狼森の粟餅

ほとんど園芸日記です。

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着付け師の独り言 14 着付け教室

2014年10月27日 14時48分06秒 | 着物
はぁぁ~、この話題は、扱うのがちょっと怖いので、どうしようかなぁと思っていたのですが…。
着付け小物のご紹介の中で、着付け学院系のアイテムをいくつかあげたので、避けて通れないと思い、つぶやきます。

……石、投げないでね?


着付け教室、着付け学院、いろいろあります。
「どこがおすすめですか?」「どこがいいですか?」という問いが、ネットでも巷でもあふれていますが、その裏側には「ここは、販売会や講習会で高額な着物を売りつけたりしない?」「器具代や受講料、資格認定料はどれくらい?」という問いがかくれているのです。


結論としては、全国展開の大手着付け学校は、全て各流派独特の着付け小物などを最初に買わされます。よその着付け学校に行った人の話を聞いても、だいだい3万円~4万円くらい。
受講料無料のところは、いずれセミナーや講習会名目の販売会で、充分に利益をあげられる。人件費や光熱費や場所代かかるのに無料っていうのは、必ずその分ペイできる何かがあるということです。着物業界全体があっぷあっぷしているのに、無料着付け教室に業界がお金出すなんて、あり得ない。
宣伝には「当学院の卒業生は、各業界で活躍中」みたいな文句が踊り、そこを修了すれば仕事を斡旋してもらえるかのように書いてありますが、そんなに着付け師の需要ってあるわけなくて、一生懸命販売会で着物を買ったり全てのコースを修了してたくさんお金を払っても、せいぜいがその教室の助手をさせてもらえるくらいと聞きます。
学院によっては、ちゃんと求人を紹介してくれるところもあるらしいですが、お仕事したい人の人数に比べたら、微々たるものです。


わたしは、最初、西陣和装学院という、当時、市田ひろみさんが学院長だった、西陣織工業組合下の着付け学校に行きました。
幸いなことに、そこは、着付け師の養成機関というよりは、京都の着物業界の呉服店、帯屋さん、貸衣装屋さんの跡取りのお嬢さんやお嫁さんが、着物について広く一通り学ぶための学校という色彩が濃かったので、周囲はそういう人ばっかり、同じクラスに自分が結婚式に着物を借りた貸衣装屋さんの跡取り娘さんがいてびっくり。
だから、着付け小物を販売というのも「無いものがあれば販売もしていますけど、あるもの使ってね」というざっくりとしたもので、帯や着物も当然みんな持ってるから、販売会も一切無し。押し売りされる心配は皆無でしたね。
わたしは、古着屋さんで漁ったり、親戚遠縁のおばさんたちからもらった着物で練習していましたが、誰も新しいのを買えなんて言いません。
着付けも、特殊な用具は一切使わずに、紐で着つける昔ながらのやり方でした。
その代わり、十二単も束帯も花嫁さんも舞妓さんもやるけど、それが昇級試験の必須課題ではないので、最後の師範科まで終了して看板をもらっても、それらを自分で一通りできる実技が身についたとはいえませんでした。

ただ、着付けのスタートがそういうところだったのは、わたしにとっては幸運だったと思います。


もし、自分の娘が着付け師を目指したいと言ったら、もし花嫁の担当までしたいと思うのなら、まず、ブライダル系の学科のある、美容専門学校に行くことを薦めます。
着付けしかできないよりは、ヘアもメイクもできる方が仕事の幅が広がるし、着付け教室よりも、そういう専門学校の授業の方が、国家資格受験を見据えたハードなものなので、必ず身につきます。
周囲の美容師さんの、花嫁の着付けをされる方たちを見ていても、その手際の良さは、若い頃に手順やタイムを徹底的に叩き込まれたもの。
私立四年制大学の理系の学部の四年間の学費に匹敵する学費はかかりますが…。
なので、これは、本気でブライダルの仕事をしたい人向けです。

また、ベテランのブライダルの着付け師さんに聞いた言葉が、胸に刺さります。
昔、その方が仕事の上で、美容師さんのミスのはずのところを着付け師のミスとして叱責された時に、さすがに抗議したそうですが、美容師さんに「わたしたちは国家試験をクリアしているから、誇りを持っている」と言われたそうです。

美容師は、厳しい国家試験を経て国家資格の美容師免許を取得している。
しかし、あなたたち着付け師は、各着付け学院が、それぞればらばらな基準で設けている資格があるだけ、全国で統一された基準がある国家資格ではない、ということなのです。

各着物学院の資格の肩書きは、あくまでもその流派の中でしか通用しません。各着物学院の学院長さんは、「全日本○○師会会長」とか「日本和装○○会理事」とかいう、まるで全国レベルの組織の長であるような肩書きを持っていらっしゃいますが、実は、それはその流派の卒業生を統括する団体のトップであることしか、意味しないのです。そういう団体で、各流派を超えた団体や法人と言うのは、多分、存在しないんじゃないかな?

一方、美容師さんと一緒の仕事現場では、地位的には美容師さんが上、着付け師はその下です。これは厳しい現実です。
現場に入れば、必要なのは、その人が「現場で使えるか、使えないか」です。着付けの技術の他に、接客・営業などのスキルも必要とされます。それを持ち合わせているか、そこで必死で身につける努力をするかで、使ってもらえるかが決まって来ます。
また、各現場では、それぞれに合理的なやり方があり、そこの流儀に合わせなければなりません。「手を揃える」というのは、「うちにいる以上は、うちのやり方に従ってもらうわよ」的な意地悪い意味ではなく、お客様からのクレームや問題が起こった時に、手順を統一していると、どこで問題が起こったか明らかにしやすく、いろいろな人間が介在していても、対処が可能だからです。
それは、美容室、ホテル、フォト・スタジオなど、どこでも同じことです。
だから、特定の流派のやり方を極めるよりも、とにかく着付けの現場に飛び込んで、場数を踏むことが、仕事として着付けをすることでは大切だと思います。


自分が着物を着て楽しむことが目的なら、大手着付け学院よりも、地域の小さな着付け教室をお薦めします。
小さな着付け教室でも、系列としては大手着付け学院の階層に属していることもあり、その場合、同じように器具の販売や着物の販売会がついてこることもありますが、その辺は口コミを頼りに見分けるしかありません。
お金を吸い上げるシステムを持つ大きな組織に属さない先生は、ごく当たり前の月謝をとられます。当たり前の月謝を払って習う方が、かえって安心ともいえます。それは教室の場所代であったり、光熱費や維持費、先生の時給であり、何ら不当なものではありません。

良心的なところなら、自分の手持ちの着物や帯で、最低限の着付け小物を使った着付けを教えてくれるはずです。
それこそが、わたしたちが祖先から受け継いだ、民族衣装の着方だと思うのです。


わたしはママ友に紹介された大手着付け学院系列の先生のところで、レッスンを受けたりお仕事させていただいたりもしていますが、その先生はたまたま、生徒に試験受けさせたり販売会に連れて行ったりするよりも、実際の仕事に投入できる人材を求めていらっしゃって、最初の資格だけ取ったら、早々に袴の着付けの現場に投入されました。
先輩方に聞くところによると、その先生は学院の要求するノルマを気にしないでいいくらい力のある先生なのだそうで、その辺の自由さは先生の力関係にもよるみたいです。
末端の先生は、受験数や小物の販売数、販売会やパーティーの動員数に縛られ、各地方校に属する先生方は、それこそ学校の方針にがんじがらめでしょう。
そのようなしがらみから、ある程度自由に行動できる先生の教室であったこと。
それも、幸運だったと思います。

更に、求人広告を見つけて応募した美容室と契約して、そこが入っているホテルや結婚式場のブライダル関連の着付けもさせていただいていますが、そこは、着付けの統括をしている先生の出身校と関わりの無い着付け学院出身者も、経験と現場に合わせる柔軟性さえあれば、ちゃんと使っていただけますし、そこのやり方を一から叩き込んで下さいます。
それも、幸運だったと思います。


仕事をする為に着付けを習うのなら、着付け教室で教えるだけでなく、実際に成人式や卒業式の仕事をしている先生の教室を探して、そこに入るか、一般的な着付け教室で、留袖・振袖くらいまでを一通り習い、求人を自分で探して現場に飛び込み、経験を積むかです。

着付け学院を最後まで修了したからといって、ほいほいお仕事を斡旋してもらえるような世界ではないことを、知っておいて下さい。
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夏休み、みんな、自由研究終わった?

2014年09月05日 01時24分35秒 | 子育て


夏休み、ようやく終わりましたね。

今年も、ず~っと雀の学校の先生よろしく、鞭を振り振りチーパッパ状態でございました。
とにかく、お姉ちゃんは提出物の出し忘れが多い子で、毎年夏休みの最終日まで、「あ、これもあった。忘れてた」とかのたまって、夜遅くまで夏休みの宿題から抜け出せないので、受験生の今年は内申にも影響することですし、今度こそ出し忘れのないよう、毎日毎日「間に合うの?」「他には提出物ないの?」とつつき続け通しでした。

ちび太は、今年も自由研究はカエル。
ぶれない男だのぅ

なので、夏休み前、カエルが冬眠から目覚めてうろうろする頃から、ずっとお出かけしてはカエルの声に耳を澄ませ、カエル・アイを発動して卵やオタマやカエルを探し続けました。

写真は、渓流で見つけたカジカガエルのオタマ。
口が下に向いていて吸盤状になっていて、流されないように石などに吸いついています。

下のは、赤目四十八滝にで見かけた、ツチガエル。
渓流は、けっこうツチガエル率高かったです。



鳴き声でカエルを探す為に、CDからipodやパソコンにカエルの鳴き声を落として聴き込み、挙句の果てには、カエルのものまねまで始めました
山道を歩きながら、タゴガエルの「グッグッグッグ」という声をまねしながら歩く息子。
ナゴヤダルマガエル、ウシガエルなど、レパートリーを増やしつつあります

ま、まぁ、いいんだけどね

カエルを求めて山や川を歩きまわっていると、カエル以外にもいろいろなものに出会えます。



憧れのタマゴタケにも、とうとう出会えました!
来年は、同じところに行って、今度は食う!!



美しいオオミズアオ。
間近に見られて、感動しました。



そして、これは、アレですか?ヒル!?
野外観察の際は、ヒルやダニ、マムシなどに気をつけなければなりませんね。
うう~っ、さすがに生き物何でも来い!なわたしも、これはダメ


そして、毎年恒例のブログ解析、相変わらず「夏休み 自由研究 苔」が多いなぁ
今年は「自由研究 カエル」でいらした方もあり、カエル好きなお子さんが自由研究して下さったら嬉しいなとニンマリしていました。
夏休みはぎりぎり8月の28日から30日までも自由研究で検索していらっしゃる方があり、「お~い、ちょっと遅いよ~」と内心はらはらもしておりました。

今年最大のヒットは、「自由研究 なんとかして」でした
う~ん、なんとかせなあかんのは自分ですよ~!しっかり!!


今年はもう夏休みも終わりましたが、うちの子供達が今まで手掛けた自由研究を、ちょこっとご紹介します。
また、なんぞのネタにしていただけると嬉しいです。

○苔の観察
これはお姉ちゃんがやりました。
赤目四十八滝の苔が、あまりに種類が豊富で見事だったので、写真に撮って帰宅してから分類してまとめました。
2回目にやった時は、近所の公園の身近な苔を観察し、この時はサンプルも採取して顕微鏡で観察し、種類の同定、公園内のどこにどんな苔が生えていたかをまとめました。

○蚕の繭から糸をとる
長浜で蚕の繭を売っていたので、それを寸胴鍋で茹でて糸を繰り、絹糸をとりました。
これもお姉ちゃんですね。
とにかく、しんどかった!!
部屋にエアコンは入れていたものの、熱湯が入った鍋に繭を入れ、糸口をとり、糸車が無いので、ペットボトルに巻き取っていきましたが、とにかく暑い!
とったばかりの絹糸は、鍋の縁などにひっつくと切れてしまうので、一人が5本どりくらいにした糸を輪っか状に丸めた指でリードして鍋の中央くらいで固定し、一人がひたすらその糸をペットボトルで巻き取っていく。巻き取り係が疲れたら交代。二人がかりで、汗だくになって、延々2時間近くかかって糸を巻き取りました
もう疲れきって、娘もわたしも二度とやりたくないと思いましたが、適当にクリアファイルにレポートと絹糸を放り込んで提出したら、担任の先生が「形式が提出できる形だったら、科学展に応募できたのに!!」ととても惜しんで下さり、クラスのみんなも絹糸に触っておもしろがってくれたそうなので、いい題材だったのだと思います。

○葉脈標本作り
水酸化ナトリウムで葉っぱを煮て、歯ブラシなどで柔らかい部分を根気よく叩いて落とし、葉脈だけ残して、レースのような美しい標本を作ることができます。
これもお姉ちゃんの時ですね 一人目の子だから、結構いろいろなことにチャレンジさせたような気がします。
夏休み中、あっちこっちにサイクリングに行ってはいろいろな木の葉を集め、葉脈標本を作りました。
おばあちゃんちに行って、娘と母とババとちび太、4人で黙々と葉を歯ブラシでとんとんやってましたが、意外に時間がかかるので、小さくて今以上に根気がなかったちび太は早々にリタイア
柿の葉は、大きくて立派な葉っぱのくせして、煮ているうちにドロドロに溶けてしまいました
一番きれいにできたのは、植え込みなどによく使われるモクセイヒイラギで、歯ブラシでちょっと擦っただけで、ツルンと葉の組織が剥けて、きれいな葉脈が残りました。
この時、あっちこっちで集めた木の葉の種類がわからず、ネットや本と首っ引きで調べまくったのが、一番大変だったかな? 葉っぱの形だけで木の種類を同定するのは、難しかったようです。
そういえば、ちび太は便乗して大量にできた葉脈のレースを黒い画用紙に貼って、図工の作品として出していましたね。

○伊吹山の植物観察
そろそろお姉ちゃんの植物好き確定。
わたしが滋賀山草会の会員で、観察会や展示会の時に娘を連れて行って、山草会のみなさんに可愛がっていただいているので、自然と植物好きになりました。
伊吹山の八合目のお花畑には毎年行くので、写真を撮ってそれを記録し、自由研究として出しました。
ただ、特に分布状況や何かのテーマを持ってやったわけではなく、写真を撮って花を調べて並べただけだったので、散漫な自由研究になってしまいました。

ちび太は…ひたすらカエルですね
一年目はオタマジャクシからカエルに育て、二年目は卵からカエルに育て、今年は分布調査。
この子はカエル以外やる気はないので、もうずっとこれで行くんでしょうね
ま、来年もがんばってくれたまえ。
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今年も…。

2014年07月08日 08時20分41秒 | その他


ゴファァァァッッッッッ!!!!!
今年も産んどる!!!!!


…今年もヤモリさん、産卵しました…
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モリアオさん、ダイビング!&タゴガエル・ベビー

2014年07月07日 08時05分14秒 | カエル
モリアオガエルの赤ちゃんのプラケがそろそろ満員になってきたので、尻尾が完全になくなった子たちを、泡巣の採取地の市内の公園に、放しに行って来ました。
池の石に産みつけられて、半分水に浸かっていたのを持ち帰り、世話をすること1カ月。

他のカエルのオタマは、孵化してしばらくは、オタマジャクシらしくない、少しいびつな姿で、周囲の壁や卵を包んでいたゼラチン質、水草などに、縦にぶら下がってまる1日はじっとしていて動きません。

一方、モリアオガエルのオタマは、泡巣の中で孵化してからうにょうにょ活発に動いているのが観察できます。
やがて、雨や空気中の湿気、そしてカエル自身の運動とで泡巣がどろりと垂れて、オタマたちはぽっとんぽっとんと水中に落ちていきます。
落ちたオタマはすぐに泳ぎ始め、活発に餌を探すので、水中に落ちてからの成長が、本当にもりもり大きくなっていく感じで、朝と夜比べてもびっくりします。

シュレさんも泡巣から出てすぐ泳ぎますが、モリアオの成長スピードは、多分うちで今まで育てたオタマの中でNo.1です。

今回は、ホウレンソウをひしひし食べてある程度大きくなり、後ろ足を出してからがくんと食が落ち、屋外で育ったオタマジャクシと比べるとちょっと貧弱なオタマになってしまいましたが、それでも次々カエルになってくれました。



1匹1匹、プラケから出して数を数えながら、故郷の池の縁の苔の上に放していくと、勢いよくぴょんぴょん跳ねて草むらの方へ行くもの、池に飛び込んですいすい泳いで行くもの、ロッククライミングするもの、みんな元気に四方八方へ散って行きました。



とても元気が良くて、オタマジャクシ後期の食の細さの影響を感じさせない様子に、胸を撫で下ろしました。
せっせとアブラムシ採ってきて来てあげた甲斐もあったのかな

家にはまだ尻尾が残っている子、前足が出ていない子たちが、1/3残っていますが、今日放した子たちは総数142匹。

力強い後ろ姿に、手を振りました。



そこでは、まだまだ産卵シーズンが続いていて、泡巣もたくさん新しいものがぶら下がっており、更に盛んに鳴き交わすモリアオの鳴き声が聞こえました。
池の中にも、大きいものから小さいものまで、いろいろなサイズのオタマジャクシがうようよ泳いでいました。
大きくてぷりっぷりのオタマジャクシ!!

その後、5月頃にはタゴガエルの発展場(笑)だった場所をチェックしに行ってみました。

タゴガエルは、繁殖期にはどこからか聞こえる鳴き声でいっぱいですが、姿はほとんど見えません。
伏流水や山地の川の崖の下や石の隙間などで産卵するそうで、声はすれども姿は見えずという、不思議なカエルです。
産卵期が終わると鳴かなくなるので、全く気配が消えてしまいます。
探してみると、石の間に頭を突っ込んで死んでいる親ガエル、触ってもあまり反応のない、元気の無い親ガエルがいました。
『幻のカエル・がけに卵をうむタゴガエル』(写真・文・大木淳一/新日本出版社・刊)では、産卵に参加した後に一生を終えるのではないかと書いてありました。繁殖を終えて、死んでいく親ガエルたちだったのかな?
ただ、ちび太が抱接しているペアを捕まえて連れ帰った夫婦は、うちのプラケの中で産卵し、残念ながら受精していないのか孵化しませんでしたが、親は2匹とも今でも元気です。
産卵したカエルが全て死んでしまうわけでもなさそうです。



わたしが親ガエルを観察している間に、ちび太が小さな赤ちゃんガエルを見つけました。
本当に本当に小さな、ゴマ粒を一回り大きくしたくらいのちびガエルで、発見してからは誤って踏んでしまわないように、携帯のライト機能を使って目を皿のようにして探してみると、何を食べているのか心配になるくらい小さな子ガエルが、たくさんいました。

数匹連れて帰ることにしましたが、プラケの隙間から出てしまうくらいのサイズ。
壁登りも上手なので、家では三角コーナー用の目のとても細かいネットを、プラケと蓋の間にかませ、アブラムシがたくさんついた葉を入れて様子を見ています。
餌は、初齢コオロギもちょっと無理そうです。
琵琶湖博物館の学芸員さんは「小さいワラジムシ(ダンゴは不可)か、落ち葉の裏にいるトビムシがいいですよ」と教えて下さいました。

ワラジムシは、実は、カエルの餌にしようと捕獲して飼っていて、けっこううじゃうじゃ殖えているのですが、観察しているうちに情がわいて、餌にできなくなってしまったという

アブラムシと、トビムシを探して、頑張って育ててみようと思います。
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シュレさんたちの帰郷

2014年07月03日 16時49分06秒 | カエル
先日、全てのオタマジャクシがカエルになったシュレーゲルアオガエルを、生まれ故郷の学区内の田んぼに返してきました。
前回、30匹戻したのと合計して、総数ちょうど100匹。

途中、急に餌の食いが悪くなって、屋外で見るぷりっぷりのオタマジャクシと違った、やせ気味のオタマジャクシとなり、貧弱な小さなカエルになってしまって、いろいろ思うところがありましたが、今後の学習の課題のヒントをたくさん与えてくれました。



雨が近づいているのがわかっていたので、安心して放すことができましたが、昨今のゲリラ豪雨の多い傾向に、雨に流されて死んでしまわないかが心配…



どうか、みんな元気に育っておくれと祈りながら、お別れしてきました。



ちび太が見つけた、田んぼのコンクリート壁にこびりついた、卵らしきもの。
多分、孵化する前に水に浸かって死んでしまった、シュレさんの卵だと思います。
最近は田に水を入れるタイミングが早く、孵化に間に合わない泡巣が多いのかもしれません。
兼業農家が多くなった現在では、仕事の休みに合わせて、GWに田植えを済ませてしまうところを多く見かけます。田植えだけでなく、代掻き、中干し、全て従来の栽培法よりも、半月以上前倒しで行われているパターンが多いように思います。
今回、返しに行った田んぼでも、本来近畿では7月上旬から中旬にかけて行われている中干しが、既に行われて再び水を入れたと思われる、田の土に割れ目のできた水田が見受けられました。
現在の主力品種コシヒカリは倒伏しやすい品種なので、近年の台風の被害に鑑みて、早く育てて収穫してしまおうという傾向にあるのかもしれません。
田んぼの生き物たちは、人間の営みのペースや、圃場整備などの環境変化により、田んぼがあっても数を減らしつつあるものが、かなりいるようです。

しかし、日本で水稲栽培が普及してから3000年足らず。
それ以前からこの日本で生息していたカエルたちが、人間の営みに合わせて利用し、このように繁栄してきたのです。
変化にも負けず、これからもたくましく生き抜いてほしいと思いました。
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水生植物公園 水の森

2014年07月03日 01時02分24秒 | その他
草津市の水生植物公園水の森で、ハスが満開だと新聞に載っていたので、見に行ってきました。
植物公園の外周の琵琶湖湖岸のハスの群落は、まだほとんど開花していませんでしたが、園内のハスは、今、まさに満開でした。



髄にうっすら蜜が浮かんでいて、なんとも夢心地でした。



ピンクのハスもいいけど、白いハスも清楚な感じでいいですね。



ころんとした、多弁花。
同じ白でも趣が違います。



小さい頃大好きだった絵本に、『シカの童女』(岡野薫子・作/赤羽末吉・絵/あかね書房)というのがありました。
今は絶版になってしまった絵本ですが、仙人に拾われた女の子が、足を怪我したときに、足跡からハスが生えて、仙人の家をハスが覆った場面がありました。
いっぱいのハスの花の、褪めたピンクの色彩が、とても好きでした。

満開のハスを見ると、いまでもこの絵本のことを思い出します。

ハス以外にも、この水生植物公園の売りの一つ、水連。



かなりビビッドな紫系のものもありましたが、わたしはこれくらいすっきりした色が好きです。



地味だけど大好きなガガブタ。
一体、誰がこんなへんてこりんな名前を、このかわいい花につけたんでしょうね?



クリアな黄色が美しい、絶滅危惧種のアサザ。

そして、園内でオタマジャクシからカエルになったばかりの、上陸したてのニホンアマガエル君。



ビオトープや池のでっかいぶりぶりしたオタマジャクシたちは、だいたいウシガエルかトノサマガエルのようです。アマガエルもいました。
一方、ハス用のコンクリート製のコーナーは、冬場に水を抜くのでしょうか?アマガエルばかりでした。
ウシガエルのオタマジャクシは、越冬するものが多いので、冬場水を抜くだけでも、繁殖を幾分なりとも防ぐことができるようです。
琵琶湖博物館の先生が、一度ウシガエルが入り込むと大変だとおっしゃっていました。
京都水族館の関先生も、館外に作られた水田コーナーに、一番に入り込んで産卵していったのはウシガエルで、卵の除去が大変だったとおっしゃっていました。
カエルに罪はないけれど、他のカエルたちを一掃してしまうような繁殖の仕方をされると、他のカエルたちの数が激減してしまいます。
高島の風車村の水路は、大きなウシガエルのオタマジャクシでびっちりいっぱいでした。
ハスのコンクリート池は、アマガエルたちの楽園。
水の森が風車村と同じようにならないよう、祈るばかりです。
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オタマジャクシの餌

2014年06月26日 10時09分52秒 | カエル
オタマジャクシを飼育していると、つい昨日まで食べていた餌を、急に食べなくなって、どんどん痩せて調子を崩し、死んでしまうことがあります。
飼育数や水質に問題がなければ、食性の変化が原因とも考えられます。

『いのちのかんさつ2 カエル』(少年写真新聞社・刊/中山れいこ・著/アトリエモレリ・制作/久居宣夫・監修)によれば、オタマジャクシ初期の後ろ足が出るあたりまでは植物性の餌、後期は動物性の餌と、食性が変化するようです。

我が家も、最初はホウレンソウだけを与えていましたが、先日から食いが悪くなり、現在試行錯誤しながら、オタマジャクシに合う餌を探しています。
本やネットでは、鰹節や煮干しもよく食べるとありましたが、カエルの種類にもよるかもしれませんが、我が家では鰹節も煮干しも不人気で、最初にトノサマガエルのオタマを育てた年に、失敗してしまいました

去年卵から育てたモリアオガエル、トノサマガエル、ニホンアマガエルは、ほぼホウレンソウと麩で無事大きくなり、かなり育ったオタマを捕まえてきたカジカガエルもちゃんとカエルになってくれたのですが、今年卵から育てているモリアオガエルとシュレーゲルアオガエルは、それぞれ1週間前、3週間前からがくんとホウレンソウを食べなくなりました。

シュレーゲルアオガエルは、その頃既に後ろ足が出ていて、本当ならもっと大きく育ってから前足を出して上陸するはずが、かなり貧弱なサイズで次々に前足を出し、現在、残り1匹を残して全て上陸してしまいました。

モリアオガエルは、結構そこそこのサイズまで育っていますが、後ろ足が出てきています。できればもう少し充実した体になってから、カエルになってもらいたいところです。
そこで、餌を切り替えることにして、市販の魚の餌をいろいろ探してみました。
下記に挙げた餌の数々は、全てこの3年間我が家で試してみたものです。

最初の年に、オタマジャクシが食べるとされている、煮干し、鰹節、パンなどは全て試しましたが、我が家では食いつきが悪くすぐに水が悪くなってしまっていたので、除外。


テトラミンスーパー 20g 関東当日便

テトラミンスーパー 20g 関東当日便価格:428円(税込、送料別)


まず、よくオタマジャクシの餌として本に載っているフレーク状の熱帯魚の餌は、使ってみた感じ、あまりよくありません。
このテトラ社のテトラミンは、熱帯魚の餌としては一番ポピュラーで信頼度も高く、熱帯魚には優秀な餌ですが、フレークフードは、メダカ科やコイ科の魚などの水面に浮いているものを食べる習性のある生き物向きで、底の方で餌を漁る、下向きの口を持つオタマジャクシには向きませんでした。
なかなか沈まないので食べにくく、一晩でカビが生えてしまいました。
魚なら、1分もあれば全部平らげてしまう量でしたが、食べる習性が違うとやはり難しいようです。



一昨年試したキョーリンの冷凍クリーン赤虫。
熱帯魚に与えると喜んで食べます。
現在、大人になったカエルに餌付け成功して、半分くらいのカエルのメインフードとして使用していますが、一昨年トノサマガエルのオタマジャクシにやってみて、オタマジャクシには向いていないと感じました。
おちょぼ口のオタマジャクシは、やはり細かい餌を髭のような歯で削り取ったり、泥の中の細かい餌を食べたりするので、赤虫はうどんをのんでいるような食べ方になり、よくありませんでした。


テトラ社のブラインシュリンプ・エッグ。薄い食塩水にエアレーションし、卵を入れて1日で孵化します。それをコーヒーのペーパーフィルターなどで濾して与えると、口の小さい熱帯魚の稚魚に最適の餌です。手間はかかりますが、難しい魚や調子の悪い魚の立て直し、稚魚の育成に、確実に威力を発揮します。
一昨年は、田んぼにたくさんいる微生物をやればいいんじゃないかと思って、これをわざわざ孵化させて、生きているのを与えてもみましたが、よろしくありませんでした。
熱帯魚の稚魚には、これに勝る初期試料はないんですけどねぇ…。

最初、何でも食べると言う情報から、熱帯魚が喜ぶ餌ならきっと食べるだろうと思っていたんですが、一昨年はここまで試した時点で、ホウレンソウの食いが良かったのでそちらに切り替えましたが、今年はそのホウレンソウが駄目になったので、ここからスタート。熱帯魚の中でもオタマジャクシと同じような底棲性で、泥や砂の中の餌をもごもご食べる魚用の餌に絞って試してみることにしました。

観賞魚用クロレラ 20g 関東当日便

観賞魚用クロレラ 20g 関東当日便価格:407円(税込、送料別)


植物食のプレコ等のクロレラのタブレット。
ホウレンソウを食べるんだから、オタマジャクシも食べますが、食べ残すと水質が悪化しやすいし、ホウレンソウを食べなくなった時期のオタマは、これも食いが悪くなります。


ホームセンターで見つけた、キョーリンの、ウーパールーパーやイモリ、オタマジャクシ用と書いてある餌。
両生類用なんだから、これはいいだろうと思って試してみましたが、残念ながら失敗。
少なくとも、モリアオガエルとシュレーゲルアオガエル、市内のため池で捕まえてきた正体不明のオタマは、食べませんでした。
水に入れると素早く水を吸って柔らかくなるので、食べ残すと逆にそれが水質を悪化させてしまい、一晩で飼育水が白く濁ってしまいました。
飼育数に対する投入数は適正か少なめくらいなので、与えすぎではないと思います。

そして、現在食べてくれているのが、この2種類です。


先ほどのウーパールーパー用の餌と同じキョーリンの、コリドラス用の薄いタブレット状の餌です。
柔らかくなりすぎず、水を汚しにくいです。
夜寝る前に餌を投入して、朝にはきれいに食べられてなくなっています。
たいていのホームセンターに売っているし、もうひとつ量が少ないパックもあるので、試しやすく入手しやすい点もいいと思います。

コメット どじょうの主食 関東当日便

コメット どじょうの主食 関東当日便価格:254円(税込、送料別)


こちらもホームセンターで見つけた、コメットのドジョウ用の餌。
キョーリンのコリタブより厚みがある錠剤状の餌で、食べにくいかなと思いましたが、これもきれいに食べきりました。こちらも水を悪化させにくいようです。

キョーリンのコリタブは、原料がフィッシュミール、小麦胚芽、大豆ミール、小麦粉、シルクワームミール、海藻粉末、かしこ、ビール酵母、魚油、オキアミミール、スピルリナ等。
コメットのどじょうの主食は、フィッシュミール、小麦粉、トウモロコシ、オキアミミール、スピルリナ等。
2種類とも、動物性の原料と植物性の原料が配合されていて、特にオタマジャクシ後期の、動物性の餌を必要とする時期には適していると思われます。
先日、和裁の先生のお友達からもう一つモリアオガエルの泡巣をいただき、孵ったばかりのちびオタマたちも、よく食べています。
何より、食べやすく水を汚さない上に、入手しやすくコストパフォーマンスも高いところが良かったです。

とりあえず、今回はカエルになるまでこれでいってみたいと思っています。
生き物ですから、去年うまくいって、今年も同じようにして同様にいくとは限らないので、毎回毎回が試行錯誤の繰り返し。
食べてくれる餌が見つかって、ちょっと一安心です
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ピラデスト今津 2

2014年06月15日 11時43分08秒 | カエル


ピラデスト今津のスタッフの方のブログに日参し、カキツバタの見頃と旦那の休みを睨んでタイミングをはかっていたわたくし。
先日の水曜日、我が家としてはこのタイミングしかない!ということで、ピラデスト今津へ行ってきました。

カキツバタは、平池(だいらいけ)の中央から山の方に、浮島のように広がっており、群落の周辺から咲き始めます。
今回、周辺から中央へ向けて先進む途中というところ。他の花がほとんど混ざっていないので、紫色の美しい島のようで、幻想的です。

そして、写真右奥の木々、おわかりでしょうか?
濃い緑の中に、点々と白い星のようなもの。
これが、モリアオガエルの泡巣です。



去年よりも、ずいぶん高い枝にまで産卵しているなぁというのが、今年の印象です。

カキツバタの群落から外れたところ、散策ルートの傍にも泡巣があったので、手のひらと大きさを比べてみました。





きれいな泡巣。写真を撮っていると、その近くの枝の葉に、モリアオガエル発見!



以前、本で、産卵後のモリアオガエルは、オスはすぐに森に帰り、メスは周囲でしばらく休んでから森に帰っていくと読んだ覚えがあります。
ということは、この泡巣を産んだメスなのかな?


今年の梅雨は、関東の方では、すでに6月分の雨が全て降ったかというくらい降雨量が多いそうですが、滋賀県は周辺府県と比べても雨が少なく、空模様が悪いからそのうち降るかな~と思っても結局肩すかし…とうパターンが多いです。
その為、ピラデスト今津の平池とそのすぐ隣にある湿地のモリアオガエル繁殖地でも、普段よりも水位がかなり下がり、去年産卵していた湿地の水たまりも、水がなくなっているところがいくつも見られました。
このままだと、産卵した泡巣のいくつかは、孵化せずに乾燥して死んでしまったり、孵化しても落ちたところに水がなくて、やはり全滅…というものも多いかもしれません。

心配しながら、案内所の方に教えていただいた、平池から山の方の小道を抜けてピラデストのグランドゴルフ場に出るセラピーロードを散策してみました。

平池に注ぐ小川に沿って登っていくと、途中に堰があり、小さな池のようになっているその上にも、モリアオガエルの泡巣がありました。

かわいいコアジサイがきれい。



グランドゴルフ場に出ててみると、小さなコンクリートの水路のところで、モリアオガエルの声が!
見ると、ぷりぷりもちもちしたモリアオガエルのオタマジャクシもうじゃうじゃ!!
ということは、木も枝もないこんな水路で産卵しているということ!?

旦那と声を頼りに探してみると、なんと、コンクリートの水路の縁の石組みの間に、泡巣が、あっちにもこっちにも



よく見れば、シダの陰に、やはり産卵後の休憩中なのか、モリアオガエルも!

「ここにも!そこにもある!!」と騒ぎながら、水路をたどって、芝生の真ん中にある小さな池まで来ると、そこには周辺の植え込みに、びっくりするほどたくさんの泡巣がありました。

平池の方は、植物やモリアオガエルの繁殖地を守るために、周囲にロープが張り巡らされているので、近くに寄って観察することはできませんが、ここなら近くで産卵する様子も観察することができるかもしれません。
意外なところでモリアオガエル観察の穴場を発見しました。



普段はあまり産卵が見られない松にまで、泡巣が!



今年はお姉ちゃんが受験生で、受験が終わるまでお泊りの予定は立てられませんが、来年はピラデストでキャンプをして、夜はモリアオガエルの産卵行動観察を狙おうと思います


それにしても、モリアオガエルの意外にタフな一面を知ったような気がします。
流れのない、比較的浅い止水の上に垂れた木の枝に、泡巣を産卵するというのが本来の生態ですが、天敵が少なく安全であれば、石組みの間だろうがトタン板だろうが、じゃんじゃん産卵して、たくましく繁殖しているモリアオガエルたち。
グランドゴルフ場の水路と池でも、小魚とアカハライモリはいたけれど、バスやギルなどの大型魚やザリガニの姿は無く、泡巣や産卵中のカエルを狙う蛇も、芝生の真ん中にはあまり現れません。
泡巣である程度育ったオタマジャクシは、水に落ちてすぐに活発に泳いで餌を探すことができるので、短期間で大きく育ちます。周囲の泡巣の状況と泳いでいるオタマジャクシを見比べて、「あの泡巣の残骸から落ちたオタマとすれば、ものすごいデカいなぁ」と旦那とびっくり。
今までは山奥でひっそりと生きているカエルというイメージがありましたが、人の生活圏の近くでも、条件さえ合えば生き抜いていける、カエルの中でも繁殖力の強い方なのかもしれません。

吸盤が無くて、水田の圃場整備や水路のコンクリート化で生息域を狭めている、アカガエルたちの方が、か弱く危機的な状況にあるような気がしました。
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山門水源の森

2014年06月12日 08時56分52秒 | カエル


先週、湖北の山門水源の森に行ってきました。
福井県と滋賀県の県境にあり、昔は薪炭林として利用されていましたが、伐採されなくなって里山の生態系が失われつつあり、貴重な植物や生物が生息する湿原も、遷移により縮小しつつあったのを、地元の方々が復元の努力をされ、現在、大切に保護されています。
一般にも公開されており、入口の森の楽舎と付属湿原のところで記帳して入山することができます。

目当ては、またモリアオガエル

先月、子供を連れて学区内の山にカエル観察に行った時に、立ち寄った古墳の石段で滑ってしたたかに尾底骨を打ち、まだ痛むのでくしゃみをする時にお尻を押さえながら「いたたっ!」と叫んでいるというのに、です


山門水源の森は、散策コースが整備されており、保護の為、貴重な動植物に触ることはできません。
その代わり、入口の付属湿原では、水源の森の植生が再現されており、近くで見て触れることができます。
今回は管理の方がいらっしゃらなかったので、中に下りることはできませんでしたが、モリアオガエルがここにも産卵し、それを狙ったアカハライモリがたくさんスタンバイしている様子が観察できました。


入山して湿原に到着すると、いたるところから繁殖期のモリアオガエルの「カララララ、カララララ」という声の大合唱が!

湿原とはいっても、滋賀県はまだ雨が少なく、水のある場所は少なめで、端っこの方に繁殖場所が集中している感じでした。



ぷりっぷりの泡巣。



わずかな水場の上に、張り出すように垂れた木の枝に、重たげな泡巣がぶら下がっています。
以前、どこかで「大きめの葉っぱが好まれる」と書いてあるのを見たような気がするのですが、今年の観察では、紅葉などの葉の細かい木に産卵されているケースが多かったです。
葉の大きさよりも、枝ぶりなのかな?



枝だけでなく、金属のトタン板や土のところにも泡巣が。
良さげな枝はたくさんあるのに、どうしてこんなところに産むのかなぁ

湿原の片隅にテラスがあり、そこでモリアオガエルの声に耳を傾けながら、お昼ごはんを食べました。
姿を見ることはできなかったけど、たくさんの泡巣を確認できました♪


帰りは湿原から四季の森コースを歩きました。
これが、結構ハードな道で、伊吹山のお花畑や桐生や田上を歩きまわっているから平気だと思ってたけど、かなり疲れました。
土日ずっと早朝から夕方まで、着付けだけでなく力仕事の雑用で走り回ってバテていたのと、お尻が痛くて庇う歩き方して腰にもきていたせいもあり、気をつけて歩かないと骨盤底筋がどうにかなりそうでした。

それでも、鹿などの食害からササユリを保護されている活動の様子が、食害防止のネットや苗の増殖の印らしい園芸用ラベルからうかがえたり、大好きなバイカオウレン、花の季節は終わっていたけど、水場の近くに群生しているのが見られて、嬉しかったです。

早春の花の季節にも、また行きたいな~
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オタマジャクシの風船病 1

2014年06月05日 08時47分28秒 | カエル
去年のモリアオガエルのオタマジャクシ飼育の際、お腹が膨れ上がってしまう症状をしめすものが出ました。
その症状から、仮に「風船病」と勝手に名付け、その後の経過から、過密飼育によるストレスが原因だと考えました。

今年も、シュレーゲルアオガエルのオタマジャクシで、風船病が出ました
去年と今年のパターンが違っていたので、仮説を修正。

結論を先に言えば、もやしもんの「菌劇場DXその1・腸内フローラ」の回でオリゼーが吐いていた「他の菌を滅ぼしてもいいから、自分達だけは栄えたいの♪」の、更に身内抗争版的な感じ?


経過としては、4、5日くらい前から、調子を崩すオタマが現れ、お腹が膨れるものが出てきました。
脇腹に気泡が見え、それが徐々に大きくなり、次第に泳ぐ姿勢を維持できず、風船のようにぱんぱんに膨れ上がったお腹を上にして浮いた状態に。
最初にこの症状をあらわした今年の風船病オタマ1号は、最終的にお腹が破裂して死んでしまいました

急遽、新しくプラケを買いに走り、少しでも気泡が見えるオタマをなるべく少ない匹数でプリンカップに隔離する一方、まだ症状が出ていない全てのオタマを2つに分けて、なるべく飼育密度を下げるようにしました。

一晩経って、オタマジャクシ全体の調子も落ち着き、風船病オタマの中で2番目に症状が重く、やはり上を向いて浮いていた子の現在の状態が、次の画像。



まだ具合は悪そうだけど、横を向ける程度になりました。

次の2匹は、脇腹の気泡がよくわかるので画像をあげておきます。



現在の飼育密度はこんな感じ。
プラケその1。後ろ足が生えてきたものを中心に収容。



プラケその2。小さめの子が多い。



比較の参考に、去年のモリアオガエルの風船病。
去年のケースは、気泡ではなく水泡だと思います。ぱんぱんになっても、通常の姿勢が維持できたので。




去年のケースでは、隔離したことで風船状態が改善し、ほぼ生還したこと、内臓が収縮しているように見えた為、過密飼育からくるストレスによって餌を食べられないことからこのような病気になったと考えました。

今年のパターンでは、隔離の翌日に重篤な症状だった子がお腹が破裂して死んでしまったこと、水泡ではなく気泡であること、このような激烈な症状が、ストレスから起こるとは考えにくいことから、オタマジャクシ自身が出す毒素などの成分による、自家中毒なのではないかと、今のところ推論しています。

よく、オタマジャクシやカエルをたくさん捕まえたら、持って帰る間に弱って死んでしまうと聞きます。
『カエル飼育ノート―カエルの生態から飼育、繁殖まで―』(誠文堂新光社・刊/水谷継・著/関慎太郎・写真)にも、
「カエルを過密にして飼育すると、すぐにお互いの体表の毒で中毒を起こし死んでしまいます。」(p84)
とあります。

モリアオガエルやシュレーゲルアオガエルは、卵の形態が卵塊で、採取の際にどうしても泡巣を壊さないようにそのまま採取することが多く、過密飼育になりがちです。
今回も、シュレーゲルアオガエルでこの症状が出たので、子供と相談し、いくつかにプラケを分けてそのまま飼育するか、半分は採取した水田に返しに行くか、決めたいと思います。

今年、「オタマジャクシの病気」で検索していらっしゃる方が多いので、同様の状態でお困りの方は、飼育数を見直されてはいかがでしょうか?
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