天国への手紙・・・⑯

今までの手紙はこちらです

*********************************

上手く表現できるかわからないけれど、まあくんの弟のたけしくんのコトを書きたいと思います。
この世に生を受けて、懸命に戦い、そして天使になっていったたけしくんのことを・・・・・。短い間でしたが、この世で生きていたたけしくんがいたという事実の証になる事を願って記します。

*********************************


もうすぐ、たけしくんの命日です。

この時期になると

落ち着きません。


相変わらず

この世に今、形として存在しない

たけしくんを

形のない存在として

どう受け止めたらいいのか

迷っています。


10年経った今でも

『抱きしめてあげたかった』という

気持ちは、強く心に染み付いています。

母親として

当然できるだろうと思っていたことさえ

何もしてあげられず

苦しみを支えることも出来ず、ごめんなさいね。


命日をどうやって過ごそうか・・・

って

毎年毎年思います。


もうすぐ命日。

今年も暑い季節に

心が苦しくなります。


いつか苦しくない夏が迎えられるようになるのだろうか?

忙しく毎日を過ごしているほうが

苦しくなくていいのかも・・・と

自分の気持ちから逃避している現実。。。


10年も経った。

10年しか経ってない。

どちらの表現が適切なんだろうか?


そんな事を思いながら

また月日が流れていくのだろう・・・・。