年末、最近の民放では珍しい、古代魚シーラカンスを扱った真面目な番組がありました。
最近のテレビは、何でもかんでもバラエティー化してて、見ててしんどいものが多くて、つまらないと感じていましたので、どうしてもNHK率が高くなっていました。
子供たちの大好きな動物番組も、クイズがあるのはいいけど、司会もみ○さんだったり回答者もお笑い芸人(しかも笑えない)のオンパレード、寝かしつける時間が早いのもあり、あまり観せていません。NHKでさえ、『ダーウィンがきた!』ではひげじいがダジャレを毎回連発するので、「最近のテレビ番組は、お笑い抜きでは成り立たないものなの?」とげんなりしていました。
決してお笑いが嫌いなわけじゃないです。
それどころか、落語大好きだし、シティボーイズ好きだし、関西小劇団のお芝居にはよく通いました。
とりあえず、「ぼけ」にはつっこんどかんとなぁ、というのは関西人の習い性で、妹とも旦那とも知らず知らずのうちにやっています。
日常に笑いやくすぐりが多いから、「芸人」と称してこの程度かぁ…という落胆が大きいんでしょうか。
気を取り直して、その番組で紹介されたシーラカンス。
幻の古代魚、生きている化石!と言われれば、恐竜好きにはたまりません
熱帯魚でもポリプテルス見てるの大好き!水族館でも、ハイギョやチョウザメ、サメやエイの類の古代から生きている魚を眺めてると、わくわくします
両生類の手足に進化しそうな頑丈そうなヒレを持つ、魚類と両生類の間をつなぐ魚かと思いきや、今回の番組の話では、単純にそうではなさそう。
以前のNHK特集で、魚類で脊椎が発達したのは、ミネラルが海より不足しがちな川に進出した魚たちが、ミネラル分を体内に蓄積させる貯蔵庫として骨が発達し、ミネラルが豊富な時期には骨にそれを蓄え、少なくなると骨からミネラルを取り出して利用する為だったと説明されていました。
現在の海の魚に脊椎があるのは、川に進出した魚の子孫がまた海に戻って繁栄した為で、つまり、骨を持つ魚と、ひいては全ての脊椎動物は、海から川へ生活の場を求めて進出した魚たちの子孫ということになります。
これに対し、シーラカンスは、脊椎ではなく、ゴム管のような脊索を持つ魚であり、これは彼らが海から川へ行った魚の子孫ではなく、海に留まり続けた魚の子孫であることを示しています。
同じく古代魚として有名なハイギョたちとは、袂を別って進化したシーラカンス。どうやら、彼らは両生類に進化する途中の魚の子孫というわけでは無さそうです。
あんなに、ハイギョよりもよっぽど今にも手足になりそうなヒレしてるのにね~
不思議。
画像はシーラカンスとは何も関係ない、ビワコオオナマズの黄色変異体。
最近はミュージアム・ショップにグッズまでできました
今はベランダも冬枯れ。スプリング・エフェメラルと呼ばれる早春の花たちも、加温しない吹きっ曝しのベランダでは、まだ咲く気にはならないようです。
とはいえ、年末から狂い咲きのロウバイはそろそろ終盤。ユキワリイチゲには蕾がつき始め、素性のよく判らないユキシロキンバイ(多分外来種だと思われます)が咲き始めました。本格的に咲くのはまだまだ先で、今は一輪だけ、咲いたはいいけど、戸惑ったように半開きです
福寿草もだいぶ花芽が大きくなってきましたが、花弁の黄色はまだ気配も感じられません。昔はお正月の花とばかり思っていたけど、元々旧暦の正月に咲く花なんですね。
早く花が咲かないかな~
載せる画像も無いし