ひからびろ 3.0

密かに輝くラクダとビロード、ロバ。お願いだから、ひからびてほしい。

ヘミングウェイのテンション差w

2011-11-16 | 文学
ヘミングウェイとフォークナーって ほとんど同い年で、 ヘミングウェイの方が先に売れっ子作家になって、 フォークナーは結構長い間 ヘミングウェイの模倣を続けていたらしい。 ヘミングウェイ 「おれ、フォークナーより売れちゃってるけどさ、 あいつの方が断然評価されるに値すると思うんだよね・・・」 ↓ 〈フォークナー氏、ノーベル賞受賞!〉 ↓ ヘミングウェイ「いや、フォークナーちょっと過大評価 . . . 本文を読む

「傷」と「病」について。

2011-11-16 | 文学
「傷というのは物語に入る入口なんです。 出口でもあるし。 そして物語ができた時に傷は癒されるわけです。 あまり傷のない人は幸福に生きられるから、 周りが傷つくんじゃないでしょうかね(笑)。」 (河合隼雄と村上春樹の対談「現代の物語とは何か」より) 物語を書くことは、 自分の「傷」を癒すこと。 じゃあ「傷」とは何か。 たとえば、 「自分は傷ついてる」 と思い込んでる人ってのに ときどき . . . 本文を読む

彼女たちがゲームをすると彼女たちの「身体性」が増幅される。

2011-11-16 | 常々
宇野 (…)だから、僕が ももいろクローバーZかAKBかでAKB派なのは、 ももクロは「彼女たちがんばっているね」というベタに身体の快楽なんです。 それに対してAKBというのは 濱野智史さん風に言うと身体+アーキテクチャーなわけです。 千葉 なるほど。 AKBには、身体に対する素朴な信ではなくて、 身体をどうやって再構築するかというテーマがある。 宇野 身体性を増幅させるシステムを秋元康が構 . . . 本文を読む

「破壊的性格」と新町問題。

2011-11-16 | 常々
破壊的性格は、 ただひとつのスローガンしか知らない ――〈場所を作り出せ〉。 そして、ただひとつの活動しか知らない ――〈何もかも取り除いてしまうこと〉。 破壊的性格のもつ欲求、 新鮮な空気と自由に使える空間への欲求は、 どんな憎しみよりも深い。 (ベンヤミン『破壊的性格』より) ***** 新町問題は 誰の「破壊的性格」によるものか という問いよりも、 なぜ「破壊的性格」が生まれてし . . . 本文を読む