情報科授業研究

一般にはなじみの少ない高等学校普通教科「情報」の教育実践・教材研究について紹介します!

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和光中学校・高等学校教育研究集会

2019-11-24 | 学会・研究会
今日は、雨が降る中、第48回和光中学校・高等学校教育研究集会に参加しました。

中山先生による中学1年1組の技術の授業を参観しました。授業のテーマは「情報に関する技術~目的のプログラムを組む~」です。生徒はmicro:bitを使って方位磁石を作っていました。この授業の目標は、「かつ」「または」を理解するという、中学1年生にしてはやや難しめの内容でした。なかなかうまくいかない生徒もいましたが、答えを見ながら何とか組めていました。

昨年の中山先生の授業を見てから、私も授業でコンパスのプログラムを作る課題を与えています。micro:bitのコンパスセンサの精度があまり良くないので、プログラムがちゃんとできていても、micro:bitに送るとうまく表示されないということがあります。しかし、今回の中山先生の授業ではあまり問題はなさそうでした。

公開授業後の授業検討会には、12名が参加しました。今年は4人グループで自己紹介をしたあと、小中高の「情報教育」について意見交換をしました。時間が50分しかなかったので、十分な議論ができたわけではありませんが、勉強になることも多くありました。
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信州大学ジュニアドクター育成塾見学

2019-11-02 | 教材研究
今日は信州大学ジュニアドクター育成塾(以下、ジュニアドクター育成塾)を見学させていただくため、信州大学教育学部附属次世代型学び研究開発センター(以下、学びセンター)とFabLab Nagano(以下、FabLab)を訪問しました。秋晴れの気持ちの良い1日でした。イチョウが黄色く色づいていました。


信州大学教育学部附属次世代型学び研究開発センター


FabLab Nagano (旧附属学校の校舎を再利用)

ジュニアドクター育成塾は全15回の授業で構成されています。長野市内だけではなく、県内の広範囲の子どもたちが参加しています。今年度の塾生は44人ですが、応募はその倍ほどもあったそうです! ジュニアドクター育成塾では、工学部など他の学部の先生や、地域の企業の方の講座もあり、幅広く先端技術が学べるようになっています。前半は個人制作で、第6回目の10/5に長野図書館で発表会がおこなわれたそうです。学会のポスター発表のように、25分ずつ、4グループにわけて発表をおこなったそうです。

今日はちょうど折り返しとなる第8回目の授業でした。前回の10/26からグループ製作が始まったそうです。中学生と小学5・6年生の4人がグループになり、11グループでそれぞれの制作に取り組みます。通っている学校も学年も違う子どもたちが、協力して一つ課題に取り組むのが特徴です。都合が悪く来られなかった子どももいて、この日の参加者は40名(1名は午後から参加)、うち女子は7人でした。

今日の流れは以下の通りでした。
10:00~10:15 全体の確認
10:15~12:00 チームでの開発
12:00~13:00 昼食
13:00~15:00 チームでの開発
15:00~15:15 個人作品発表(10/5の発表会の欠席者)
15:15~15:30 諸連絡

まず、学びセンターに集合して、村松先生から前回から始まったグループ活動の成果発表会(12/8)と今日の流れについて説明がありました。スライドの作り方を説明されたのですが、内容が大学生の発表のレベルと変わらず、驚きました。スライドのデータはGoogle Classroomのドライブに置いていて、グループのメンバーで同時に編集できるようにしているそうです。

説明のあと、3分間、今日の作業計画についてグループで話し合いました。それぞれのグループが学びセンターとFabLabに分かれて、いよいよグループ制作が始まりました。前回のグループ活動で必要な物品を申請していて、今日までに届いていた物品を受け取っていました。レトロな水道や大中小の水槽、重曹などなど、グループによって様々でした。

学びセンターでは、Scratchでプログラムを制作したり、スライドを作成したりしていました。自分で所有しているRaspberry Piを持ってきて、Pythonでプログラミングしている凄い中学生もいました! 重さを測れる台を作っていました。

FabLabでは、3Dプリンタやレーザー加工機を使って思い思いのものを作っていました。みんなTinkerCADを使いこなしていました。また、太陽電池にテスタをつないで、電力を測定したり、水槽に重曹と水を入れて何やら実験しているグループもありました。


子どもたちにひっぴりだこの信州大学 村松先生

どのグループも子どもたちが真剣な眼差しで取り組んでいたのが印象的でした。最終的にどんな作品ができるのかワクワクしました。12月の発表会も見に行きたくなりました!
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神戸大学附属中等教育学校授業研究会

2019-02-09 | 学会・研究会
今日は神戸大学附属中等教育学校の授業研究会に参加しました。関東は雪が降ったようですが、神戸は曇っていたものの、午後には晴れてきました。

前日に尼崎に泊まったので、今朝は寺町を散歩してきました。

阪神線で尼崎から御影へ。阪神・御影駅から神戸大附属まで歩きました。急な上り坂で、寒い日だったにも関わらず、いつの間にか汗びっしょりになっていました。

まずは全体会。神戸大附属の研究について概要を説明していただきました。

その後は公開授業でした。

1時間目は中時先生の3年生「道徳」の授業を参観しました。
「六千人の命のビザ」を読んで、杉原千畝さんのどこがすてきだと思ったかを生徒一人一人に聞いていくという内容でした。1時間をずっと同じ問で、先生が生徒一人一人に問いかけるという授業でした。生徒はとても良く他の生徒の発見に耳を傾けていて、考えている様子でした。同じ問を50分間通して全員にしていくことで、読みが深まるのかなと思いました。

2時間目は米田先生の5年生(高校2年生)「情報の科学」の授業でした。生徒が4人グループになり、10年後にあったら良いという製品をmicro:bitで製作してきました。今日の授業は10時間目で、グループで発表するという内容でした。このところプログラミング教育という言葉をよく聞くようになりましたが、米田先生はものづくりを大切にされているのがとても良いと思いました。やはり制御あってのプログラミングだと思います。

午後は情報科の分科会に参加しました。指導助言者は青山学院大学の伊藤先生と吉田先生でした。参加者は7名で、私以外はみなさん関西の高校の情報科の先生で、完全アウェイでした。人数が少なかったので、十分に議論ができて良かったです。勉強になりました。

最後は再び全体会で、京都大学の石井先生のご講演を聴講しました。スライド資料を事前に配付してくださっていて、実際、プロジェクタでスライドがスクリーンに映し出されているにも関わらず、ほとんどスライドを使わずお話されました。すごい!

まず、石井先生は、公開研究会は「生徒たちの姿・目指す生徒たちの姿を共有」し、「ビジョンの対話的な共有」をするものだとお話されました。その上で教師の力量は「見えるかどうか」だと指摘されました。

さらに授業で大事なのは「教養と自治」だと話されました。そして次期学習指導要領についてわかりやすく解説してくださいました。そういう見方があるのかと勉強になりました。

今日はとても勉強になった一日でした。

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学校図書館教育研究会第35回研究会

2018-08-27 | 学会・研究会
今日は午後から学校図書館教育研究会第35回研究会に参加するため、工学院大学附属中学・高等学校に行きました。この研究会には初参加です。テーマは「学校図書館における新しいアプローチ」でした。司書教諭である有山先生が、ご自身の教員実践を報告されました。

工学院附属では、全ての授業においてPIL(Peer Instruction Lecture)とPBL(Project-Based Learning)を実施しているそうです。また、ICTを積極的に活用していて、Office365、教育系SNS、edmodo、ロイロノート、DropBoxなどを活用されています。

工学院附属は中学校はiPadを貸与、高校はBYOD(Bring your own device)だそうです。校内には無線LANが整備されていて、大学の職員が管理・運用しているそうです。

図書館内にはファプスペースがあり、3Dプリンタが3台設置されています。レゴもありました。誰でも自由に使えるそうです。貸し出し用のiPadやノートPCも50台以上あるそうです。



有山先生が取り組んでいる「デザイン思考」の授業について説明していただきました。この授業は中学1~3年週1時間と高校の1クラス1時間実施されているそうです。授業は図書館でおこないます。

そのテーマの1つに「誰かのためにものを作ろう」というのがあります。ターゲットを決めて、その人が必要なものを作るというものです。実際に3Dプリンタでプロトタイプを作らせるそうです。

有山先生は、「学校図書館は『失敗しても良い場所』」「インプットからアウトプットまで、あらゆる情報で子どもたちの学びを支援していくことが必要」だと話されました。それを支える一つがファプスペースだそうです。

今年の5月からは電子図書館を導入されたそうで、体験させていただきました。

また、図書館を使った入試もされているそうです。

「学校図書館における新しいアプローチ」というにふさわしい取り組みでした。大変勉強になりました。

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スプーン作り

2018-01-05 | 技術科
今日は、東京都中学校技術・家庭科研究会の「エネルギー変換」冬季研修会に参加させていただきました。

午前中はスプーン作りを学びました。

まず、アルミの板の先端をハンマーでたたいて延ばします。
裏面にスプーンの形を写して、線に沿ってスパイラルソーで切り出します。
棒ヤスリと布ヤスリで形を整えます。
万力でスプーンの先を丸くします。
後はひたすらやすってきれいにします。

600番までヤスリをかけたところで時間切れでした。

久しぶりに集中して作業して楽しかったです。
ぜひ自分の授業にも取り入れていきたいと思います。



最後にパズルを作りました。
できるだけ難しいパズルを作りたかったのですが、
家に帰って子どもにやらせたら、
あっという間に解かれてしまいました。



たくさん勉強して、今日も充実した1日でした。
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東京木工場を見学しました

2017-12-12 | 課題別学習
今日の午後は課題別学習「生産技術入門」の受講生18人を引率して、木場にある清水建設東京木工場を見学させていただきました。

私は4年連続で見学させていただいていますが、今日は人が出払っていて工場内が静かな印象でした。工場の機械で稼働していたのはNC加工機のみでした。

さすがに木の工場だけあって、木の見本がたくさんあります。欲しいです。
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技術教育研究会・公開シンポジウム「新学習指導要領を問う」

2017-05-27 | 学会・研究会
今日は、新宿の工学院大学でおこなわれた技術教育研究会公開シンポジウムに参加しました。テーマは「新学習指導要領を問う」でした。今年の3月に出された幼・小・中の新学習指導要領(高校は今年度末)について、改訂までの動向と、新学習指導要領の特徴や問題点について、4人の先生のお話を聞きました。そのあと、参加者も交えてディスカッションをしました。


今回の学習指導要領改訂の特徴は、学校における教育の内容が「学力」ベースから「資質・能力」の三要素「知識・技能」「思考力・判断力・表現力等」「学びに向かう力・人間性等」に置き換えられたことです。このことはとても大きな変更です。

学習指導要領改訂までの流れと、学習指導要領の内容と問題点について、とても良くわかりました。講演の中の「最後に残るのは『論理的思考力を養う』」だというお話がとても印象に残りました。まさに情報科における問題解決学習で陥りがちな罠だと思います。


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明治維新以来の教育改革?

2017-05-17 | 聴講
今日は東京ビッグサイトで開催中の教育ITソリューションEXPO(EDIX)に行ってきました。



まず会議棟7階に上って、東原先生の講演を聞きました。東原先生は政府が「明治維新以来の教育改革」を実行しているとされました。その理由として「① 3つの改革が連動して進行 ② ICTの活用が重視される ③ プログラミングを導入」の3点を挙げられました。

①については、学習指導要領の改訂、教員養成・研修の見直し、高大接続改革(大学入試改革)の3つが同時進行でおこなわれているのが大きな特徴であるとされました。ちょうど、昨日、大学入試改革については方針が出されたばかりなので、ホットな話題でした。

②については、情報活用能力が言語能力と並んですべての学習の基盤となる資質・能力であるとされました。

③については「プログラミング(的)思考」を新しい時代を切り拓く能力だとされました。

講演のあとは、西展示棟に移動して企業ブースを見学しました。主に教務支援システムの動向を探ってきました。



15時からは再び会議棟7階に戻り、中村先生の講演を聞きました。中村先生は日本はGDPに占める教育費がOECD加盟国の中で最も低いことを示し、日本は公教育にお金をかけていないことを指摘されました。ICT教育が最も進んでいるのがシンガポールで、日本は遅れている、ウルグアイでは2009年までにすべての小学生に100ドルパソコンを配付した(ウルグアイの全小学生に配布完了)ということです。一方で、世界中のブログで使われている言語は日本語が37%で英語の36%を抜いて世界1位であり、平均的な情報発信量では日本は世界平均の5倍でダントツの世界1位だそうです。これから日本でも教育にICTが活用されるようになると話していました。

講演後は再び西展示棟に移動し、今度は学びNEXTのブースを回りました。

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第45回 和光教研に参加しました

2016-11-20 | 学会・研究会
今日は和光中学校・高等学校の教育研究集会(和光教研)に参加しました。和光教研に参加するのは昨年に続き3度目です。今日は良い天気で暖かく、お出かけ日和でした。

今年は情報科と技術科の公開授業はありませんでしたが、午後の分科会でホームルームづくりの話が気になったので、参加することにしました。

午前の公開授業は、各クラスを10分くらいずつ回りました。

まず、中学1年2組の社会(地理分野)の授業を見せて頂きました。イルカ追い込み漁について考える授業でした。とても落ち着いた雰囲気の授業でした。

次に、中学1年3組の英語の授業を見せて頂きました。こちらは半学級での授業で、6人グループで話し合いをしていました。先ほどの授業とは違って、グループでの話し合いでしたので、にぎやかな感じでした。少人数授業の部屋はホワイトボードが広く、使いやすそうでした。

次に、中学1年4組の国語の授業を見せて頂きました。今日は5・6人の班ごとにビブリオバトルをしていました。班の1人が3分スピーチするのですが、みんなまじめに聞いていました。

残り15分ほどで、高校の授業を見せて頂きました。高校1年4組の理科(生物基礎)、高校3年数学演習A、高校3年昔話と絵本の授業でした。中学生1年生の授業を見た後だったので、高校生は大きい!と思いました。ちょっと見た目や格好は中学生に比べて派手な感じでしたが、まじめに課題や話し合いに取り組んでいました。

午後は第2分科会「生徒が本音で喋りたくなるホームルームづくり」に参加しました。参加されていたのは、和光中高の先生方と保護者、和光幼・小の先生、大学の先生と学生、一般の方、40人強でした。

最初に報告者から、「集中ホームルーム」について、それにいたるまでの取り組みと、当日の話し合い、生徒の感想などについて説明がありました。先生が凄く丁寧に時間をかけて子どもたちと話をされていることが印象的でした。また、和光中学校にはさまざまな行事があり、それを通して子どもたちの成長を考えていることがわかりました。

次に全体で意見交換をしました。色々な立場の人たちが意見を述べ合いました。

とにかく刺激を受けた1日でした。
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関附連宇都宮大会に参加しました

2016-11-07 | 学会・研究会
今日は、関附連宇都宮大会のため、宇都宮大学教育学部附属中学校(宇大附属中)に行ってきました。関附連とは、全国国立大学附属学校連盟の関東地区の附属学校園の集まりです。現在の勤務校に赴任して10年目になりますが、関附連研究集会には初参加です。技術・家庭部会に参加しました。

まず校舎内に入って驚いたのは、教室や廊下、トイレがきれいだったことです。教室の後ろに小学校のように各自のロッカーがあるのも良かったです。教科書を大量に置きっぱなしにしている生徒はいなく、きれいに整頓されていました。

午前中は、宇大附属中2年生の技術の授業を参観しました。授業では、一枚板から本棚を作る際の、本棚の形状を班で発表して良い点、改善点を出しあっていました。活発に意見が出されていました。色々な意見があって興味深かったです。そもそも本棚ではなく、部品入れを構想した生徒もいて、びっくりしました。


授業後は技術・家庭部会で研究協議会がありました。技術の授業については、一枚板から作品を作る際に、材料の余りが出ることをどう考えるかについて、各地の先生方で意見交換しました。一枚板から作品を作る授業は私も中学生のときにやったことがありますが、意外と多くの学校でやっていることがわかりました。同じ大きさの板を生徒に配って、自由に設計させたら、材料が余るのは仕方がないと思いました。

昼のお弁当は、包み紙から、おやつのどら焼きまで、関附連仕様でした。お金かけています。


午後は技術・家庭分科会に参加しました。若い先生が多くいらっしゃいました。東京以外は公立の学校と人事交流があるようです。初めて関附連研究集会の技術・家庭分科会に参加していろいろな刺激を受けました。
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