妻はアルツハイマー型認知症だった 介護終了・・・介護者のゆくえ

妻は入居中の特養で平成28年6月4日最重度の段階で永眠しました
妻の遺言を一生忘れないで生きていくつもりです(秘密)

介護日記から(5)

2011-08-28 11:11:53 | 認知症介護

現在要介護5(アルツハイマーで全介助の妻)の要介護3の時の記録です。

記憶が鮮明に蘇るので日記帳をみないで書き込みます。

ある朝、起きた時、床に座して半分泣きそうな(いや、ないていたかも。。)

顔で、私を見つめました。

 

(大)を、大量に失禁していた。

私は、タダ、タダ 夢中で、無言で、浴室に連れて行き

身体を洗いました。

この頃は、着替えは自分で出来ました。

この時、私の行動は無意識でやっていたと思う。

一言も会話は無かったと思う。

 

妻は、落ち着いてから泣き顔で「ありがとう。。。」

と、言ったのが私の心に刻まれています。

この事態での「ありがとう。。。?」と、言ったこと。

妻は、今でも自身の記憶にあるが、思い出すことが出来ない

のだと、私は思ってます。

 

私が思うに、妻の場合は、脳の、書き込み、読み出しの

機能は衰えても(今では喪失してるかも。)感情を表現

する機能は損壊してないようです。

言葉が無くても、なんとなく表情で読めます。

今でも、時折、以前の明るい笑顔を見せます。

「いつまでも笑顔で」