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「カーボンニュートラルCN・TCFDとトランジション・ファイナンス」シリーズ⑳

2023-03-13 15:49:12 | SDGs・CSR・環境経営

「カーボンニュートラルCN・TCFDとトランジション・ファイナンス」シリーズ⑳

7月に開催した環境経営士対象フォローアップセミナーのテーマは「カーボンニュートラル

CNに向けた日本の政策」副題として2050CN実現に向けた金融施策-TCFD-トランジション・

ファイナンスでした。講師は国の政策立案者の講演からです。

環境経営士Ⓡのホームページは「環境経営士」で検索をお願いします。

又はhttps://www.compact-eco.com/ で検索をお願いします。

 

 

TCFD賛同機関数の推移

⚫ 我が国のTCFD賛同機関数はTCFDコンソーシアム設立を境に世界最多となり、その後もTCFDサミット

 (グリーン投資ガイダンス公表)等、各種施策により着実に増加。

2022年6月 日本997社 アメリカ418社 イギリス456社

 

2050年ネットゼロの実現に必要な投資額

⚫ IEAによれば2050年ネットゼロ排出の実現に向けて、2050年までに2020年から世界全体(累計)で

 約140兆ドル(1.67京円)の投資が必要と試算。

⚫ 世界規模での地球温暖化対策に対して、どのように資金供給をしていくかが課題

 

サステナブルファイナンスを巡る動向

⚫ パリ協定実現に向けて、世界全体でCO2削減のための莫大な投資が必要。政府の直接支援だけでは

 不十分であり、サステイナブルファイナンスの役割は重要。ESG投資への関心の高まりを背景に2020年

 には投資総額が35.3兆ドルまで拡大。

⚫ ESGの中で、気候変動にかかるグリーンボンドの発行額も2,699億ドルまで拡大。ただし、グリーンボンドの

 発行は、エネルギーや建設分野等が主流となっており、CO2多排出の産業分野での発行はわずか。

⚫ 2050年カーボンニュートラル宣言の実現に向け、様々な分野で気候変動対策を行うためのファイナンスは

 重要な政策課題