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情報科授業研究

一般にはなじみの少ない高等学校普通教科「情報」の教育実践・教材研究について紹介します!

日本機械学会-技術と社会部門講演会

2023-12-16 | 学会・研究会
今日は日本機械学会 2023年度技術と社会部門講演会に参加するため神奈川工科大学に行ってきました。



晴れて12月とは思えないくらい強い南風の吹く暖かい1日でした。本厚木駅からバスで向かおうとしたのですが、バスが定刻よりも15分以上遅れていて焦りました。

13時から元名古屋鉄道の柚原さんのご講演を拝聴しました。講演タイトルは『私鉄が生んだ 2 階運転室の前面展望車両』です。名鉄の前面展望車両は通勤にも使われていたというお話が驚きました。また、2階に運転室を置くことの技術的な困難さや運行時のデメリットも知ることができました。13時半からは小田急電鉄の岩崎さんのご講演『ロマンスカーの開発について』を拝聴しました。

講演会後に今日最後のセッションで発表しました。日本機械学会は初参加だったのでどうなるか不安でしたが、参加者が少なかったので緊張せずに発表できました。
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公開研究会

2023-11-18 | 学会・研究会
今日は東京大学教育学部附属中等教育学校の公開研究会です。

今年は久しぶりに教科の授業と教科別の分科会が行われました。
私は5年生(高校2年生)「情報Ⅰ」の授業を行いました。

授業のテーマは「通信における決まり」です。
自作の教具を使って数字を伝える方法を話あって考えるという内容です。

情報・技術科分科会では東京大学の萩谷先生と吉田先生にコメンテーターとして参加していただき、中学や高校の先生7名の方と一緒に情報交換をしました。

色々な視点からご指摘をいただき、大変勉強になりました。
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ジョーシン2021秋

2021-10-09 | 学会・研究会
今日はオンラインで開催されている情報処理学会 高校教科「情報」シンポジウム2021秋(ジョーシン2021秋)に参加しています。
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和光中学校・高等学校教育研究集会

2019-11-24 | 学会・研究会
今日は、雨が降る中、第48回和光中学校・高等学校教育研究集会に参加しました。

中山先生による中学1年1組の技術の授業を参観しました。授業のテーマは「情報に関する技術~目的のプログラムを組む~」です。生徒はmicro:bitを使って方位磁石を作っていました。この授業の目標は、「かつ」「または」を理解するという、中学1年生にしてはやや難しめの内容でした。なかなかうまくいかない生徒もいましたが、答えを見ながら何とか組めていました。

昨年の中山先生の授業を見てから、私も授業でコンパスのプログラムを作る課題を与えています。micro:bitのコンパスセンサの精度があまり良くないので、プログラムがちゃんとできていても、micro:bitに送るとうまく表示されないということがあります。しかし、今回の中山先生の授業ではあまり問題はなさそうでした。

公開授業後の授業検討会には、12名が参加しました。今年は4人グループで自己紹介をしたあと、小中高の「情報教育」について意見交換をしました。時間が50分しかなかったので、十分な議論ができたわけではありませんが、勉強になることも多くありました。
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神戸大学附属中等教育学校授業研究会

2019-02-09 | 学会・研究会
今日は神戸大学附属中等教育学校の授業研究会に参加しました。関東は雪が降ったようですが、神戸は曇っていたものの、午後には晴れてきました。

前日に尼崎に泊まったので、今朝は寺町を散歩してきました。

阪神線で尼崎から御影へ。阪神・御影駅から神戸大附属まで歩きました。急な上り坂で、寒い日だったにも関わらず、いつの間にか汗びっしょりになっていました。

まずは全体会。神戸大附属の研究について概要を説明していただきました。

その後は公開授業でした。

1時間目は中時先生の3年生「道徳」の授業を参観しました。
「六千人の命のビザ」を読んで、杉原千畝さんのどこがすてきだと思ったかを生徒一人一人に聞いていくという内容でした。1時間をずっと同じ問で、先生が生徒一人一人に問いかけるという授業でした。生徒はとても良く他の生徒の発見に耳を傾けていて、考えている様子でした。同じ問を50分間通して全員にしていくことで、読みが深まるのかなと思いました。

2時間目は米田先生の5年生(高校2年生)「情報の科学」の授業でした。生徒が4人グループになり、10年後にあったら良いという製品をmicro:bitで製作してきました。今日の授業は10時間目で、グループで発表するという内容でした。このところプログラミング教育という言葉をよく聞くようになりましたが、米田先生はものづくりを大切にされているのがとても良いと思いました。やはり制御あってのプログラミングだと思います。

午後は情報科の分科会に参加しました。指導助言者は青山学院大学の伊藤先生と吉田先生でした。参加者は7名で、私以外はみなさん関西の高校の情報科の先生で、完全アウェイでした。人数が少なかったので、十分に議論ができて良かったです。勉強になりました。

最後は再び全体会で、京都大学の石井先生のご講演を聴講しました。スライド資料を事前に配付してくださっていて、実際、プロジェクタでスライドがスクリーンに映し出されているにも関わらず、ほとんどスライドを使わずお話されました。すごい!

まず、石井先生は、公開研究会は「生徒たちの姿・目指す生徒たちの姿を共有」し、「ビジョンの対話的な共有」をするものだとお話されました。その上で教師の力量は「見えるかどうか」だと指摘されました。

さらに授業で大事なのは「教養と自治」だと話されました。そして次期学習指導要領についてわかりやすく解説してくださいました。そういう見方があるのかと勉強になりました。

今日はとても勉強になった一日でした。

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学校図書館教育研究会第35回研究会

2018-08-27 | 学会・研究会
今日は午後から学校図書館教育研究会第35回研究会に参加するため、工学院大学附属中学・高等学校に行きました。この研究会には初参加です。テーマは「学校図書館における新しいアプローチ」でした。司書教諭である有山先生が、ご自身の教員実践を報告されました。

工学院附属では、全ての授業においてPIL(Peer Instruction Lecture)とPBL(Project-Based Learning)を実施しているそうです。また、ICTを積極的に活用していて、Office365、教育系SNS、edmodo、ロイロノート、DropBoxなどを活用されています。

工学院附属は中学校はiPadを貸与、高校はBYOD(Bring your own device)だそうです。校内には無線LANが整備されていて、大学の職員が管理・運用しているそうです。

図書館内にはファプスペースがあり、3Dプリンタが3台設置されています。レゴもありました。誰でも自由に使えるそうです。貸し出し用のiPadやノートPCも50台以上あるそうです。



有山先生が取り組んでいる「デザイン思考」の授業について説明していただきました。この授業は中学1~3年週1時間と高校の1クラス1時間実施されているそうです。授業は図書館でおこないます。

そのテーマの1つに「誰かのためにものを作ろう」というのがあります。ターゲットを決めて、その人が必要なものを作るというものです。実際に3Dプリンタでプロトタイプを作らせるそうです。

有山先生は、「学校図書館は『失敗しても良い場所』」「インプットからアウトプットまで、あらゆる情報で子どもたちの学びを支援していくことが必要」だと話されました。それを支える一つがファプスペースだそうです。

今年の5月からは電子図書館を導入されたそうで、体験させていただきました。

また、図書館を使った入試もされているそうです。

「学校図書館における新しいアプローチ」というにふさわしい取り組みでした。大変勉強になりました。

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技術教育研究会・公開シンポジウム「新学習指導要領を問う」

2017-05-27 | 学会・研究会
今日は、新宿の工学院大学でおこなわれた技術教育研究会公開シンポジウムに参加しました。テーマは「新学習指導要領を問う」でした。今年の3月に出された幼・小・中の新学習指導要領(高校は今年度末)について、改訂までの動向と、新学習指導要領の特徴や問題点について、4人の先生のお話を聞きました。そのあと、参加者も交えてディスカッションをしました。


今回の学習指導要領改訂の特徴は、学校における教育の内容が「学力」ベースから「資質・能力」の三要素「知識・技能」「思考力・判断力・表現力等」「学びに向かう力・人間性等」に置き換えられたことです。このことはとても大きな変更です。

学習指導要領改訂までの流れと、学習指導要領の内容と問題点について、とても良くわかりました。講演の中の「最後に残るのは『論理的思考力を養う』」だというお話がとても印象に残りました。まさに情報科における問題解決学習で陥りがちな罠だと思います。


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第45回 和光教研に参加しました

2016-11-20 | 学会・研究会
今日は和光中学校・高等学校の教育研究集会(和光教研)に参加しました。和光教研に参加するのは昨年に続き3度目です。今日は良い天気で暖かく、お出かけ日和でした。

今年は情報科と技術科の公開授業はありませんでしたが、午後の分科会でホームルームづくりの話が気になったので、参加することにしました。

午前の公開授業は、各クラスを10分くらいずつ回りました。

まず、中学1年2組の社会(地理分野)の授業を見せて頂きました。イルカ追い込み漁について考える授業でした。とても落ち着いた雰囲気の授業でした。

次に、中学1年3組の英語の授業を見せて頂きました。こちらは半学級での授業で、6人グループで話し合いをしていました。先ほどの授業とは違って、グループでの話し合いでしたので、にぎやかな感じでした。少人数授業の部屋はホワイトボードが広く、使いやすそうでした。

次に、中学1年4組の国語の授業を見せて頂きました。今日は5・6人の班ごとにビブリオバトルをしていました。班の1人が3分スピーチするのですが、みんなまじめに聞いていました。

残り15分ほどで、高校の授業を見せて頂きました。高校1年4組の理科(生物基礎)、高校3年数学演習A、高校3年昔話と絵本の授業でした。中学生1年生の授業を見た後だったので、高校生は大きい!と思いました。ちょっと見た目や格好は中学生に比べて派手な感じでしたが、まじめに課題や話し合いに取り組んでいました。

午後は第2分科会「生徒が本音で喋りたくなるホームルームづくり」に参加しました。参加されていたのは、和光中高の先生方と保護者、和光幼・小の先生、大学の先生と学生、一般の方、40人強でした。

最初に報告者から、「集中ホームルーム」について、それにいたるまでの取り組みと、当日の話し合い、生徒の感想などについて説明がありました。先生が凄く丁寧に時間をかけて子どもたちと話をされていることが印象的でした。また、和光中学校にはさまざまな行事があり、それを通して子どもたちの成長を考えていることがわかりました。

次に全体で意見交換をしました。色々な立場の人たちが意見を述べ合いました。

とにかく刺激を受けた1日でした。
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関附連宇都宮大会に参加しました

2016-11-07 | 学会・研究会
今日は、関附連宇都宮大会のため、宇都宮大学教育学部附属中学校(宇大附属中)に行ってきました。関附連とは、全国国立大学附属学校連盟の関東地区の附属学校園の集まりです。現在の勤務校に赴任して10年目になりますが、関附連研究集会には初参加です。技術・家庭部会に参加しました。

まず校舎内に入って驚いたのは、教室や廊下、トイレがきれいだったことです。教室の後ろに小学校のように各自のロッカーがあるのも良かったです。教科書を大量に置きっぱなしにしている生徒はいなく、きれいに整頓されていました。

午前中は、宇大附属中2年生の技術の授業を参観しました。授業では、一枚板から本棚を作る際の、本棚の形状を班で発表して良い点、改善点を出しあっていました。活発に意見が出されていました。色々な意見があって興味深かったです。そもそも本棚ではなく、部品入れを構想した生徒もいて、びっくりしました。


授業後は技術・家庭部会で研究協議会がありました。技術の授業については、一枚板から作品を作る際に、材料の余りが出ることをどう考えるかについて、各地の先生方で意見交換しました。一枚板から作品を作る授業は私も中学生のときにやったことがありますが、意外と多くの学校でやっていることがわかりました。同じ大きさの板を生徒に配って、自由に設計させたら、材料が余るのは仕方がないと思いました。

昼のお弁当は、包み紙から、おやつのどら焼きまで、関附連仕様でした。お金かけています。


午後は技術・家庭分科会に参加しました。若い先生が多くいらっしゃいました。東京以外は公立の学校と人事交流があるようです。初めて関附連研究集会の技術・家庭分科会に参加していろいろな刺激を受けました。
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和光教研

2015-11-22 | 学会・研究会
今日は和光中学校・高等学校の教育研究集会(和光教研)に参加しました。和光教研に参加するのは7年ぶり2度目です。午前中ははじめの会のあと、公開授業と授業検討会、午後は分科会と全体会がおこなわれました。



公開授業では、高校3年選択科目「プログラミング演習」と中学1年「技術」の授業を参観させていただきました。

プログラミング演習の受講者は生徒は9名(男子6名、女子3名)でした。授業では、Arduino UnoにつないだLEDを制御するプログラムをScratchで作るという内容でした。それに紙で作った家をかぶせてクリスマスのオーナメントにしていました。Arduinoは学校のものらしく、持って帰れるのは紙で作った家だけでした。パソコンはMacBookでした。ブレッドボードにLEDや抵抗を配置していくわけですが、ブレッドボードの仕組み自体を理解していない生徒が半数くらいいて、配線するのに時間がかかっていました。

技術の授業は木工室で、テープカッターの製作でした。セロハンテープをはめるホイール部分の製作で、鋸を使って木材を正方形に切断し、ボール盤を使って穴をあけ、さらにそれを8角形になるように切断していました。廊下には授業で作った生徒の作品が展示されていました。

午後は第2分科会「『なぜ?』を大切にした和光中学のルールづくり」に参加しました。参加されていたのは、和光中高の教員の方と私と同じ他校の教員、大学生、一般の方、40人弱でした。

最初に報告者(生徒会担当教諭)から、和光中学校でのケータイ電話の取り扱いについて生徒会の取り組みについてお話しいただきました。たくさんの資料を用意していただき、詳細に説明をしていただきました。予定時間を超える1時間強の報告でした。興味深かったです。

次に、参加者が5つのグループに分かれ、グループごと意見交換、全体での意見交換を交互に2時間弱おこないました。私のグループは、和光中高の先生が2名、私立中高の先生1名、大学生2名と私の6名でした。それぞれの立場の意見を聞けて勉強になりました。生徒会担当教員は7年ほど変わらないそうで、だからこそ、これだけ生徒に寄り添った取り組みができるのかもしれないと思いました。
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