東大阪親睦会

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自由と繁栄の弧

2009-05-13 11:23:39 | Weblog
 ロシアのプーチン首相が来日した。経済協力に加え、北方領土の解決に向けての突っ込んだ話し合いが持たれた様子。

 プーチンといえば、KGB出身で「泣く子も黙る」強面で、日本とは価値観を異にするイメージを抱く。
確かに「強いロシア」の再建を標榜し、米の一極支配はもちろん、欧米が主導する国際化政策にも反旗を翻す強い政治家である。
かつて、ロシアが民主化される中で、政財癒着により富と権力を築き上げていったユダヤ系新興財閥オリガルヒ(ロシアの約半分の富を有していたとも言われる)をその強権にて追い出したのは有名である。

 もし、ロシアがユダヤ国際資本ネットワークに組み入れられていたらどうなったであろうか。米は国際資本ネットワークとの繋がりが密であり、表面的にはロシアと対立を装っていても、米ロが連携して日本に強い圧力を掛けてきたであろう。
そうゆう意味では、彼は日本にとって必ずしも敵対する人物ではないと思う。加えて、プーチンはこよなく柔道を愛し、娘は日本史を専攻するほどの日本通の面がある。

 かつて、「価値観が異なる」中国、ロシアに対する包囲網として、「自由と繁栄の弧」構想を安倍政権時代に外務大臣であった麻生氏が企画・推進したが、ここにきて、ロシアをこちら側へ組み込もうと政府は様々画策しているのではと感じる。
というのは、経済危機で勢いを失った米を尻目に、中国が世界赤化の野望を具現化しようとする様子がいたるところで現れているからである。