goo blog サービス終了のお知らせ 

情報科授業研究

一般にはなじみの少ない高等学校普通教科「情報」の教育実践・教材研究について紹介します!

「学びの共同体」研究会

2007-07-05 | 学会・研究会
今日の午後に本年度2回目の「学びの共同体」研究会がおこなわれました。東京大学大学院教育学研究科の佐藤教授が指導者として参加されました。5時間目は2年生の国語、6時間目は5年生(高校2年)の理科総合Aでした。それ以外の生徒は午後、自宅学習。全教員が参加しての研究授業と授業検討会です。他の先生の授業を見ると学ぶことがたくさんあります。

自分が中学生だった頃の国語の授業は全く印象に残っていませんが、今日の国語の授業はとても楽しく学べました。子どもたちもよく課題に取り組んでいました。前にいた高校に比べれば少ないですが、何人かの生徒が電子辞書を使って調べていました。辞書で調べる子と電子辞書で調べる子では、進度にかなりの差が出てしまいます。電子辞書は便利ですが、子どもに持たせるのは慎重に検討した方がいいと思います。

5年生の授業では、みんなが集中して課題に取り組んでいました。私も同じクラスを担当していますが、普段の自分の授業で見る5年生の様子とは異なり、授業者によってこうも違うのかと思いました。内容は生物の分野で私の知らないことばかりでしたが、生徒が興味を持つように工夫されていたからかもしれません。佐藤先生も「いい授業を見せていただきました」とおっしゃっていました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

都高情研 研究大会

2007-03-26 | 学会・研究会
東京都高等学校情報教育研究会の研究大会に参加するため、神楽坂エミールに行きました。

午前中は基調講演として参議院議員の鈴木寛さんのお話を聞きました。教科「情報」が新設された経緯などを話されました。「情報」について鈴木議員はだいたい以下のように述べられたと思います。
  • 「情報」は全教科にかかわること
  • 教科「情報」では「情報編集力を身につける」ことが目的
  • 現在の「情報洪水」の中で「情報の信憑性」を判断できる力が必要
次に具体的な事例として、鈴木議員が3年間かかわった灘高校での教科「情報」の実践についてお話されました。話された内容はだいたい以下の通りです。
  • 「パソコン」の苦手なこと-ITの限界
  • ノイマンモデル
  • 記号論の導入
各学期の課題は以下の通りでした。
  1. ライフプロデュースをPowerPointで発表
  2. 電子会議室を用いたディベート・論理樹形図
  3. 歴史新聞
最後に鈴木議員がかかわってこられたコミュニティスクールについての話もありました。質疑応答では、次期学習指導要領の改訂の際に教科「情報」が選択教科になるかもしれないというショッキングな話題がでました。

午後は会員による実践発表とポスターセッションがおこなわれました。実践発表は6本であり、それぞれ参考になりました。発表内容は、実践事例3、機器1、サーバ運用1、コンピュータ・システム1でした。実践事例の発表は必修「情報」1、総合学習2です。教科「情報」の独自性を議論するために、もう少し教科の内容についての発表が増える必要があると思いました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

中高一貫教育研究会

2007-02-17 | 学会・研究会
第6回全国中高一貫教育研究大会に参加するため、東京大学教育学部附属中等教育学校に行ってきました。この研究会に参加したのは、勤務先の東京都立広尾高等学校が連携型中高一貫校であることもありますが、東京大学の佐藤教授のご講演を聴きたかったからです。

佐藤先生のご講演は「21世紀型学校カリキュラムの創造」というタイトルでした。大変勉強になりました。若年労働市場の崩壊にともない、基礎学力重視の教育では対応できなくなっているという点は特に注意しなければならないと思いました。「基礎学力」から「基本能力(Key competence)」への転換です。

他にも
  • カリキュラム改革「プロジェクト型」への転換
  • 教師=学びの専門家へ
  • 脅威の仕事=「聞く」「つなぐ」「戻す」
など、さまざまなお話があり、これからさらに勉強をしていかなければならないなぁと思いました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

情報量を体感

2006-10-24 | 学会・研究会
都立大泉高校でおこなわれた東京都高等学校情報教育研究会 情報科学部会に参加してきました。参加者は12名でした。詳しい内容は情報科学部会のサイトをご参照ください。

都立大泉高校情報科の田崎先生より授業実践の発表がありました。私は「情報量」の授業に興味を持ちました。クロード・シャノンの「情報理論」は、教科「情報」の授業の大事な部分ですが、それを数式と教具を使って分かりやすく説明されている様子でした。確率やエントロピーをモノを使って生徒に体験させるのは分かりやすく、複雑な画像と単純な画像では後者の方が圧縮率が高いという説明に納得するものでした。「情報理論」に真っ向から取り組んだ面白い実践でした。数式が難しく数学の苦手な生徒には「情報理論」は敷居が高いですが、そのような生徒でも数式の意味を教具により理解させようという工夫をされていました。一方、この授業では画像によって圧縮率が違うことは分かるのですが、データの圧縮の仕組みについてはこの授業のあとどのように展開されているのか興味を持ちました。

大泉高校は教科「情報」を2、3年次に分割履修させているため、週1時間しかないそうです。色々と大変なことがあるのを知りましたが、その中でも工夫して色々なことにチャレンジされていて感心しました。

後半は情報部会長である天良先生(都立駒場高校)から、授業に利用可能なソフトウェアと最近の教育の情報化に関する動向についての報告がありました。前者については、以下の2つのフリーソフトウェアを紹介されました。アナグリフ画像を見るためにセロハンでメガネを自作してしまうところはさすがでした。
  • Anaglyph Maker
    • http://www.stereoeye.jp/
  • Donuts!
    • http://hp.vector.co.jp/authors/VA019912/
教育の情報化に関する動向については以下のことについて話をしていただきました。
  • Innovative Teachers Day 2006
  • IT新改革戦略 重点計画-2006 (IT戦略本部)
    • 「普通教室における教育用PC整備の充実・PCを活用した教育の充実に向け、2010年度までに児童・生徒3.6人当たり1台を目標として、普通教室における教育用PCの整備を促進。」(文部科学省)
  • 海陽学園
  • NEXTプロジェクト
可視光通信の話で盛り上がっていました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

合同研究大会 (長文です)

2006-08-25 | 学会・研究会
関東地区情報教育研究会合同研究大会 第2回埼玉大会に参加してきました。会場は県立春日部高等学校です。

午前の部では中村祐治先生の基調講演がおこなわれました。午後には、4つの時間帯に5つの会場で研究発表がおこなわれました。各時間帯に私が参加した会場の発表を聞いて私の感じたことなどをまとめました。
  1. 教科情報、4年目を迎えて(情報Bの実践より)
    千葉県立幕張総合高等学校 川名康央
    • カリキュラム
      • 1年必履修「情報B」(TAに他教科の教員)
      • 2、3年選択科目として、専門教科「情報」の「情報実習」「情報と表現」「情報システムの開発」
    • 1年「情報B」の内容
      • リテラシ、ネットワーク、著作権、モラル、プレゼンテーション、ディジタル、アルゴリズム、モデル化とシミュレーション、データベース
  2. 情報B初年度実施報告
    武蔵工業大学付属中・高等学校 神藤健朗
    • カリキュラム
      • 1年必履修「情報A」
      • 3年選択「情報B」
    • 3年選択「情報B」の内容
      • 生徒の要望に応じて展開
      • VB6プログラミング、3DCG作成(POV-RAY)、機械制御演習(LOBOLAB)
  3. 教科「情報」における高大連携
    静岡県立藤枝北高等学校 鈴木孝志
    • 1年必履修科目「情報B」
      • リテラシ(ワープロ、表計算)、コンピュータのしくみ、モデル化とシミュレーションなど
    • 高大連携
      • 大学のインターンシップの学生を受け入れ
      • 学生は「情報B」のリテラシの授業においてTAをすることで1単位修得
      • 人材活用学習支援事業(静岡県)として校内で実施している資格取得講座の講師
  4. 「大学入試」を通してこれからの情報教育を考えよう
    神奈川県立高浜高等学校 間辺広樹
    • 各大学の18年度入試科目「情報」の内容を比較検討され、先生自身の実践について述べられた。
こういう機会でしか聞けない東京都以外先生の報告に積極的に参加しました。どの発表も興味深く聞かせていただきました。間辺先生のご発表では、後半の授業実践の時間が短くなってしまったので残念でした。もっと聞きたかったです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夏季集中講義「情報教育の研究」

2006-08-24 | 学会・研究会
仕事を終えた後、新宿にある大学において、「情報教育の研究」に参加してきました。4年前の夏休みに、自分もこの講義を受講していました。あの頃はハードでした... 私の他にもゲストとして、都立高校情報科のK先生、私立高校情報科非常勤のA先生、大学院生のKさんがいらっしゃっていました。

1時限目は受講生の方が考えられた教科「情報」の年間計画について、作成者自身がご発表されました。私も質問や意見を言わせていただいたのですが、細かいことまで聞いてしまって反省しています。

2時限目に、私、A先生、K先生の順でそれぞれ実践報告をさせていただきました。私立K高校の特殊な教育課程と、その中での教科「情報」の授業実践を知ることができました。また都立S高校でのプログラミング教育の内容を知ることができまた。K先生は民間でのご経験を生かされ、このような高度な技術教育をされているのだろうと思いました。今の私には無理なので、課題を再認識させられました。

受講生の中にも私立高校等で教員をされている方もおられ、教科「情報」についていろいろ質問されました。今年も熱心な受講生が多いように感じました。工学院大学の教職課程の教職員や学生さんたちは、いつでも熱意にあふれているように感じます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

コップ蓄音機 (長文です)

2006-07-03 | 学会・研究会
東京都高等学校情報教育研究会 情報科学部会に参加しました。本年度第1回目の研究協議会は、東京都立駒場高等学校でおこなわれました。都立駒場高等学校情報科の糸井和宏先生の発表された「音声のディジタル化の指導事例」はとても興味深いものでした。

本校では音のディジタル化の単元に2時間を割いているのですが、本年度やってみて時間が短く内容が不十分であると感じていました。駒場高校の実践では、音質とファイルサイズについてパソコンを使った実験をおこなっているそうです。生徒にとって分かりやすく工夫されていました。生徒の誤解しやすいところ(例えば声が大きいとビット数が多くなる)に注意し、実際に生徒にやらせることは重要だと思いました。またWindowsのサウンドレコーダーで録音した音声を指定した長さに削る方法を教えていただきました。

アナログ量としての音の波形を観察する実践は、本校でおこなっている以上に詳しくおこなわれているようでした。パソコンに音の電気信号を入力してフリーソフトウェアを利用して音の波形を見るのは同じなのですが、さらに振幅や周波数と音との関係も詳しく説明されているようです。標本化、量子化については以下のサイトを紹介されました。レコードの溝の画像として上越教育大学自然系理科コース 生命・地球グループ提供画像集のものを紹介していただきました。『The Most Amazing Pop-up Science Book』についているレコードの表面を顕微鏡で拡大し、接眼レンズに書画カメラを当ててモニタで見るのも、いい方法だと思いました。学研 大人の科学 新エジソン式コップ蓄音機は、音をコップに溝として録音できます。このコップを一部分を顕微鏡で生徒に見せる実践も紹介されました。この蓄音機は音の仕組みを理解させるのにいいですね。欲しくなりました。一方、CDの記録面の画像については以下のサイトを紹介されました。おもしろいですね。ぜひ自分で実験してみたいです。レコードやCDの記録面を観察する実践としては、椋本哲也先生の「USBマイクロスコープを利用した授業展開~アナログとディジタルの指導~」(『東京都高等学校情報教育研究会2004年度研究紀要』)があります。こちらも興味深い実践です。

最後に浦川明彦先生から、デジカメで撮影したモニタの画素の写真を紹介していただきました。こんな風に画素を記録できるとは思っていなかったので、感動しました。

今回も多くのことを学び、貴重な時間を過ごせました。教科「情報」は始まったばかりです。このような実践が全国的に認知され、多くの学校で実施されるようになるといいですね。研究会終了後にも他の先生方にいろいろなお話をお聞かせ願いたかったのですが、おとといの仕事の帰りが遅くなってしまい家族に迷惑をかけたため、今日は早く帰ることにしました。残念です。
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

技術教育研究会常任委員会

2005-10-14 | 学会・研究会
今日から中間考査が始まりました。本校の情報科では中間考査を実施しません。生徒は午前中で帰ってしまうので、午後は来週から1年生の授業でおこなう通信実験の準備するつもりでした。しかし、修学旅行の事務仕事など他にやらなければいけないことがあってできませんでした。

先週の金曜日の夜は、工学院大学でおこなわれた技術教育研究会の常任委員会に参加させていただきました。技術教育研究会では、毎月会報「技術と教育」を発行しています。よくある学会の会報などのように事務連絡だけのものとは違って、今日の教育問題、学校問題、授業実践記録、研究大会などについて、現場の教員、大学の研究者などさまざまな分野で活躍されている方々が書かれていてとても勉強になります。また年に1回、会誌も発行しています。このような取り組みはすばらしいと思います。昨年も書かせてもらったのですが、今年も会報に記事を書かせていただくことになりそうです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

合同研究大会

2005-08-26 | 学会・研究会
「関東地区情報教育研究会合同研究大会第1回東京大会」に参加しました。受付の名簿に自分の名前がなく、いきなり出鼻をくじかれました... ちゃんと事前に確認しておけばよかったと後悔しました。懇親会にも出るつもりだったのですが、申し込みができてなかったので、断念しました。

台風一過の蒸し暑さの中、東京都立工芸高等学校でおこなわれた研究大会には、220人を超える参加があり、会場は外にも負けない熱気に包まれていました。

最初に文部科学省の永井先生のご講演がありました。永井先生は以前、東京都の商業科の教員をされていたのですね。色々なお話をされましたが、以下の点について興味・関心を持ちました。

  1. 技術・家庭科の内容B「情報とコンピュータ」の「(5) コンピュータを利用したマルチメディアの活用」が選択であること
  2. 今年の各教育委員会の指導主事から出た問題点のトップが「生徒のスキル差」であること
  3. 次回の学習指導要領の改訂に向けた取り組み
1について永井先生は「この単元は高等学校では大きな柱である」とおっしゃられました。商業科の教員としての見方だと思いました。教科「情報」で、画像や音楽などをアプリケーションソフトウェアを使って編集したり作成したりすることがそれほど重要なのでしょうか? 重要ではないから、中学校の学習指導要領で選択領域にされているのだと思うのですが...

2については、生徒のパソコン利用スキルの差のことだと思いますが、これも教科「情報」では、パソコンの使い方を指導するわけではないので、特に問題にはならないと思いました。

ご講演のあとは、4つの時間帯に3つの会場で分科会がおこなわれました。各時間帯に私が参加した分科会の内容を私の視点で以下のようにまとめました。
  1. 「情報フルーツバスケット」
    慶應義塾湘南藤沢中・高等部 田邊先生
    • ケータイやi-Pod、ゲーム機を教育に利用する動きが活発になっている
    • 慶應義塾湘南藤沢中・高等部での13年間の情報教育実践各学年で「情報」の授業を実施
      • 中学1年~高校1年 : リテラシ
      • 高校2年 : データ解析(数学)
      • 高校3年(選択) : 表現活動(クレイアニメーション)
      6年間通して「情報モラル教育」にも力を入れている
    • インターネット安全運動
  2. 「他教科にも役立つICTツールのちょっと便利な使い方」
    東京都立府中西高等学校 佐藤先生
  3. 「情報Aの取り組み」
    埼玉県立所沢西高等学校 曾田先生
  4. 「インターネットを支えるプロトコルの重要性」
    東京都立九段高等学校 石田先生・東京都立竹早高等学校 椋本先生
    • RIP ブラックボックスではなくルーティングについて生徒実習を通して学ぶ
    • 暗号化
      • 秘密鍵暗号 : シーザー暗号
      • 公開鍵暗号 : Excelを用いた演習
      • ディジタル署名
1番おもしろかったのは、2の佐藤先生の発表でした。授業を運営する上で便利な機器について話され、とても参考になりました。CASIOのプロジェクタは自動的に台形補正ができるんですね! プロジェクタは買えないので、とりあえずワイヤレスマウスは買いかなと思いました。

1番興味を持ったのは、4の石田先生と椋本先生の実践です。インターネットをブラックボックスにしたまま、WEBやEメールを用いた実践が多く見られます。しかし、お二人は、インターネットのしくみを生徒に理解させるためにおもしろい演習をおこなっていました。2学期の授業計画に役立てたいと思います。

最後はパネルディスカッションで幕を閉じました。とても楽しんで参加できました。来年は埼玉でやるそうです!
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

e-Learningと情報教育

2005-07-24 | 学会・研究会
昨日参加した日本教育工学会の研究会のテーマは、「e-Learningと情報教育」でした。多くの報告は、高校の教科「情報」に関してのものでしたが、特に目新しいものはありませんでした。本日参加されていた大学の研究者の方々と高校で実際に授業をされている先生方の教科「情報」に対する考え方に少しギャップがあるように思いました。

特に模擬テストの結果から高校での教科「情報」の学習効果は十分ではないと結論付けられたことには疑問を感じました。報告者が大学の教授だったことを後で知ってさらに驚きました。その模擬テスト自体の検証は必要ないのでしょうか? 高校の教科「情報」の学習内容に、Excelのセルの絶対参照の方法がそれほど重要だとは思わないのですが... 少なくとも自分の授業では絶対参照について学習しません。ですので、この結果だけを見て「十分でない」と言われても困ってしまいます。高校の教科「情報」と大学の「情報教育」では教育目標が異なると思うのですが違いますか?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする