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WEC 第一戦 スパ・フランコルシャン 観戦その後

2021年05月15日 10時44分40秒 | モータースポーツ
仕事から帰り、見ていたところを頭出しして、残りの部分を観戦していた。
随分レース内容が変わった感じがした。

昨年度までは、最高クラスの「LMP1」が、今年は「ハイパーカークラス」に、セカンドクラスの「LMP2」クラスはそのままに、サードクラスにプロドライバーを交えた「GTプロ」、フォースクラスにプロドライバーでないアマチュアドライバーのみの「GTアマ」。

例年までだと、LMP1がずばんとLMP2を引き離して、さらにLMP2クラスがGTクラスがずばんと引き離す。それぞれのかたまりとなったクラス内で競い合う感じだったのだが、昨年はLMP1がガズーレーシングのみだったので、レギュレーションを改変してLMP1とLMP2の性能差を縮めた。それによってLMP1とLMP2が接戦になったが、それでも何とかガズーレーシングが一位を納めることができた。トヨタのチームとしての地力が確認できて、来年に通じる確信が持てた。
今年はハイパーカークラスの基本性能がLMP1のように高くされてないので、走行途中の画像を見てると、ハイパーカーとLMP2が近しい感じになってる。コーナーではほぼ同等だけど、ストレートになると伸びの違いでハイパーカーが少しずつLMP2のグループを引き離す。


WECの最高峰の車の形状自体が大きく変わることになった。最近はメーカー撤退が多く、今では実質TOYOTAしか出ていない。尖りすぎていて、参加台数が減る傾向になっていた。その改善にグレードダウンすることになったのだが、ハイテク部分はあんまり変わらないが、参加しやすくなる手段がとられてるらしい。そんなことで参加台数は増えるのだろうか?と思っていた。
ハイパーカークラス、他にも一台出ていた。アルピーヌ。パッと見はLMP2にしか見えないが、ハイパーカークラスらしい。最初は集団の中盤だったのだが、ゴール前には2位とスルスル上位にあがっていた。作戦通りか?思った通りの作戦内容を実施できるのは、クルマばかりの出来が良いだけでもなく、ドライバーが良いだけでもなく、こういう事ができるのは総合力ですごく強いチームと思ってるので、アルピーはガズーレーシングの前に立ちはだかる強いチームとなるのかもしれない。

レース内容は、上位でも下位でもバトッてるのですごく面白い。今年は見ごたえがありそうだ。

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