ヘミングウェイとフォークナーって
ほとんど同い年で、
ヘミングウェイの方が先に売れっ子作家になって、
フォークナーは結構長い間
ヘミングウェイの模倣を続けていたらしい。
ヘミングウェイ
「おれ、フォークナーより売れちゃってるけどさ、
あいつの方が断然評価されるに値すると思うんだよね・・・」
↓
〈フォークナー氏、ノーベル賞受賞!〉
↓
ヘミングウェイ「いや、フォークナーちょっと過大評価 . . . 本文を読む
「傷というのは物語に入る入口なんです。
出口でもあるし。
そして物語ができた時に傷は癒されるわけです。
あまり傷のない人は幸福に生きられるから、
周りが傷つくんじゃないでしょうかね(笑)。」
(河合隼雄と村上春樹の対談「現代の物語とは何か」より)
物語を書くことは、
自分の「傷」を癒すこと。
じゃあ「傷」とは何か。
たとえば、
「自分は傷ついてる」
と思い込んでる人ってのに
ときどき . . . 本文を読む
宇野 (…)だから、僕が
ももいろクローバーZかAKBかでAKB派なのは、
ももクロは「彼女たちがんばっているね」というベタに身体の快楽なんです。
それに対してAKBというのは
濱野智史さん風に言うと身体+アーキテクチャーなわけです。
千葉 なるほど。
AKBには、身体に対する素朴な信ではなくて、
身体をどうやって再構築するかというテーマがある。
宇野 身体性を増幅させるシステムを秋元康が構 . . . 本文を読む
破壊的性格は、
ただひとつのスローガンしか知らない
――〈場所を作り出せ〉。
そして、ただひとつの活動しか知らない
――〈何もかも取り除いてしまうこと〉。
破壊的性格のもつ欲求、
新鮮な空気と自由に使える空間への欲求は、
どんな憎しみよりも深い。
(ベンヤミン『破壊的性格』より)
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新町問題は
誰の「破壊的性格」によるものか
という問いよりも、
なぜ「破壊的性格」が生まれてし . . . 本文を読む