから大きく下ったところがゴール。2番目と3番目のピークは下りと登りの差がないので、とてもピークとは言わないかもしれないが、コーナー曲がった先に見える「あそこまで行かにゃあいかん。」という気持ちからピークと呼びたい。第1ピークと最後の第4ピーク手前の2つが一番の長めで斜度がしっかりある劇坂。下りの洗礼は第1ピーク下りから受けることになった。特に長い下りは第3ピークと第4ピークからの下り。初ガレ場下りと初砕石下りでした。練習が実戦でした。速度全く出ませんでしたが恐ろしい。

坂が急で最初のピークですでに足が終わった。第1ピーク後の第2ピークのぼりで押し歩きが始まった。記憶が不確かだがたしか第2ピークと第3ピークの間にCP1があったはず。ここで停まると脚が確実に止まるので、休憩をとらず補給食も食べず水分補給もせずにスルー。ここでのタイムアウトは3時間半なのでクリアー。CP1の位置も第3ピーク下りにあったような覚えもあるぐらい、正直どこかおぼえていない。CP1以降あまり記憶がない。 

申し込みのコース図では20kmと42kmはスタートが違うのだが、実際はスタート地点がほぼ同じだったので、現地についてようやくコース変更を知ったぐらい。コースが違うので、おぼえていたものが使えず、さっぱりわからず混乱しながら、コースに立つ矢印と距離数だけが頼り。ペースが全く作れなかった。

 のぼり坂と路面と下り坂が一番の強敵だった。全部、強敵だ。のぼり坂が一番の強敵になるのは解りきっていた。予想外の伏兵となったのは路面の悪さもなんだが、忘れていた下り。

ガレ場という経験のない路面が一番の強敵となった。路面が荒れれば荒れるほど、土路面以上にコントロールの幅が格段に悪くなるというのを経験できた。そこを注意して、速度コントロールして、できる限り速度をだす走りというのが非常にむつかしく、余計に疲れた。くだりがすべてむつかしかった。

土の上の岩、道を作るための大きめの砕石路面とか、道の整備のため砕石がまかれた路面とか、路面の感じがどんどんと変わる。

たくさんの人が走ってある程度のラインができているんだが、大き目の砕石と砕石の間をうまく通したと思ったら、そのすぐ先に大きな石がごろり。よけきれねえ。前輪がはじかれ操作不能でザザザーと。起き上がってからは、おっかなびっくりで10~15km/hぐらいで下るんだが、うしろから抜こうとする100kmの選手を邪魔をしてしまう。

 最後の第4ピーク手前に100kmクラスのためのチェックポイントがあり、給水と補給と休憩をとった。疲れてる時の休息は初動に影響があるから、休むことは極力したくないが、もう脚がどうにもならないので休息する。タイムアウトも考慮してそんなにここで休めれない。坐って足を延ばす。地べたにゴロゴロと転がって筋肉を伸ばす。暖かいアスファルトがカンカンに張った筋肉をほぐす。

休憩が終わってはしり始めるのだが、まったく脚が回らない。えっちらおっちらと登り始める。やっぱり全く足が回らない。結局チェックポイントから数百メートルで降りて、第4ピークまでほぼ押して歩いた。押し歩きは激遅なのでタイムオーバーまでの時間が気になる。途中目は回るし、目がちかちかするし、ハンガーノックかと思って補給食ぱくつく。状況まったく良くならない。胃腸も調子悪くムカムカした。体力限界。体調不良で涙が出る。登り切って以降下りと聞いたときはすごくホッとした。ほっとしたんだけどこの後の下りがまた厳しい。第4ピークのからの下りで道路整備のために巻かれてる5cm砕石が難しい。ブレーキの速度コントロールがうまくいかず、砕石がまた転がるためハンドルの反応が怪しい。自信もって下ることができない。横を勢いよく降りていく100kmの選手。みんな軽いのもあるかもあるかもしれないが、テクニックもハンパ無い。

第1ピークの登りで転倒した。後輪が石に乗りあげ、バランス崩して転倒。ビンディングに小石をかましてしまい、外れずになかなか起きあげれない。第3ピークの下りまでに2回ほど転んだ。第4ピークからの下りでも1度転んだ。転倒は全部で4回。コントロールはできてないが、ブレーキで減速してからの転倒なので、ひどいけがはなかった。軽めの打撲を3か所ほどした。転がって擦りむいた軽い出血がふくらはぎの1ケ所だけ。打撲はあったものの、意外にキズがない。レースフェイスのライトプロテクター、ひじ当てとひざ当てが意外に効果が高かった。カブトの指付きグローブはめていたのもよかったようだ。

 そんな感じでゴールできた。これ最近の一番感動できたことなんじゃないか?なんか感極まった。

ゴールから会場へ向かう時自転車留めて、煙草を吸った。今日初めての煙草はうめえ。道路わきの葉の隙間から煙が上がる。葉脈が透けて黄緑色。なんか幻想的。

 

よろよろしながら車に自転車積み込み、記念品を買って、着替えをして、トン汁食べて、帰り準備ができた。

自転車仲間の自動車はない。すでに帰途についたようだ。

 

まっすぐ帰るのも良いが、高速走るのも疲れるし、帰りはこのまますんなり帰るのもつまらないので、ドライブして返ることにした。帰りに風呂につかろうと南木曽温泉、漬物買おうと清内路峠のおつけもの店に寄ろうと思い立ち、国道19号の馬籠の交差点で左折し、坂をのぼり始めた。ら、南木曽温泉潰れてるのな、がっくりして通り過ぎる。木地師の里を抜けて、清内路トンネルを抜けて、目的の「清内路峠の漬物店」によって5000円ほど漬物を買い込んだ。ここの小ナス付けとニンニクの味噌付けと野沢菜が好み。他にも味見してカブとミョウガと父母への土産用のお菓子類を買った。しばらくの酒のアテは漬物だ。

馬力のないハイブリッドカーなので、頻繁に後に車が付かれる。ぴったりが嫌なので退避場で避けるのだが、抜かれていくとき荷台にMTB積んでるクルマがあるのな。SDA王滝に参加してるのかな?5台ほど見かけた。昼神まで降りて来て、ここでも温泉入れるんだという事に気が付いた。この先でもどんぐりの湯に入れるなあとも思ったが、風呂に入る元気がもうない。家まで頑張って帰途することにした。

 

今日は非常に楽しかった。体力的に向上があれば100kmに申し込みたいところだが、また42kmクラスで参加するつもりだ。

今日は59km。レースは42kmだったけど、スタートゴールの移動区間と、メイン会場内をウロウロしていたら距離を稼いでしまった。

(5/22文章編集)(5/24文章再編集)


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