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情報科授業研究

一般にはなじみの少ない高等学校普通教科「情報」の教育実践・教材研究について紹介します!

模型車を動かそう! 2010

2010-08-28 | 対外講座
今日は、毎年恒例の小学生を本校に招いて本校の授業を受けてもらう「体験授業」がおこなわれました。各教科の先生が小学生を対象に40分の授業を行います。私は今年も「オートマ君」を使った制御実習を2回おこないました。参加した児童は20名ずつの計40名。

オートマ君では、パソコンに接続した入出力ボードに車を接続して、車の左右のモータをパソコンで制御します。昨日、オートマ君の入出力ボードと車を20名分用意したのですが、正常に動くものを探すのが一苦労でした。本校には入出力ボードと車はたくさんあります。しかし、入出力ボードの出力が同じではなく、車を直進させているはずが、片方の車輪の回転が弱く曲がって進んでしまうものが多いのです。今日は申し込んでくれた40人の児童全員が来てくれたのですが、予備の入出力ボードを用意できなかったので、動かない車があったらどうしようかとひやひやしました。新しい入出力ボードを買わないと、来年からは厳しいかも...

授業の内容は昨年度と同様です。授業後に無記名でアンケートを実施しました。
  • けっこうむずかしかったけれど、まぁ理解できたかと思うので、よかった。
  • 時間が少なくて全部できなかったのでまたやりたい。
  • プログラムの製作はむずかしかったけど、とてもおもしろかった。
  • 自由に車の向きを変えるプログラムを作るのが難しかったです。また機会があれば車をいろいろな方向に走らせてみたいです。
  • ふだんできないコンピューターのプログラムができたのでたのしかったです。
  • ちょっとむずかしいけどせつめいでりかいできた。
  • しっかり前してよかった。少しコンピュータに興味がでてきた。
  • 私は機械を扱うのが苦手だったけど今日の授業で楽しく機械を扱う事ができました。授業がとてもためになりました。
  • 最初に、出力が4つだけでこんな複雑な動きができるのか心配だったけど、組み合わせることで複雑な動きができることが分かってよかった。
  • ジグザグ運転がむずかしかった。
  • コンピュータは身の回りの様々なことに使われていることがわかりました。また自分でプログラムを組むという貴重な体験もでき、とても勉強になりました。
  • 今日の授業でとてもおもしろかったのは90度ターンをさせるプログラムです。ジグザグができなかったのでまたこの取り組みをしてみたいと思いました。
  • 90°ターンさせるのが、意外と難しかった。コンピューターで車を動かせて、自分の思う通りにはいきませんでしたが、楽しかったです。
  • 特におもしろかったのは、90度ターンさせる課題です。本当のふつうの車には出来ないので、とても楽しめておもしろかったです。
  • プログラムを作って、動かすところがとてもおもしろかったです。また、考えて作るところも、車が色々な動きをしたので、おどろいてしまうことが何度かありました。
  • はじめは少し理解がしにくかったのですが、先生の教え方がとても分かりやすく、最終的にはとても、おもしろいと思いました。
  • コンピューターで車を動かしたことがなかったので、おもしろかった。中学でもやってみたいと思った。
  • 自分の使ったプログラムで車が色々な所に移動していて楽しかったです。もっと情報・技術について勉強したいと思いました。
  • きょうみを持ってとりくむことができたので、また自分でこの実験をやってみたいと思いました。内容をきいてむずかしそうだったけれど、とても楽しくとりくめました。
  • コンピュータを使って物を動かすのは初めてだったのでおもしろかったです。
  • 最初はオートマ君がなかなか思った通りには動かなくて大変だったけど、最後には、どんな動きをするのかだいたい分かっておもしろかった。
  • 授業はとてもむずかしかったけど、車が動いたときは、とてもうれしかった。
  • 最初は思った通りに動かなくて困ったけど、動くようになってからはとても楽しくなりました。向きを変えるプログラム作りは思ったより、かんたんだった。
  • 自分たちがあたり前のように使っているものに、さまざまな工夫がされ、動いているのを知り、おどろきました。まるで、人間の脳のようなしくみがあるようでした。
  • 少し難しかったけど、インターネット(パソコン)になれている人は、とってもかんたんで、とても楽しかったとおもいました。私もとってもたのしかったと自分でおもいました。ありがとうございました。
  • コンピューターでこんなことができるなんておどろきでした。またやりたいです。
  • 小さいプログラムのミスで大きなミスにつながるんだなと思いました。
  • 最初はなかなかうまくいかなくて難しいと思った。でもだんだん楽しくなってきてとてもおもしろかった。
  • コンピューターに指示を出すのはむずかしいと思ったけれど、あまり経験したことないような実験ができて、おもしろかったです。
  • 説明がとてもわかりやすかった。
  • コンピューターと聞くとパソコンしか思いうかばなかったけれど、パソコン以外もコンピューターだと知っておどろいた。コンピューターはすごいと思った。
  • 自分でかんがえるのがおもしろかった。
  • 自分でパソコンを使ってものを動かすのは、はじめてだったのでとてもおもしろかったです。
  • むずかしかったけど、コンピューターで動かすのは、初めてだったので、おもしろかったです。また取り組みたいです。
  • コンピューターで物が動いたので少しふしぎに思った。
  • コンピュータはパソコンだけだと思っていたけど色々な所にコンピュータが使われていておどろいた。パソコンにはプログラムで色々な物が動かせるということがわかった。
  • コンピューターをつかってオート三輪を動かすのは、とてもおもしろかったです。最初は、うまく動かせなかったけど、先生たちのおかげでやることができました。ありがとうございました。
  • いつもインターネットを使っていたパソコンで、車を動かせて、とてもおどろきました。90度ターンはできたので、正方形を描くようにしたいです。
  • コンピュータで操作するのは、少し難しかったけど、コンピュータのことは、少し理解できて、ためになりました。
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模型車を動かそう!

2009-08-29 | 対外講座
今日は、小学生を対象にした体験授業の日でした。私の講座は『パソコンで模型車を動かそう』で、「オートマ君」を使った制御実習をおこないました。この講座は今年で3年目です。2回の授業に17名ずつ、計34名の小学生が参加してくれました。

授業時間は40分。まず、コンピュータが私たちの身の回りでたくさん使われていること、コンピュータはパソコンだけではないことを話しました。それらのコンピュータが機器を自動的に動かす目的で使われていることを説明し、今日はパソコンで模型車を動かしてみましょうと話しました。

まず基本的な使い方を説明した後、プリントに記載したプログラムを入力してもらって車がちゃんと動くかどうかチェックしてもらいました。ここが一番ドキドキするところ。昨日、全ての機械が正常に動くことを確認しておいたのですが、今日、ちゃんと動く保証はありません。でも、運良く全て正常に動作しました!

あとは、課題の説明をして、各自、取り組んでもらいます。車を前進させたり、ジグザグに走らせたり、回転させたり... それぞれの児童の様子を見ながら適宜アドバイスをしました。指示通りに車を動かせた児童が眼を輝かせているのを見るのは、うれしいですね。

今年から体験授業の1コマが40分になってしまったので、あっという間に終了。でも休み時間になってもまだ頑張って課題に取り組んでいる児童もいました。

児童に「授業がおもしろかったか」と「授業が難しかったか」について5段階で評価してもらいました(無記名)。おもしろさについては、5-29, 4-3, 3-1, 2-0, 1-0, 未記入1で、ほとんどの生徒がおもしろいと感じてくれたようです。これは教材の力ですね。また、難しさについては、5-5, 4-7, 3-13, 2-4, 1-4, 未記入1 で、ちょうどよい難易度だったのではないでしょうか。自由記述の感想では、先生の説明が分かりやすかったや、またやりたい、もっと時間が欲しいなど、嬉しい意見をたくさんいただきました。

一方で、自分の反省としては、1人1人への対応が十分ではなかったということが挙げられます。1人1人見て回るのですが、授業が終わる直前になって、実はよく理解していなかった児童がいたとこに気づき、その子のフォローをすることがありました。どの子が分かっていて、どの子を注意しなければいけないか、初めて会う子どもたちなので、なかなか把握しきれません。児童の感想を見る限りそれに関して触れられてはいませんでしたが、今後はもっと注意深く見ていかなければならないと思いました。
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体験授業

2007-09-01 | 対外講座
本日、小学生を対象にした体験授業、学校説明会が開催されました。体験授業は2時間。1時間ずつ異なる講座を受講しました。

情報・技術科では私が主担当になり技術科の先生にも協力していただき、2時間、それぞれ20人程度の小学生に対し、授業をおこないました。内容は「情報社会」の中でコンピュータが最も大きな役割を果たしている「計測と制御」について取り上げました。40分という短い時間でしたが「情報社会」でのコンピュータの役割と、コンピュータ・プログラミングの楽しさを伝えたいと考えました。

教材は「オートマ君」(技術教育研究会)での模型車の制御実習。マウスの操作でプログラムを作成できます。今は小学校の授業でパソコンを使っているので、マウスの操作は問題ないと考えました。20人分の教具を事前に用意するのは結構大変でした。

授業時間が40分しかないので、導入の話をダラダラしていたら実習の時間が少なくなってしまいました。参加してくれた小学生の様子を見ていると、多くの児童は楽しんで次々に課題に取り組んでいました。中にはこちらが用意していた課題をすべてクリアして、急遽もう一つ課題を与えた児童もいました。論理的思考が十分に養われているようです。

一方で全く手をつけられない児童もいました。こちらの説明の時間を十分に取れなかったため、仕方がないのですが、少しヒントを与えてもなかなか手が動かない様子でした。機械に触るのが怖いのかなぁとも思いました。

来年は技術科の先生が主担当でやってくれると思うので、ものづくりをできればいいなぁと思います。
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中高連携授業

2006-11-16 | 対外講座
実は、本校は隣接する渋谷区立広尾中学校との連携型中高一貫校なのです。その事業の一つとして今週の火曜から20日の月曜まで「中高連携ウィーク」です。この期間に各教科における連携授業や、中学生による高校部活動体験、合同の生徒会活動などがおこなわれています。

情報科の場合、中学校との連携といわれても中学校に該当する教科がなく、難しい面があります。あるとすれば、中学校「技術・家庭」の「技術分野」の一部分である「B情報とコンピュータ」となります。もう一つ困難な点として、中学校技術科の教員が毎年異動で代わってしまうこともあります。今回は初めての「中高連携ウィーク」ということで、中学校技術科にお願いして半ば強引に連携授業をさせてもらうことになりました。

中学校3年生の選択技術の受講者5名に本校へ来てもらって授業をおこないました。中高間の移動の時間を除くと30分の授業です。選択技術ではVisual Basicを利用したプログラミングをおこなっているそうです。授業時間が短いため、オートマ君(http://www.gijyutu.com/g-soft/automa/)を用いてオート三輪を動かす実習をおこない、コンピュータプログラムによる機器の自動化を体験してもらうことを目的としました。Visual Basicを普段勉強している生徒には簡単すぎてつまらないかなぁという心配をしましたが、興味をもって取り組んでくれたようでした。以下、生徒の感想です。
  • 自分の今までやったことのないことができてとても楽しかった。今までパソコンの物を働かしたことがなかったので、ビックリした。
  • コンピュータをプログラムして動かすことに変な感覚がした。普段身の回りにある電化製品もプログラムされて動いていると思うと、また別の見方になった。
私にとって初めての生徒たちで不安もありましたが、とても礼儀正しく、人数も5名と少なかったため授業を進めやすかったです。
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LEGO MINDSTORMS RCX

2006-08-31 | 対外講座
長い夏休みも今日で終わりです。本校でおこなわれていたIT研修会「C言語入門講座」も本日の午前中をもって終了しました。お疲れ様でした。

C言語プログラミングによって機器を制御するという内容で、LEGO MINDSTORMSを取り上げられました。他にもC言語プログラミングで制御できる機器を紹介され、興味深い内容でした。

LEGO MINDSTORMSの制御については、以下の通りです。
  • cygwin(Windows上でUNIX環境を構築する)
    • http://www.cygwin.com
  • Hitachi-H3クロスコンパイル
    • http://brickos.sourceforge.net/docs/INSTALL-cygwin.html
  • BrickOS(H8用OS)
    • http://sourceforge.net/projects/brickos
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C言語入門

2006-08-30 | 対外講座
本校でおこなわれているIT研修会後半のC言語入門講座が昨日から3日間の日程で始まりました。本校情報科のH先生が講師をされました。小学校から高等学校まで11名の先生方がご参加くださいました。

昨年と同様に、エディタはTeraPad、コンパイラはBorland C++ 5.5.1を利用しました。やはりプログラム言語としてC言語は、コンピュータの処理が直感的に分かりやすい思いました。メモリのアドレスを直接指定できるのがいいですね。関数への値渡しもコンピュータのデータの扱いを理解しやすいです。

会場側としては、CD-ROMドライブが使えないパソコンが4台も見つかってしまいました。普段の授業でCD-ROMドライブを使っていないので気づきませんでした。他にも同じような機械があると思われます。
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インターネット親子セーフティ講座

2006-08-28 | 対外講座
午後に「インターネット親子セーフティ講座」を実施しました。都民の親子6組13名が参加してくださいました。

講義は昨年と同じ内容で、都立府中西高等学校の佐藤先生の作られた教材をもとにおこないました。以下のような内容です。
  1. 偽情報、チェーンメール、架空請求の例を提示し、参加者のセキュリティの意識を調査
  2. ブラウザクラッシャや不法請求のWEBサイトのサンプルを体験
  3. チャット体験を通して「なりすまし」について解説
  4. メールソフトの設定
    (休憩)
  5. チェーンメール体験と広がり方
  6. 文字によるコミュニケーションと会話の違い
  7. 掲示板体験を通して、インターネットの匿名性について解説
  8. 著作権クイズ (著作権について気をつけて欲しいこと)
  9. フィッシング詐欺、コンピュータウイルス
チャットシステムを利用してなりすまし体験をしている間に、一時的にサーバーがダウンしたようで、CGIが利用できなくなってしまいました。受講者のみなさまには中途半端な内容になってしまって申し訳なく思いました。

チェーンメールの体験では、Outlook Expressを利用して実際にメールの送受信をおこなってみました。校内のみのメールサーバーはBJDを利用しました。メールソフトのアカウントの設定において、表示名とアカウント名を同じにしてしまったので、メールを送信するときに不具合が生じてしまいました。普段Outlook Expressを利用していないためにこの不具合に気づきませんでした。いい勉強になりました。

ケーブルテレビのカメラマンさんが取材にいらっしゃいました。前半だけ映像を記録されて、休憩時間に何組かの親子にインタビューをされてしました。明日の夕方、放送だそうです。

参加された方からいただいたの感想は以下の通りです。
  • 保護者
    • 実際にPCを与えると、どのような使い方をするか、我が子の行動を知ることができてよかったです。やはり、子どもにとっては便利なツールというより、おもちゃの感覚がつよいようですね。ある程度の精神年齢に達するまでは、きちんと監視する必要があると思いました。
    • 親子でできる講座に参加できて、とても有意義でした。チャットは実際には怖くてやったことがなかったのでおもしろかったです。
  • 小学生
    • とっても楽しかった。アンケートは、カチカチとどんどん押されて、本当は何か分からなかったから、これからは1人1回にすると本当のことが分かると思う。それでもダメだったら1人1回のシステムを作ったらいいと思う。チェーンメールはすごく怖いと思った。1回やると10回ぐらいで何万人と出ることが分かった。
今後、この講座で取り上げて欲しい内容については以下のような意見がありました。
  • 日進月歩のITがらみの犯罪について、注意点等と今回のように教えていただけるとたいへん有難いです。
  • お友達とのメールのやりとりのマナー、トラブル対処法
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IT研修会

2006-08-23 | 対外講座
今日は、本校で「IT活用研修」がおこなわれました。本校情報科のH先生が講師をされました。この「IT活用研修」は、IT教育普及支援校の事業で、東京都にある学校に勤務する教職員を対象に各学校で夏季休業中におこうものです。本校では今日から3日間がVBプログラミング入門講座、来週の火曜日から3日間はC言語プログラミング入門講座がおこなわれます。

高等学校に勤務するようになってからは、プログラミングとしては、ExcelやAccessのVBAを使うことがほとんどです。必修科目の「情報B」では、簡易プログラム言語を利用しています。情報科の選択科目では過去に、VB6とExcel VBAを扱ったことがある程度です。

Visual Basic 2005 Express Edition を初めて使った印象は「重い」ことです。本校のパソコン室の古いFMVでは、かなり動きにストレスがありました。自宅のパソコンでも厳しいだろうと思います。しかし、フリーで開発環境を提供していただけるのはありがたいことです。構文については、プロシージャ名とイベント名が別になったのがなるほどと思いました。また、VB6コントロール配列はすっきりしていて使いやすかったのですが、それがなくなったので、たくさんのコントロールを一つのプロシージャで扱うときはどのようになるのだろうかと、疑問に感じました。

IT研修会には、小学校から高等学校まで21名の先生方がご参加くださいました。私自身VB2005を使ったのが初めてだったこともあり、先生方からの質問に答えられない場面もありました。恥ずかしい...

情報科準備室のパソコンにインストールしていろいろ実験してみたいと思います。
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インターネット親子セーフティ講座実施

2005-08-29 | 対外講座
本日、「インターネット親子セーフティ講座」を実施しました。都民の親子4組が参加してくださいました。

講義は都立府中西高等学校の佐藤先生の作られた教材をもとにおこないました。以下のような内容です。

  1. 偽情報、チェーンメール、架空請求の例を提示し、参加者のセキュリティの意識を調査
  2. ブラウザクラッシャや不法請求のWEBサイトのサンプルを体験
  3. チャット体験を通して「なりすまし」について解説
  4. チェーンメールの広がり方、ジャンクメールの例
  5. 文字によるコミュニケーションの注意すること
  6. 掲示板体験を通して、インターネットの匿名性について解説
  7. 著作権クイズ (著作権について気をつけて欲しいこと)
1は、さすがにこのような講座に参加しようと思うくらい意欲のある親子ですから、セキュリティに対する意識は十分ありました。3は初めてチャットを利用する子どもばかりで、楽しんで取り組んでいました。「なりすまし」についてもよく理解していただけたと思います。

一通り終わった後は、町田高校の小原先生が作られた電子メールの教材で、コンピュータウイルスのサンプルと個人情報を聞き出すメールをみなさんに体験していただきました。電子メールの添付ファイルについては、「安全だよ」と言う前に実行してしまった親子がいて、大丈夫かなぁと心配になってしまいました。それだけこちらの用意した教材を信じてくださっているのでしょうか? 最後に国民のための情報セキュリティサイトを紹介し、「個人情報」ってどんなものかを話しました。予定の2時間を少しオーバーです...

小学校の生徒さんたちと一緒に授業をするのは今回が初めての経験でした。子どもたちがどのような言葉や漢字を学校で習っているのかが分からないので、言葉遣いには注意しました。今回は小学校1年生の参加者が1名いましたが、その子はパソコンを使うのが初めてだったため、パソコンを使って体験する教材は難しかったようです。やはり、小学校低学年と高学年でパソコンを使った授業を同時におこなうのは困難ですね。高学年の子どもたちは初めてチャットや掲示板を利用できたので、楽しんで取り組んでいたようです。お母さん方が一生懸命メモをとってたのが印象的です。保護者の方に書いてもらった感想の中に、講義内容のまとめや参考になるWEBサイトの一覧をプリントとして配布してほしいというものがありました。子どもが中学校に進学するにあたって、パソコンを安全に使わせたいという親としての気持ちがうかがえました。以下、参加された方からいただいたの感想(抜粋)です。

「今回、実際にどういう危険なワナサイトがあるか体験できたことは貴重だったと感謝しています。言葉だけの説明ではわかりにくいことも実際に体験することで、子どもの心に残ったことと思います。」

「パソコンのチャットのことなどは、全然知らなかったけど、自分でパソコンをやりながら、話を聞いて分かりやすかったです。これからは、悪いことがありそうな掲示板を書いたりはしないようにしたいと思いました。」
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準備

2005-08-25 | 対外講座
来週の月曜日に本校で、「インターネット親子セーフティ教室」が実施され、私が講師をすることになっています。今朝になって副校長から「テレビ局の資料映像を撮影するためにカメラマンが来ます」と言われました! まだ何にも準備ができてないのに...

今日は、本校で「IT活用研修」がおこなわれました。本校のもう一人の情報科の教員であるH先生が講師をされました。この「IT活用研修」は、IT教育普及支援校の事業で、東京都にある学校に勤務する教職員を対象に各学校で夏季休業中におこなわれるものです。台風が接近しているため、大雨という最悪のコンディションの中、小中高の先生方17名が集まられました。先生方の向上心には頭が下がります。

講義内容は「Visual Basic入門」でした。私はアシスタントとして、一番後ろの席にいたのですが、特にマシントラブルもなく順調に進みました。先生方は、難しい課題にも関わらず、意欲的に取り組んでいらっしゃいました。

「IT活用研修」が終わったあとは、主に「インターネット親子セーフティ教室」の準備に取りかかりました。都立府中西高等学校の佐藤先生が作られた指導案をもとに、教材研究。本校のマシン環境で正常に動くかテストをしました。都立町田高校の小原先生の実践で、メールを実際に送るのは、本校の環境では困難なので、最初から各端末にメールを仕込むことにしました。shutdownコマンドが走らず、困りました。明日は出張なので、残りの作業は土日に自宅でするしかありません...
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