師走の下町では

今年も残り２週間となり暖冬と云われているが今日の風は冷たく感じる。
浅草では恒例の羽子板市が行われており浅草寺は大勢の人が出ていた。来年の干支の猪の置物を買い時間が有ったので上野公園を散策してみた。
昨日の新聞に日比谷公園の紅葉が見頃になったと報じられていたが上野公園も未だ紅葉を楽しめたがこれも暖冬のお陰かもしれない。

金剛寺（もみじ寺）

王子駅から石神井川緑地を上流に向かって歩いてみた。桜の木はすっかり葉を落とし初冬の佇まいで陽が陰り寒くなってきた。
もみじ橋の辺にくると歩道の楓の並木が紅くなっており金剛寺（もみじ寺）の楓も綺麗に色づいている。
この寺は享保年間（1716～1736）、将軍吉宗の命により楓を植えて以来紅葉寺と呼ばれる。明治末まで文人墨客でにぎわったが今日は静かだ。
この先のもみじ公園の水辺には鴨やカモメが沢山飛来し人からの給餌を待っていた。

六義園の紅葉

古河庭園の紅葉が見頃になったと云うことは江戸の二大庭園に数えられていた六義園の紅葉もそろそろかなと思い快晴だし、駒込までは階段や急坂が有り体力が要るけど時間の節約の為に愛車で出かけた。
駒込駅に近い染井門が開き大勢の人が受付に集まっている。駐輪場に愛車を止め中へ入るとモミジは既に紅葉しており陽に照らされて燃えているように見える。
何時もは静かな庭園だがこの時期は木々が色付き入園者が増えて賑やかに成るが、元禄８年(1695年)、五代将軍・徳川綱吉より下屋敷として与えられた柳沢吉保はのんびりとこの紅葉を愛で居たのだろうか・・・・
夜のＮＨＫでお天気姉さんも六義園の紅葉を取り上げていたがＴＶでは尚一層綺麗な紅葉が流れていたが本当に心癒されるモミジの鑑賞でした。
ライトアップが１３日まで延長になったそうですから今週も楽しめそうです