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情報科授業研究

一般にはなじみの少ない高等学校普通教科「情報」の教育実践・教材研究について紹介します!

東大での『一般情報教育』を体験しよう 3日目

2014-08-06 | 学会・研究会
昨日に引き続き、情報処理学会「会員の力を社会につなげる」研究グループのイベント「東大での『一般情報教育』を体験しよう 2014」3日目に参加しました。今日も東大駒場キャンパスの情報教育棟でおこなわれました。今日の講師は萩谷先生でした。

午前中のテーマは「情報学を定義する」。昨年のジョーシン2013秋での萩谷先生の講演で、日本学術会議の「情報学」の参照基準を策定することを聞きました。今回は、現在の状況についてお話しいただきました。今日の内容は萩谷先生が書かれた論文「情報学を定義する-情報学分野の参照基準」(情報処理 55(7), 734-743, 2014)をベースにしています。「情報学」は文系と理系に広がる学問として定義することを目指しているそうです。

午後のテーマは、「情報科学の広がり」で、チューリング機械から直接アクセス機械、自然計算の考え方、分子コンピューティングについて概要をお話いただきました。また実際の東大の授業でおこなっている内容のうち、今日は「計算の機構」について簡単に説明していただきました。そのあと、東大の授業でおこなっている「ICトレーナーを使った組合せ回路実習」について滑川先生から説明がありました。ICトレーナー(サンハヤト)はブレッドボード上に論理回路を実装できます。私は昨日初めて使ったのですが、簡単に半加算器や全加算器が作れて、とてもおもしろいです。自分用に欲しいところですが、1個2万円近くするとは...


ICトレーナーで全加算器の回路を組んだ様子

パソコン上で回路のシミュレーションをするソフト「SimCir」も使いやすそうでした。来年からこのソフトを授業で使えるか検討したいと思います。

最後に45分ほどの研究協議をおこない、司会を務めました。司会といっても萩谷先生がほとんど話してくださったので、私がすることはほとんどありませんでした。研究協議のときに辰己先生から東大の授業で、大学生に対して実施している履修等状況調査アンケートの結果について紹介がありました。
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東大での『一般情報教育』を体験しよう 2日目

2014-08-05 | 学会・研究会
情報処理学会「会員の力を社会につなげる」研究グループのイベント「東大での『一般情報教育』を体験しよう 2014」2日目に参加しました。東大駒場キャンパスの情報教育棟でおこなわれました。演習室のパソコンはMacでした。私は初めてMacをまじめに使ったので、操作のしかたで戸惑いました。

このイベントは東大の授業を体験するということで、今日は東大1年生のRubyの授業を受講しました。講師は久野先生です。最初の授業で今までプログラム制作をしたかどうかを聞くと、東大の理系の1年生でも1/3ほどの学生がプログラム制作をしたことがないほうに手を挙げるそうです。驚きました。高校で情報科の授業はなかったのでしょうか。

私は今回、初めてRubyを使いましたが、とてもわかりやすく使いやすいことがわかりました。授業の内容は、理系の学生対象ということでバリバリ数学の内容でした。数学が苦手な人には、プログラム以前に挫折しそうです。

最後の討論の場面では、私が話した先生の中には、学力的に厳しい学校の先生がいました。その学校の生徒では、キーボードで文字を入力するのが難しい生徒が少なくなく、プログラム言語を使うのは難しいようでした。一時期、ドリトルをやらせたこともあったようですが、半数以上が投げ出してしまう状況だったそうです。今は、簡易的にプログラムを作成できる自作のプログラムを使っているそうです。

プログラム制作を高校の情報科で体験しておくことは重要だと考えていましたが、現実としてなかなか難しい学校もあることがわかりました。
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技術教育研究会全国大会(大阪大会) 最終日

2014-08-04 | 学会・研究会
今日は技術教育研究会全国大会(大阪大会)最終日でした。

9時から問題別分科会。今年もE分科会「子ども・青年の発達と技術・職業教育」に参加しました。レポーターは世話人の直江先生、平館先生と、斉藤先生、林先生でした。時間が短く議論の時間が少なかったのが残念でした。

11時過ぎから閉会集会があり、3日間に及ぶ研究大会が終わりました。

東大阪からの帰りに東寺駅で降りて、小雨の降る中、東寺の五重塔を見学してきました。
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技術教育研究会全国大会(大阪大会) 2日目

2014-08-03 | 学会・研究会
今日は、技術教育研究会全国大会の2日目です。2日目は毎年恒例の内容別分科会。A「小学校・中学校の技術教育」B「高校・高専・高校後の技術・職業教育」です。今年は9時から11時までは、小・中・高一貫の技術教育をテーマに、A・B分科会が合同でおこないました。

その後、A・B分科会にわかれてレポートと議論をしました。私は久しぶりにA分科会に参加しました。今年は手労研の全国大会が同時期におこなわれているため、小学校の先生の参加が無く、参加者が少ないようでした。でも、いつも通り内容の濃い分科会でした。

最近、ものづくりばかりやっていますが、自分はあくまでも高校情報科の教員です。今回の先生方のレポートを聞いて、どのレポートもおもしろく、子どもたちに学ばせたいことばかりでした。でも、自分は情報科の教員なのだから技術科の先生たちと同じことをしていてはいけません。今回の発表された先生方の教材に対する考え方を自分の教科にどう生かしていくのかという視点で聞いていました。もっと頑張らなければならないと痛感しました。
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技術教育研究会全国大会(大阪大会) 初日

2014-08-02 | 学会・研究会
今日から東大阪の石切にあるホテルセイリュウで技術教育研究会第47回全国大会が始まりました。今日の大阪は想定外の雨でした。

13時から開会集会が始まりました。事務局長の基調報告のあと、記念講演がおこなわれました。講師は東大阪にあるアオキの会長である青木氏でタイトルは「モノづくりは人づくり」でした。大阪弁で聞き取りづらいところが多々ありましたが、東大阪の町工場の現状やものづくりにかける思い、人情味あふれる人柄がとてもよくわかりました。エネルギーをもらいました。

16時からは実技・理論講座で、今年は京都の荻野先生の講座「Arduinoを使ったよくわかるマイコン制御」に参加しました。まず、自分のパソコンがWindows 8.1 Updateだったため、Arduinoのドライバをインストールするのに手間取りました。無事インストヘルして、初めてArduinoでLEDやモータを制御しました。荻野先生が基板から作られたモータやエレベータの教材。とてもおもしろいです。大阪工業大学の情報科教育法の授業で学生に2時間かけてやらせているそうです。こういったアイディアやそれを巨財にしてしまう荻野先生はすごいです。

私は、時間が足りず、エレベータの制御プログラムは完成させられませんでした。食事のあとにお願いしてArduinoと荻野先生の自作教材をお借りして部屋で続きをやりました。
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技術教育研究会・小中高一貫WG

2014-03-29 | 学会・研究会
今日の午後は技術教育研究会・小中高一貫ワーキンググループ(WG)に参加するため、工学院大学へ行きました。このWGは昨年末から議論を開始し、これまで何度か会合を持ちました。しかし、私は都合がつかず、今回が初参加となりました。

WG世話人の長谷川先生からこれまでの経過と小中高一貫の理念について説明されました。他にもいくつかの報告があり、それぞれについて議論しました。

教育研究において「エビデンス論」ははやっているというのがわかりました。その他にも研究を進めていく上での視点がわかりました。全く議論に参加できませんでしたが、とても勉強になりました。
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東京都高等学校情報教育研究会研究大会

2014-03-29 | 学会・研究会
今日は午前中、東京都高等学校情報教育研究会2013年度研究大会に参加するため、日本電子専門学校7号館へ行きました。

午前中は、永井視学官の講演『次期学習指導要領を見据えて情報科教員に今から学んでおいて欲しいこと』を聴きました。

講演の冒頭、『経済財政運営と改革の基本方針~脱デフレ・経済再生~』(2013年6月14日)において、「世界トップレベルの学力の達成等に向け、英語教育、理数教育・ICT教育・道徳教育・特別支援教育の強化など社会を生き抜く力の養成を行う。」とされていることに触れられ、ICT教育が内閣の教育再生の基本方針になっていることを指摘されました。また、『日本再興戦略-JAPAN is BACK-』(2013年6月14日)において、「ITを活用した21世紀型スキルの修得」として「デジタル教材」「双方向型の教育」(アクディヴラーニング)、「グローバルな遠隔教育」を推進するとされ、「義務教育段階からのプログラミング教育等のIT教育を推進する」とされていることを指摘されました。

プログラム教育は私も高等学校段階で全員が経験しておくことが大切だと考えています。プログラムを書いたことがあることで、プログラムがどういうものか、プログラマの仕事やなぜバグが発生するのかなどが理解できるからです。しかし、プログラミングを指導できる情報科の教員は全国的には少数でしょう。ICT教育を推進できる教員をどう育成するのかが緊急の課題だと思います。
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高校教科「情報」シンポジウム

2013-10-26 | 学会・研究会
今日は、情報処理学会初等中等教育委員会「高校教科『情報』シンポジウム2013秋」に参加するため、早稲田大学へ行ってきました。

台風が接近していましたが、副都心線がつながったことで、ほとんど雨に濡れることがほとんどなく、会場に着けました。90席の会場で、参加申込者が89名という盛況でした。

午前は東京大学の萩谷先生と早稲田大学の辰己先生のご講演を聴きました。

大学教育の分野別質保障と参照基準として、2008年に文部科学省から日本学術会議へ審議依頼がありました。「情報学」については日本学術会議 情報学委員会 情報科学技術教育分科会が参照基準の策定をしているそうです。萩谷先生の講演では、今年の10月12日にこの分科会で作られた叩き台箇条書きメモに関して議論されたことについて話されました。

この分科会では、「情報学」に固有の知識体系を4つの分野にまとめられました。
  • 情報に関する普遍的な原理
  • 情報を扱う機械および機構を設計し実現するための技術
  • 情報を扱う人間と社会に関する理解
  • 社会において情報を扱うシステムを構築し運用するための技術・制度・組織
この4つの分野についてお話していただきました。

日本学術会議では大学での教育の質保証のため、自主的に参照基準を策定していることを知りました。これは将来的に学習指導要領のような位置づけになっていくのでしょうか。

「情報学」については、学際的な分野であるようです。高等学校の情報科では全てを扱うのは難しいです。国語科や公民科で扱うべき内容、メディア論やコミュニケーション論などは他教科において身に付けられると思われます。「情報」はとても広い概念なので、情報科では他教科でできることを切り分け、教育内容を絞り込んでいく必要がありますね。
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技術教育研究会全国大会 和歌山大会

2012-08-03 | 学会・研究会
8月1日から3日の日程で、技術教育研究会第45回全国大会 和歌山大会に参加しました。今回、私は実行委員長を任され、1年ほど前からこの大会に向けて準備をしてきました。なかなか会場が決まらないなど、準備が順調に進んだわけではありませんでしたが、さまざまな先生方の支えのおかげで無事に大会を終えることができました。参加してくださった先生方、院生、学生、また、応援してくださった方々に感謝します。

今回は運営側ということで、初日の記念講演や実技・理論講座に参加できず、残念でした。2日目は例年通り、A・B分科会がおこなわれました。B分科会の会場が座卓形式になっていたため、急遽、机とイスを運び込むなど、朝から大忙し。でも午前中はA分科会、午後はB分科会に参加。全国の先生方の報告を聞いて勉強しました。私も昨年に引き続き、B分科会で高等学校普通教科「情報」の実践報告をさせていただきました。色々な先生方からコメントをいただきありがたかったです。勉強になりました。

最終日の問題別分科会にも参加できませんでした。閉会集会ではB分科会の代表レポートとして私が報告させていただきました。いい経験になりました。

最後に先生方を宿からお見送りしたあと、和歌山大学の学生さんの車で島精機に向かいました。先生方と島精機を見学しました。これで大会は終了。タクシーを呼んでもらって和歌山駅に帰って私の仕事は終了。

実行委員としての仕事はあとは会計のまとめをするだけです。今回、実行委員長をやらせていただいて、うまくできなかったことが多々ありました。反省して今後に生かしていきたいと思います。
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技術教育研究会 公開研究会

2012-05-26 | 学会・研究会
今日は、技術教育研究会の第37回公開研究会が工学院大学でおこなわれました。テーマは「親子で作って遊ぼう!! 技術と科学の世界へようこそ」でした。技教研で近日中に出版する本の内容を深めるためにおこなわれました。

最初に帯広畜産大学の平舘先生から「作る遊びの大切さ」についての講演がありました。平舘さんは「遊びは『刺激-追及』という、人間が本来もっている内的要求によるもの・・・好奇心、探究心、脳や身体を目覚めさせ、微細な動きをわがものとする等、不可欠な活動」(M.J.エリス)ことを指摘されました。また、「作る遊び」の役割として、「もの(材料、道具、製品など)やそのものの価値を認識する力、ものを構想し、創造する力、人と人との協調性を育む」と述べられました。

後半は、斉藤先生、吉田先生、児島先生、木下先生が、小学生や中学生が作って遊べる教材をワークショップ形式で紹介してくださいました。学校でもホームルームの時間などを利用して生徒と作ってみたいと思います。

学校や家庭でのものづくりは近年、衰退傾向です。今回の公開研究会での講演や議論を通して、幼児期、学童期におけるものを作る遊びの重要さを再認識しました。
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