東大阪親睦会

個人的な観点からの意見、情報、感想、思い等の記述です。

教育改革

2009-05-26 16:40:38 | Weblog

 「政権交代なるか、否か」が間違いなく今回の解散総選挙の大きな焦点である。しかし、政権交代は単なる手段であって、本来、政党政治は理念や将来構想の違いで選挙すべきある。
安倍政権時代に憲法改正と教育改革について議論されたが、現在の日本において、真に戦後体制を脱却して新しい日本として生まれ変われるかどうかは、正に憲法と教育をどう考えるかに掛かっていると思う。今一度、選挙の焦点はこれらのことを軸にすべきではないか。

 特に戦後の教育政策は、占領軍、すなわちアメリカの意向に準じたものである。日本を立派な国家にするといった崇高な動機ではなく、愚民化、骨抜きにすることで二度と米に刃向うことがないようにするのが中心的狙いであったと言う。 
愚民化、骨抜きを有効的に推進するにはどうすればいいのか。中心性を無くし、利己主義的風潮を蔓延させることである。すなわち、天皇および天皇に通じる神道すなわち宗教性を崩壊させることである。
そのための手段として、3S政策と呼ばれるものがあった。元々はユダヤ人の「シオンの議定書」における異邦人を支配するための方策として記述されたものであるが、(ただし、「シオンの議定書」は偽作との疑いが強い)この3つのSを用いて日本人を導いて(洗脳して)いくとの占領軍の方針があったと言う。3つのSとは、Sex(性、愛)、Sports(スポーツ)、Screen(映画、テレビ、芸能)のことで、これらを奨励、熱中させることで、宗教性は失われ、また政治にも関心を持たなくなるとの狙いである。

 
今の日本はまさに、これらの3つのSに熱中している様相である。学生達の会話の中心は愛と性であり、ヒーローや尊敬する人物はスポーツマンや歌手、映画スターである。(けっして政治家や宗教指導者、哲学者ではない。)また、小さい子供に「将来、何になりたい?」と聞くと、「野球選手」「サッカー選手」との答えが定番である。 

 なお、シオンの議定書には3S政策を施した末期的症状を次のように記載している。「経済生活で優越を得るための激しい闘争と市場での絶えざる投機は、人情酷薄な社会を現出するだろう。そして高尚な政治や、宗教に嫌気がさし、金もうけに対する執念だけが、唯一の生き甲斐になる。彼らは金で得られる物質的快楽を求め、金を偶像視してしまうだろう。」  
まるで、今の日本を言い当てているかのようである。一刻も早く根本的に教育を見直さなければ、日本の未来は暗澹たるものであると懸念する。特に、宗教教育の導入は、大きな柱にすべきと痛切に思う。