晴彦日記

双極性障害1型と1型糖尿病(インスリン注射必要)と闘いながら、少しでも幸せになれるように頑張っています。

Orpin, Douglas著 Anaerobic Fungi

2010年04月08日 20時12分44秒 | バイオテクノロジー
1975年に嫌気性黴をルーメン液から初めて発見したOrpinさんと
海洋微生物学者Douglasさんとの共著です。

1994年に発売された本ですが、650個の引用文献があり
多くの人達が嫌気性黴を研究してきたことが分かりました。

100mLのボトルにNeocallimastix hurleyensisが
生育している写真はとても参考になりました。
培地に必要なS源と必要でないS源が分かりました。
嫌気性黴はDNAのGC含量がとても少ないことを知りました。

嫌気性黴の研究をする人は
この本を読んだ後、文献を読むのがいいと思います。

近年、嫌気性黴はセルラーゼ遺伝子源としての利用以外は
あまり研究されていないような気がします。

でも嫌気性黴のセルラーゼはClostridiumのような
嫌気性細菌と同じようにセルラーゼの比活性が高いです。
嫌気性黴の宿主としての利用が見直される日も来るでしょう。

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