ひまわりてんびんへの道

会社は変われど、一貫して企業法務に携わってきました。思いつくまま、気の向くまま、気長に書き続けます。

電子商取引及び情報財取引等に関する準則

2008年09月05日 | 法律一般
先週の金曜日、公示された。

電子商取引及び情報財取引等に関する準則」とは、インターネットを利用した取引における法律の適用関係を明確にすべく、民法その他の法律の解釈指針。

ネット上の法律上の論点について、既存の法律から解釈するとどのような結論になるかが、端的に示されている。
判例も適宜、引用されており、実務上の指針としても有益と思われる。

いや、ほんとうに、この準則は、実務上も役に立つと思う。

この改訂版の解説は、商事法務から、そのうち出版されることだろう。
旧版の解説は、これ
前期、ひまてんが授業で履修したIT法の教科書でもあった。

200頁強の大部だが、取り急ぎ、アウトプットして、部内の回覧に供した。


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1 コメント

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丁寧ですが大部です (埼玉のよっちゃん)
2008-09-07 00:19:41
今回情報財取引関係が追加され、薬事法の関係では、現在の問題ある効果効能に関する表示の具体例が大変興味を引きました。

新聞の広告や書籍を用いた広告、「個人の感想です」広告に、他人の意見にリンクを張ったり、コメントを書き込む場の提供も含めて、薬事法関係は本当に難しいですね。

それにしても約260ページのプリントアウトでジムyそのメンバーに迷惑をかけてしまうほどの量でした。
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