ひじきごはんを食べましょう(sorry, this blog is UNDER CONSTRUCTION←おー

どうもひじきごはんです。ほんとに食べちゃだめですよ、俺のことをね。

TWO BLUEHEARTS

2005-08-29 19:44:19 | Weblog
「…なあ」
「…なによう。なんで起こすの?」
「勃っちゃった」
「すごぉい。何年ぶり?」
「16億年位かな」
「なんでその時にしなかったんだっけ」
「そんときも俺たち離れ離れだったじゃんかよー!いつものごとく!」
「あー。そうだっけ」
「まったく、彦星と織姫も裸足で逃げ出すっつの、俺たちを見たらな」
「なんか、むかーしほんとうに逃げ出されたような覚えがあるよ」
「夢でもみたんだろ。では、粛々と、いたしますか…」
「えーん、ムードもへったくれもないよー」
「何をとぼけたことを、生娘でもあるまいし」
「生娘だ!」
「む。そうか」
「そうだ、バカモノ」
「すんまそん」
「ねー。ムードぉ」
「じゃあ実写版せらむんでも観る?俺のメモリから飛ばすよ」
「…ぶっ殺されたいの?」
「ん。じゃあフルメタルジャケット」
「はじめての映画デートがそれだったカップルって世界中であたしたちだけだと思う…」
「はい。俺もそう思います」
「もう!他人のつくったものでなんとかしようなんて、女心がわかってない!」
「ん。トレマーズとか、どうだー」
「わー。とれまあず(両手でぱくぱくする)」
「(ふっ)」
「でも、とれまあずではときめきませぬ。むしろほのぼのします」
「ほのぼのレイ○って、あったなー」
「…なんだろう、あたしの心の奥底に理由のない殺意が芽生えてるのが不思議」
「いや、それで正しいかも」
「こうやってだらだらしているうちに…」
「…おお。ええ。おなじみのドリル状態にいつのまにか戻っております」
「…ま、じゃあ後また何億年待とうよ。そんときはムード出してね」
「…いや」
「いや?」
「俺たちには、そんなに時間は残されていない」
「え?」
「この虚数空間が後もって4000年。俺たちの体が後もって数万年。もういっさいがっさい俺たちの体以外の物質は残っていないから、これを改善する余地はない。体二つでなんとかしなければならない」
「なんとかするって、なにを?」
「…エー。ちぇっくちゅですよぅ」
「…なんかおかしいな。この虚数空間って、誰が作ったの?」
「んー。誰だろうねぇ」
「あ、やだ。この人、なんか隠し事してる!」
「え?いや?」
「あーなんだこのやろう、別居だ別居だ!ばかー!」
「ちょ、ちょっとまってください!別居ってあんた、家もなんもないしね?どこいったって誰もいないしね?」
「うるせー!顔も見たくない。ばいばい」
「いや、それはまじで困るんすけど!正直宇宙の存亡に関わります!」
「そんなん知らんわ!じゃーね!」
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ぎゃらくしー いん ぶるー

2005-08-29 18:48:59 | Weblog
「あたしたちは幾多の滅びを乗り越え。みんなは様々に揺れ動きましたが、なんとかかんとか。あなたはいつも出たとこまかせのいきあたりばったり。でも、それでよかったのね、きっと」
「…それは、どうなの?」
「素直じゃないよ!」
「む」
「…この広い宇宙に、なんだかあたしたち二人だけみたい…」
「…いや、実際そうだからな」
「…え?」
「…いや。なんでもない」
「…そう」
「眠いや。寝ようぜ。ひざまくらひざまくら」
「ったくおめーってやつぁ。あたしのことなんかこれっぽっちもかんがえていやしねえ」
「だってー。ふとももすりすり」
「…ところで、聞いていい?」
「うん?」
「なんであたしたちすっぱだかなの?」
「発動篇リスペクトです」
「??」
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あうとおぶぶるーすたー

2005-08-29 17:34:14 | Weblog
「有什マ方法讓両個人 不分離」
「意味は?」
「二人を別れさせない十の魔法がある、かな」
「ホントカナ」
「あなたの疑り深いことといったらどうだろう!まるでトマスのようだ!」
「…だから劇的になんなつの。宝塚は女性限定」
「おめーも年頃の時にヅカ、受けてみてたらどうだったんだろうな」
「あたしが?」
「うん、そのマーゴ・ヘミングウェイ風味の顔立ちで」
「誰それ」
「夭逝した女優。ヘミングウェイの孫」
「あ、だからマーゴなんだ」
「おまいの脳みそはあいかわらず局部的にメルトダウンしているみたいだナ」
「いやん、ほめちゃいや!」
「にがよもぎでも食ってろよ」
「あぶさんあぶさんー」
「んで?名前つけるのはどうなったんだ。あぶさんか?ダルマけつポケに入れてバットにぷしおーか?還暦過ぎても生涯現役DHか?」
「ん。ふーふんりーにしようよ」
「不分離」
「うん」
「中国語でええんか」
「ふーふんりー!」
「な、なんだよ、あつかべ!」
「一関の隣!」
「…それは有壁」
「二人はあつあつ☆」
「…まあな。137億34歳で処女ってのもな。悪いと思ってる」
「それは言わないっこ。えーえんのしょじょ、えーえんのどーてー」
「俺のドリルちんこは気まぐれだからな」
「あたしのも、きっと137億年経ったから、ダイヤモンドより硬くなってるよ、きっと。ドリルじゃなきゃ穴開かないよ」
「おめーもなー。ゆーよーになったなー」
「誰かさんに、鍛えられましたから。心ならずも」
「正直スマンカッタ」
「…いいのよ。あ、でもちょっぴり恨んでるかもw」
「……。乙女らは 連れだちさざめき姦しく 花も恥らう 十七の頃」
「うん。昨日のことみたい。委員会の四月の初めての会合ね」
「ああ。懐かしいな」
「お父さん、ママ、陽くん、お友達いっぱい、牧場のみんな…たくさんたくさん人がいたね。結婚式で見た地球は青かったね」
「ああ」
「金星の陽射しは暑かったね。バカボンの歌みたいに西からお日様が昇ったね」
「ああ」
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しーいずぶるー すかいいずぶるー

2005-08-29 16:36:17 | Weblog
俺は肩を揺さぶられているのに気がついた。

「誰だ?」

視界が慣れるまでに時間がかかる…俺の他にここに誰かいるなんて…あ?ひょっとしたら今までのは全部夢で…俺は昔と同じに宇宙で旅を続けている途中なんだろうか?

「…おらだじゃ」
「む!その声!その訛り!」
「無理に劇的にしなくていいから」
「…お前なのね…」
「ふはははは!嬉しかろう!」
「…ここはなぁ、虚数空間っていうんだぞ。そうそう入れないんだぞ」
「んなみてえにわがねごんぼほりがへえるんだべじゃ」
「んだば、んなはなしてへってらのす」
「…えへ。天国も地獄も入れてくれなかったから☆」
「…俺と同じじゃねえか、このシブタミアン」
「へー。そゆことゆー。このヨナイスト」
「やめようぜ。渋民も米内も素晴らしい土地です」
「土地でした」
「…そうだな」

「…ねえ」
「ん?」
「こんななーんもないところでも、わたしたちのお家でしょ?」
「…まあ、うん」
「名前をつけようよ」
「虚数って英語でなんていうんだっけな」
「そんなん、やー」
「はじまりの園」
「どう考えてもここは終わりの園だよ」
「景気づけってもんがあらあな。そんな気の滅入る」
「かをるとちゑこ」
「てめ。個人情報を保護するように」
「だからノイズがぺっこ入ってらべ?」
「歌はいいね」
「おめーはダミープラグにでも入ってろ」
「わたしの愛白ウナギは凶暴です」
「うんー、確かに凶暴だったねー」
「寂寞來襲 我的心 應該放在ナ裡 擁抱過後 我的雙手應該放在ナ裡」
「いきなりなによ」
「いきなりではない。歌はいいねというのが伏線だったのだ」
「誰の歌?」
「台湾の人」
「なんて歌ってるの?」
「寂しさに襲われる 私の心 はぐれてしまって 抱き合った後 私の両手ははぐれてしまって みたいな感じかな」
「ホントカナ」

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