一線を越えてしまった気持ちがありあり。
ハカセの自宅に潜入捜査をしてしまいまして。
その逆については何とも言えないけれど、
大変なことをした気持ちになってる。
思っていた様な寝室ではなく、居間ではなくて。
ジョーバやバランスボールやポニョのイラスト。
トイレのポプリやシルバニアファミリーや虫みたいな糸。
女性誌や育児教本や足つぼの早見表。
大きな薬箱やかゆみ止めパッチ(イラスト入り)や
可愛い小さな靴たち。
4LDKのおうちは、あたしにはとても賑やか過ぎて、
そして、遠過ぎた。
でも、どうしてあたしを家に入れたかったのかな、
なにを知らせたかった?
不思議に思うし、ふざけるな、とも思う。
「今日は家族が居ないんだ」といわれた時に、ドキッとしたけど、
あたしを感覚の鈍いやつだって思っているのかな。
お正月にもいわれたけれど、たまたまママの田舎にいたあたしは
ラッキーだったのかな。
それとも、もっと理解してもらいたかったのか、
むしろ、突き放されたかったのか。
全く理解できない。
哀しませたかったのか、悦ばせたかったのか。
でも、どちらの感情も抱いていないあたしがいるのも事実。
哀しくもないし、嬉しいとも感じやしない。
やっぱり鈍感なのかしら、それとも別の感情が痛んだ?
これからは、ますます向こうの家族の話が
増えて行く様な気がする。
どこまで増えたらあたしは彼を後にするのか。
どこまで減ったらあたしたちは前みたいになれる?
写真は、無関係です。
taspoのいらないタバコの自販機。
その代わり、免許証がいるようです。