…まあ、そのままのタイトルじゃ当たり前すぎるかな、と思いまして。そんなひねってもいないし、俺酒は苦手ですけど。今観終わりました。バイト疲れで途中寝ましたけど。まあ、割と面白いところはないではなかったですな。二つ、イイヨイイヨーってところがありました。いや、一つイイヨイイヨーで、一つびっくりか。イイヨイイヨーは、2・26事件が東北出身の将校中心で企てられたということをテレ朝を使ってばばーんと教えちゃったところですな。いや、それ、俺もなんかで読んでたんじゃなかったかなぁ、はっきりと覚えてないけど。俺は中学の時に育ちの土地それだけであなどられるという経験とその克服を実際にクリアしてたので、大学でもまあ岩手出身であることを隠すなんてことはせずに暮らしましたが、まあ、少しからかわれるってことはありましたからね。出身地で侮られた時の乗り越え方はたった一つ。「俺の出身地は確かにそこだ。その通りだよ」という構えを崩さないことです。あれこれ親が育ったのはどこでとかその昔はどこでとか、言い出したら侮りを認めたことになってですな、ますますやられますわ。ま、ただ、俺はたまたま生まれは東京なので、それがかえってコウモリっぽい俺らしさを醸し出しててまあ色々思うところはあります。東京で育たなくてよかったなぁと、思うこともあります。岩手で幼少を暮らさなければ、今の俺はありえません。もう日本全国他の地方から軽く見られてい「た」(と、俺は今まで思い返して考えますよ)岩手で、ここに暮らす人々の胸に宿る憤りを吸って俺は育ったと思っています。うん、2・26事件のことが朝生で語られたので、その頃の東北地方の人身売買の話も出ました。ひたすら、ひたすら貧しかったわけで。俺より若い人にはわかりにくいと思うんですが、日本もついこの間まで、かなーり貧しい暮らしをしてた人々がほとんどだったんですぜ。知りたい人はなんとかして「がんばれ!ロボコン」を観てみて下さい。俺は4,5年前くらいに観直してみたんですが、北朝鮮の話なの?と思うくらい着てるものがやばいですわ。俺も、そういうのを着てましたからな!ほとんどいとこのお下がりで。俺が俺のためだけに着るものを買ってもらったっていう覚えがほとんどありません。今、俺の財布には俺が小学校低学年の時の写真が入っているんですがそれもやっぱり、着ているものがやばい。まあそれもこれも今の眼から見れば、の話ですけどね。俺が着るものに金をつぎこまないのは、その頃の暮らしをどこかで忘れずにいたいから、とか、アインシュタインも着るものにはこだわらなかったから、とか、キリストが着るもんは一つだけでいいと言ってるからとか、まあ色々ありますわ。…ああ、少し話がずれましたね。俺は、東北が昭和初期貧しかったのは、「入会地」ってやつを根こそぎ国有林にされて日々の暮らしがしにくくなったことに原因がないかって考えてます。まあ機会があったら日本全国の私有地と国有地の色分けを調べてみてください。ナンデコンナニ東北地方は国有地がオオイネンと思わずにはいられませんぜ、きっと。俺はそうでした。みんな明治維新の時にやられてるんですね。やってくれるじゃねえの、熊襲さん!「入会地」ってのは、誰でも入ってよくて、そこで何を採ってもいいっていう許された土地ですわ。はいはい。明治政府はそれを許しませんでした。江戸幕府まではそれが許されてたんですな。ふむふむ。だから、2・26で昭和維新を考えたのもわかりますわ。ただ、まあ、なんか、やりかたがねえ。人の心が沿う形じゃないや。熊襲も力で脅したし、明治天皇の一つ前の天皇さんの崩御のしかたも極めてあやしいですけど、けどね?(ああ、徳川慶喜の一つ前の将軍の死に方もあやしいよ)…坂本竜馬の尽力かどうか知りませんが人命重視、無血開城をめあてに動いた薩長土肥とは偉い違いですわ、2・26。もう殺しまくって、天皇陛下、ご聖断を、ですからな。天皇もあれで色々おんどれの出来ることと出来ないことには考えているみたいですからな。例えば、あのやり方にフランス革命の臭いをかぎとっていれば、ああやすやすと命をほふるやつばらのいいなりにはならんぞくらい、考えるでしょ。天皇だって生きていて、考えていますからな。楽しいと思うこともいやだなと思うこともあるでしょ。でも、俺達とは少し違うんですぜ。例えば、いやな顔をみんなの前ですることが許されてない、とか、汚い言葉づかいはもってのほか、とか。誰にでもにこにこし続けなければならない暮らしって、どんなものでしょうな。…また話が逸れてきた。一つびっくりの話をしなきゃ。アジアで、欧米の白人社会の植民地に(アメリカは植民地支配はしなかったから欧州の、かな?)ならなかった国は日本とタイだけだって!うわーびっくり!それ、考えたことありませんでしたね。…なるほどねぇ、じいさんたちにもやっぱ偉いところがあったのかなぁって少し考えちゃいます。そして、タイはどうやったんねん!?って思います。あそこが富国強兵索をとって成功したなんて話はまったく聞いたことが無いですしね。すぐ頭に浮かぶのは宗教ですわ。宗教もツールの一つ、で、うまく使いこなしたのか、心の底からの信心に欧州もうたれたのか。いや、アジアでベトナムの次に知りたくなってきましたよ。ベトナムは、アメリカに勝った国ですからね。今日本より貧しいんでしょうが、日本が今のどから手が出るほど欲しがっている、自らの誇りってやつが、あそこにはあるんじゃないですかい?軍事力に雲泥の差、月とスッポンの兵器の格差でよくやりましたな。原爆を落とさせなかった政治力も見事です。ん~。俺が思うに、人真似の戦って負けるんですよ。おんどれにしか出来ない戦をしなければね。俺の戦?それは、誰も傷つかず命を落とさない戦ですよ。えへへ。俺、誰とも戦いたくないけど、よく頭で鳴る歌のフレーズがありましてね。「恋とは戦いと知らされたならば 炎で氷を溶かしてみせる」っていうんですけど。西城秀樹の「炎」って歌です。野口五郎の「オレンジの雨」郷ひろみの「ハレルヤバーニングラブ」と並んで好きな歌ですな。恋は戦いでしょうか?でも、今あいつの心が凍っているのはどうも確からしくて。俺は炎になれるんかいな。難しい話になったでござる。…前に考えたのは、高温の炎は白い、ってことです。でも、人を優しくあたためるのは紅い炎ですね。例え話にたよりすぎるとそれはそれで道をあやまることも多いんですけど。俺は、政治家なんかが例え話をしはじめたらそいつを疑うのが常です。
ま、これくらいで。疲れました。じゃあね、また。
ま、これくらいで。疲れました。じゃあね、また。