「災害発生!その時 ITは何ができるのか?」(NHK『ITホワイトボックス』第19回 2011年8月21日放送)を見ました。東京大学大学院の西垣教授がゲストでした。今日のキーワードは「パーソンファインダー」「ディザスターリカバリー」「マッチングギフト」です。
パーソンファインダー(Person Finder,PF)は、東日本大震災の被災者の安否情報を掲載するサイトとして、震災発生から2時間後に立ち上げられました。PFはハイチ地震での活用が始まりで、ニュージーランド地震でも活用されたそうです。この安否情報の提供には、ユーザーがケータイのカメラで避難所に掲載された名簿を撮影し、送ってもらうという方法をとりました。この写真データを文字情報に起こすのに、当初100人の社員で行っていました。次第にユーザのボランティアもそれに関わるようになり、2週間で4800人のボランティアにより、14万人以上の情報がPFに登録されたそうです。またNHKなどマスメディアが持っている安否情報もPFと共有されるようになりました。PFIF(People Finder Interchange Format)というXMLによるタグ付けでデータの共有が可能になりました。その結果1ヶ月で60万件以上のデータが集まったそうです。
次は、ディザスターリカバリー(Disaster Recovery)。これは、「災害などによって、発生するシステム障害を素早く復旧するための仕組みや取り組みのこと」だそうです。今回の地震により、通信基地が被災して、ある避難所では3ヶ月間インターネットにつながらない状態になりました。衛星通信を設置し、この避難所でも通信ができるようになったことが紹介されました。
最後にマッチングギフト(Matching Gift)。マッチングギフトは、1960年代にアメリカで始まったそうです。「企業が従業員に対して寄付を募る場合の制度として導入されることが多い」そうで、「従業員の寄付に対して、企業は一定比率の額を企業側から拠出し、増額して寄付するといった形がとられる」そうです。今回の震災では、企業がユーザに対して募金を募りました。企業側もユーザの募金額と同じ額を拠出するわけですが、企業のイメージアップにつながるので、企業・ユーザ双方にメリットがあると指摘されました。
パーソンファインダー(Person Finder,PF)は、東日本大震災の被災者の安否情報を掲載するサイトとして、震災発生から2時間後に立ち上げられました。PFはハイチ地震での活用が始まりで、ニュージーランド地震でも活用されたそうです。この安否情報の提供には、ユーザーがケータイのカメラで避難所に掲載された名簿を撮影し、送ってもらうという方法をとりました。この写真データを文字情報に起こすのに、当初100人の社員で行っていました。次第にユーザのボランティアもそれに関わるようになり、2週間で4800人のボランティアにより、14万人以上の情報がPFに登録されたそうです。またNHKなどマスメディアが持っている安否情報もPFと共有されるようになりました。PFIF(People Finder Interchange Format)というXMLによるタグ付けでデータの共有が可能になりました。その結果1ヶ月で60万件以上のデータが集まったそうです。
次は、ディザスターリカバリー(Disaster Recovery)。これは、「災害などによって、発生するシステム障害を素早く復旧するための仕組みや取り組みのこと」だそうです。今回の地震により、通信基地が被災して、ある避難所では3ヶ月間インターネットにつながらない状態になりました。衛星通信を設置し、この避難所でも通信ができるようになったことが紹介されました。
最後にマッチングギフト(Matching Gift)。マッチングギフトは、1960年代にアメリカで始まったそうです。「企業が従業員に対して寄付を募る場合の制度として導入されることが多い」そうで、「従業員の寄付に対して、企業は一定比率の額を企業側から拠出し、増額して寄付するといった形がとられる」そうです。今回の震災では、企業がユーザに対して募金を募りました。企業側もユーザの募金額と同じ額を拠出するわけですが、企業のイメージアップにつながるので、企業・ユーザ双方にメリットがあると指摘されました。