警察庁が、「取り調べ適正化指針」を発表した。
違法な捜査、違法な取調べの防止に資するので、歓迎すべき動きだと思う。
ただし、取調べの可視化が見送られたのは、残念。
取調室にマジックミラー、警察庁が適正化指針
警察庁のHPには、まだ発表がないようだが、今回の改正は、昨年の11月1日の国家公安委員会の決定を受けてのものらしい。
ただ、この適正化指針が出たからといって、このような捜査や取り調べによる証拠がただちに違法収集証拠となるかどうか、おそらく弁護人の挙証責任の負担は軽減されるのは確かといえるが、それが違法収集証拠として認められるかどうかは、これからの判例の集積に待つしかないのではないだろうか。