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初めての箱根

2018-03-04 | 「ひな」の日々

時間がたってしまいましたが、2月9日、「ひな」の日帰りバス旅行で箱根に行ってきました。いつものバス旅行同様、参加人員23人ほどなのに53人(?)乗りの大型バスをチャーターしたので、2座席に一人という、超余裕ある移動環境でした。これは、途中体調不良になったらゆっくり横になることもできるし、そうでなくてもすぐ脇に誰かが座っているわけではないので、特に話したくなければ話さなくてもよいということでもあります。

今回は東京都心を通らず、岩槻から東北道・圏央道・小田原厚木道路というルート。小田原西ICで降り、すぐ近くの「鈴廣」という有名なお店でカマボコとチクワの手作り体験からスタート。チクワはわりと簡単でしたが、カマボコは板に半円形にヘラで塗り付けるのがなかなか難しかったです。でもこの体験はほとんどのメンバーが振り返りで「いいね!」をつけていました。

終わるとちょうど昼食の時間。近くの「えれんなごっそ」というお店(いろいろなごちそうという意味)でビュッフェ形式の食事。好きな料理を好きなだけ。

 

さて、これからが「箱根」です。近くの箱根登山鉄道「風祭」(かざまつり)駅から電車に乗ります。電車はかなり混んでいてとても座れません。そしたら、若いカップルのうち男性の方が「どうぞ」と席を指さしています。え、 席を譲られるの?と一瞬戸惑いましたが、若い人から見ればわたしは見た目も中身も完ぺきな老人です。「ありがとうございます。恐縮です」とお礼を言って座らせてもらいました。

しかし、そのカップルが話していた言葉はどうも日本語ではありません。節度ある小さめの声で、響きから推測するに中国語のようでした。中国か台湾の人だったのでしょう。二人は私たちの降りる「強羅」の一つ手前で降りましたが、わたしはその男性に「謝謝」と言ったら小さくうん、うんと頷いていました。

強羅で箱根登山ケーブルカーに乗り換え、さらに「早雲山」から「大涌谷」までロープウェイです。
こうしていろいろな種類の乗り物に乗ったこと、特にロープウェイから見た富士山の姿はメンバーには印象的だったようです。

大涌谷で富士山の姿に再度感嘆し、名物の黒たまごも買って、最後は箱根神社にお参りして箱根を後にしました。

 

実はわたし、この歳になるまで箱根に行ったことがなかったのでした。若い頃(十代中頃)から仲間と山に登っていて、乗り物で誰でも簡単に行かれるような山、観光地化した山などは敬遠し、登るのが困難な山、スポーツとしての登山でなくてはならない、などと粋がっていたのです。ですからハイキングでみんなが行くような山、槍ヶ岳や白馬岳・日光の男体山などみんなが行く山は行っていないのです。観光地も行っていないところが多いです。今から思えばもったいないことをしました。


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