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血圧の見方・考え方

2021-06-26 | 個人的つぶやき

ネットで、血圧に関する興味深いグラフに目が止まった。記事のタイトルは「今年の健康診断の結果で注意したほうがいい数値や項目は? 産業医が解説」というもの。

グラフ名は「血圧レベル別の脳心血管病死亡ハザード比(リスクの比)」。

年齢別に、中壮年者(40~60歳)、前期高齢者(65~74歳)、後期高齢者(75~89歳)の3つに分けてある。

そして基準となる血圧値(120/80未満)から(120-129)、(130-139)、(140-159)、(160-179)、(180/110以上)のグループに分けて、基準値の死亡リスクを1として、各グループのリスクをグラフで表してある。そして次のように説明している。

「日本における男女計7万人ほどの研究で、年齢によらず血圧は脳心血管病死亡と関連があること、さらに、若い年齢層でその関連がより強まることが指摘されています」

グラフの内容は、
中壮年者において、血圧が140-159 の範囲の人は、基準値の人に比べて3倍の死亡リスクがあるという。さらに 160-179 の範囲の人は5倍のリスクがある。

しかし前期高齢者では、血圧が140-159 の範囲の人は、基準値の人に比べて2倍、160-179 の範囲の人は 2.5倍。

後期高齢者では、血圧が140-159 の範囲の人は、基準値の人に比べて約 1.4倍、160-179 の範囲の人は 1.5 倍ほど。

これで言うと、後期高齢者ではたとえ血圧が180近くあっても、死亡リスクは基準値の人の2倍までない(中壮年者は5倍もあるのに!)

だから、働き盛りの人が180もあったら、ソク治療しなければならないだろうけれど、後期高齢者ではあわてなくてよい、ということだろう。聞くところによると血圧200でピンピンしている人がいるそうだ。

だから血圧の対処は、一概に(一律に)行うのでなく一人ひとり年齢などを考慮して行うこと、ということだろう。


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2 コメント

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Unknown (う)
2021-06-30 08:20:10
高齢になると、血圧基準値であっても高血圧の人との差が小さいくらいリスクあるとも言えますからね、油断禁物です!
Unknown (koba048)
2021-06-30 14:29:18
ありがとうございます。つい、いい気になって油断してしまうところでした。「耳の痛いコメント」こそ貴重だとあらためて気づかされました。😅

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