への次郎が行く

カメラと地図を片手に気ままに出かけます。

晩秋に黄金色にそまる町 祖父江

2021年12月06日 | 散策

高速道を乗り継いで、愛知県稲沢市祖父江(そぶえ)にやって来ました(2021/11/29)。

 

祖父江といえば、ぎんなん。ぎんなんといえば、祖父江

祖父江は、このあたりでは有名なぎんなんの町です。町内に植えられたイチョウの株、1万を超えるとか。

 

晩秋のこの時期、名鉄尾西(びさい)山崎駅の近くで「そぶえイチョウ黄葉まつり」を開催していますが、今年も中止に。でも各自での鑑賞はできるというのでやって来ました。

 

ただ付近に駐車場がないため、森上駅に駐車し、電車で一駅乗ってきました。

山崎駅のホームから見たイチョウです。

ちょっと緑の葉っぱがあるなぁ

 

山崎駅のすぐ東隣にある「ぎんなんパーク」に行ってみました。

高台にのぼり、山崎駅周辺を展望。

 

つぎに地図を片手に、駅の北側の散策に出発!

 

このあたりは、家の近くに畑があり、家の周りにイチョウの木が植えられていました。

江戸の頃から、防風林として植えられ、実は売って現金収入を得たそうです。

 

散策してみると、今年のイチョウ、発色が悪く、まだ緑の葉っぱも。

 

その一方で、散ってしまった木も。

 

実のぎんなんは?というと、まだ枝についていたり、

 

下に落ちていたり。

道路にもたくさん落ちていて、ぷ~んと、独特の臭い。

 

散策していたら、珍しいイチョウの木がありましたよ。

これは、町内でたくさん栽培されているイチョウの品種・久寿(きゅうじゅ)の原木です。

江戸末期に2本植えられたようですが、1本は昭和34年の伊勢湾台風で倒れたそうです。

 

こちらは、樹齢200年の古木です。

この古木、今でも実をつけるそうですよ、小さい粒のを。

 

この古木があるお宅、立派な門のところで、ぎんなんや野菜・果物を売っていました。

見ると、安いです。で、藤九郎(とうくろう)と久寿の小袋詰めのぎんなんとミカンを土産に買って、山崎駅に向かいました。

 

山崎駅のホームから、向こうのイチョウ林を見たら、まだ葉っぱは緑でした。

 

今年の秋は暖かく、寒い日が続かなかったために、黄葉の進み具合にばらつきが出たようですね。