4月21日読売新聞、暮らし・家庭面に掲載の直葬について掲載がありました。
「直葬!都市部で大きく広がり」とありました。
直葬とは、亡くなられた後に、病院やご自宅よりそのまま火葬場へ送り
火葬するだけの事を言います。現在都市部では、こう言った簡素な形式が
増えつつあり、全体の3割近くにあたり、葬儀に際しての一つの選択肢に
なっています。 直葬が年々増加するのは、亡くなられた人に対して、
大事に思っていない、心がこもっていない、等ではなく
地域のつながりが希薄な都市部ならではの、個々の価値観の違いの主張
により、葬儀を不要と考えたり、経済的理由や、高齢による心身による都合
と言えると思います。
この記事の最後に、「葬送儀礼により、安心感を得たり、
けじめをつけたりできる事も忘れないでほしい」とありました。
どんな葬儀の形式でも、先立つ人を縁として、人とのつながりや
生命の大切さの尊さに出会える場所です。
それらの思いを若い世代や、幼い世代に伝えて行く、その場が少なくなり
つつある葬送儀礼の場所は、まさに現在の日本の状況を映しだしている
ようにおもえてなりません。
経済的に仕方なく直葬を選択される方、
高齢を理由に、(100歳の方が亡くなるケースでは子の方が早くに亡くなって
しまうケースが多々あり、孫が行うとなると、直葬を選択されるケースが多い)
大病を理由に(病院にかなりの経済的負担を強いられ、葬儀にかける余裕がない)
など色々なケースを見てまいりました。ただ、我々大人は、受け継がれる
子にそういった理由だけで、命や縁の尊さを学ぶ場をなくしているような
気がします。 昔お世話になった、伯父様叔母様や祖母、祖父など
現在疎遠になっていても、そういった場に参加し、心の中で
感謝の気持ちを込め、お礼を申し上げる、そう言った事を教える大人に
なりたいものです。
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