雪割草の病害虫の、代表的なもの。その一つがネコブセンチュウです。
この鉢、用土の表面が白いでしょ。ネコブセンチュウの特効薬、バイデートL粒まみれなんです
ちょっとショックで、書かずにおれなかったのです。
先日県内某所での雪割草の展示会、展示者の方が販売もしていらしたんですね。好きな花を2鉢購入したんです。で、帰宅してからよく見たら、一つの鉢にミズゴケで根巻きした極小苗が一緒に寄せてあったんです。これは、すっぽ抜けやら何やらで根がほとんど無い場合に行われる手当なので、慌てて鉢を開けて調べてみたところ、主たる株もネコブセンチュウのコブだらけ。極小苗は1本だけ短い根が付いているだけ。
なんちゅうこっちゃ

念のために、もう一鉢の方、たくさん花を咲かせている最中の方も鉢を開けて見たら、あにはからんや、見事にコブだらけ

愛好家の団体が展示会で即売するのに、こんな状態の株を売るなんて、雪割草を愛する一人として、信じられない

コブは取ってなくてそのまんま、ネコブセンチュウにはオキサミル粒剤(商品名バイデートL粒)という特効薬があるにもかかわらず、ちゃんとケアした形跡もない(バイデートは薬効が切れても残るので、使ったかどうかは一目瞭然)。
今まで、通販やネットオークションや所属している静岡県雪割草愛好会の会員分譲でも、何度も雪割草を入手してきましたが、雪割草を愛好している方から入手した中で、こういうことは一度もありませんでした。
一般の、山野草全般を扱っているお店で雪割草を入手した場合は、ネコブセンチュウに侵されていることは、よくあることです。
でも、雪割草の愛好団体を名乗っている方のもので、こんなものに出会うとは……
念入りにコブを取って、消毒して活力剤に浸けて、新しい用土と鉢に植え替えて、根も表土もバイデートまぶして…。
何とか気を取り直して、出来るだけのケアはしましたが、まだくらくらします
くどいようですが、ネコブセンチュウには特効薬があります。
水を伝って伝染するので、よそさんに出すのは、非常に迷惑です。
雪割草の愛好家なら、ちゃんと処置して、ネコブセンチュウのコブがあるような株は出さないのが、エチケットっちゅうもんでしょう

根絶が難しく、薬剤を散布してもなかなか根絶出来ない、炭素病やら白絹病やらとは、モノが違うんです。
でも、ネコブセンチュウに寄生された根はコブだらけになり、やがてボロボロに腐ってしまいます。植物にとって、根は生死を分ける大切な器官です。雪割草は中でも根が傷みやすく、根を傷めるネコブセンチュウは、非常に恐ろしい病害の一つなのです。
せっかくの展示会も、この1件で興醒め

その方が、地元山草会でお世話になっている方の知り合いであるあたりが、また憂鬱


今日のちび太の悪事を、また一つ。
春休み突入の為、お姉ちゃんと朝から喧嘩三昧。
おねえちゃんの通報で、絵具でお気に入りの犬のぬいぐるみ「ニッパーちゃん」を緑色に汚し、しまってあたアイロン台も引っぱり出して、それも緑に塗りたくってくれたことが判明。
しこたま叱ったのは、勿論でございます。