ふんにゃか。

出先から戻ると、PCのキーボードに、
その人からのメモの残った名刺が・・・。

「堀様

　ありがとうございました。
　次の○○の件でクライアントの参加者が
　わかれば教えて下さい。
　
　また連絡します。」


ええと、あたしの机は今、散々に荒れています。

・個人情報ではないけれど、
感想欄を見返し、集計すべきアンケートが1000枚

・飲みかけのお茶と水と焼酎

・訳のわからないノベルティの数々

・化粧品

・配られた栄養ドリンク（恥ずかしい・・・）

・レターセット（クレイン謹製）

・読もうと思っている雑誌（15冊くらい）

・なかなか手の届かない電話

・アマゾンで届けられた、開封していないＣＤたち

・映画のチラシ

・Ｂ全のポスターがくるくる巻かれてる

などなど、とにかく重ねられ、乗っけられ、
下のほうのＴＩＴＬＥ（雑誌）なんかは
呼吸困難で、今にも広告スペースが抜け落ち、
薄っぺらくなってしまいそうな程。

みたな～、ですね。

恥ずかしい・・・、と思いつつ、
そのメモに気づいたのも、三時間ほど経過してのことで、
とりあえず呼吸を整え、受話器までは精神的距離があったので、
携帯を手に、廊下へ出たのでした。

「あの・・・。
汚くてすみません。
今だけなんです、ほんと・・・」

「・・・」

「でもほんと、お疲れ様でした♪」

「こちらこそ～」

「それで、打ち上げの件なんですが・・・」

と、首尾よく
（全然よくないけど、行き詰ってたから・・・）
話題の転換に。

とりあえず、クライアントと三人で、
若手の打ち上げをすることになりました。


（以下、お店についての
書簡、というか、メールのやり取り）


　○○様

　お世話になっております。

　打ち上げですが、○日（△）でいかがでしょうか?
　本当はガード下が好きなのですが、
　とても行きたい店、を選んでみました。

　レディファーストで○○さんには
　少しだけお知らせしましたが、
　マルディグラ（博品館の裏手）
　http://www.tokyo-calendar.tv/backnum/bnview.cgi?id=10714

　こちら予約がとりにくく、20：30～しか空いていないので、
　それまで近場で時間をつぶして・・・と思っています。
　
　さて○○さん、ジビエは平気ですか？

　もし苦手でしたら、
　PAPRICA（パプリカ）
　（三井ガーデンホテルと博品館の間）
　http://ana.dining.ne.jp/restaurant/?rid=1963
　にしまーす。

　宜しくお願い致します。

　*******************************************

　すると、早速お返事があり、



　堀さま

　お世話になります。

　なまこ酢を進んで注文することはないぐらいで、
　好き嫌いは殆どなく、ジビエも好きです。
　時間はお二人に合わせますが、個人的には
　遅い分にはいくら遅くてもいいぐらいです。
　もちろん、ガード下でも問題はありません

　堀さん酒強そうですねー。
　私は好きですが弱いので宜しくお願いします。
　色々ご手配ありがとうございます。
　
　因みに、３人ですか？
　両手に花状態で申し訳ないのですが・・。　


　*******************************************


ね、ほんとに「花」だと思ってくれてるの？！
ま、社交辞令ですね。
眉毛ないし・・・。



で、最後にメールをこう返してみました。

ね、あたし、何点だろう？



　○○様

　あらら・・・遅いですね。
　お疲れ様です。

　私はなまこがあれば、進んで注文してしまうのですが、
　上京組の○○さんを見返してやろうと（？）
　食べなれないお店を選んでしまいました。
　でも、とても行ってみたい店なので、こちらにしまーす。

　私は普段、芋焼酎ばかりなので、
　ワインの選択は男性にお任せしますねー。

　人数は、○○さんにも
　お声掛けしていただいてるかもしれませんが、
　ますます花が増えますねー。

　堀

　**********************************************


いいんだ、いいんだ・・・。
とりあえず、打ち上げ楽しみ。
マイナス、５キロ！（目標！）
ワンピース！
ヒール！
眉毛！