紙バンド手芸を始めた当初、行ける範囲の手芸店には、ハマナカのエコクラフトすら置いてなくて、仕方なくネット検索で通販してくれるお店を探しました。
やってみるもので、いくつかいいショップが見つかったので、ご紹介します。
Wrap Fun
楽天市場のラッピング・グッズのショップさんです。
「手芸用ホビーテープ」として販売。今日現在、単色のカラーが30色、ストライプが20色と、豊富な色展開が魅力。価格も10mカラー299円、ストライプ315円、30mカラー861円、ストライプ892円、50mカラー1417円、400m全色8190円と、お手頃価格。全色を網羅したカラーサンプル帳を無料で送ってもらえる(ただし送料100円)から、実物を見ながらゆっくり選べるのも嬉しいです。
定期的にセールがあり、その色も豊富。「楽天ポイント○倍」の時と合わせれば、楽天ポイントも貯まってお得です

実際の使用感は、やや柔らかめ?コサージュなど繊細なものにも向いていますし、編みやすいです。大きめの、ある程度の量を入れるストック用のカゴなどには不向きかもしれません。紐と紐を接着しているボンドが、他ショップさんより控えめなのか、質感がマットで裂きやすいです。色は茶色系が充実していて助かります

エコクラフト本を見て作品を作る際、一番似た色が揃えやすいと思います。
Mellow House
紙バンド・エコクラフト&カントリークラフトのショップさんです。
こちらは、ハマナカのエコクラフトも取り扱いされています。
多彩なラインナップは、他の追随を許さない感じで、12本合わせのメインのシリーズの他に、13本合わせ、16本合わせの幅広のものも多種取り扱っておられます。
12本合わせのMシリーズは定番カラーが17色、限定カラーが16色。同じく12本合わせのPシリーズが単色33色、混色18色。梱包用テープは13本合わせがナチュラルとホワイトの2色で、12本合わせはナチュラルのみ。16本合わせ単色のCシリーズが31色、16本合わせストライプのCSシリーズが34色。
ハマナカ・エコクフトは12本合わせ単色26色、ストライプ3色。24本合わせのワイド、エコクラフト・ブレード、エコクラフト・ラタンも取り扱っています。
こうして、並べてみただけでも目移りしてしまいそうなラインナップです

価格帯は、12本合わせだけでも、お手頃なMシリーズ定番カラーの10m150円、30m450円、50m700円、500m6000円からPシリーズの10m300円、30m700円、50m950円、400m7800円と幅があります。練習用に最適な梱包用テープは12本合わせナチュラルが10m100円、30m300円、50m500円、400m3300円と格安。ハマナカのエコクラフトは本に定価が載っているので、ここでは省きますね

HPに、Mシリーズは「ハマナカエコクラフトよりほんの少しやわらかめ」、Pシリーズは「ハマナカエコクラフトよりほんの少し固め」と、固さの目安を書いてくれているので、自分の必要とする質感が選べて便利

色見本は有料ですが、クリアファイルに入れて送って下さる丁寧さ

紙バンドを裂くPPバンドも、希望すればサービスで付けて下さるので助かります

毎月、2種類ほど月替わりでセールがあるので、要チェック

エコクラフト関連書籍の販売も充実していて、倒産で入手し辛くなった雄鶏社の本も、ここなら手に入るかも。
わたしが感じた使用感でも、PがやわらかめでMがそれよりもちょっとだけ固め。カゴやバッグから小物雑貨まで、幅広く作品が作れると思います。他ショップさんより、クリアーな濁りの無い色が多いので、かわいい感じの作品が作れます

現在、ここのMシリーズのウォーターブルーで、お姉ちゃんのお茶の教室のお友達にバッグを編んでいる最中です

品質も価格も安心して紹介できるので、紙バンド手芸にはまった友達に、まず最初に紹介しています。
紙バンド手芸専門店 兎屋
「紙バンド手芸専門店」と銘打つだけあって、その品揃えと色へのこだわりには、脱帽

「そもそも、紙バンドとは何ぞや」「紙バンドの歴史」といった解説ページもあり、とても勉強になります

独自ブランドの紙バンドを、原料パルプの選定、色調、製紙、加工段階から開発されていて、紙バンド手芸の作家さんからの信頼も厚いショップさんです。他に無いマーブル模様の紙バンドには、びっくり

何事にもチャレンジされる職人的な姿勢には、本当に頭が下がります。
12本合わせでは18色のベーシックカラー、14色のコレクションカラー、28色のストライプカラー、更にお得なくらふとの12本合わせと13本合わせ、兎屋さん独自の、太めの紙紐を合わせたエルシリーズが2色。試験販売品のマーブルは完売なので、正式な商品化が待たれるところです

また、キットの販売にも力を入れている上、HPから公開レシピがダウンロードできて、教室や講習会での使用もOK

ショップや教室をされている方向けの卸もあり、紙バンド手芸の普及に力を入れておられます。
価格はベーシックカラーが10m250円、30m700円、50m950円、400m7200円。コレクションカラーが10m350円、30m900円、50m1200円、400m8400円。お得なくらふとは30m360円、400m2850円と格安



これがあれば、試作品もバリバリ作れます。
使用感は、やや固め。コシがあってしっかりしているので、丈夫です

紐を接着しているボンドが多めなのか、ニスを塗らなくてもある程度の艶と強度があって、完成したカゴに霧吹きしてしっかり乾かせば、更に強度倍増

長く愛用できますよ~

色のラインナップは、とっても個性的。エコクラフト本の作品をそのまま作ろうと思ったら、少し難しいかもしれませんが、他のショップさんには無い色がたくさんあって、自分だけの作品が作れること請け合いです

茶色系のコレクションカラーなど、まるで高級木材でできた家具のような色と艶で、紙バンドという概念が変わります。「すみ」や「灰みどり」「青ねずみ」「はっか」など、なんともいえない微妙なニュアンスの色がいっぱい

色のネーミングも「赤ぶどう」や「メイプル」、「ねず茶」など、名前を聞いただけでも欲しくなるようなものが多くて、買う時にはいつも「どれは必要で、どれは差し迫って必要じゃない!!」と、買い物かごを清算する時に葛藤しています

支払いを着払いにすると、好きな色の紙バンドを10mプレゼントしてもらえるのも嬉しいところ

定期的なセールは無いですが、B品(汚れ・のり・割れ・はがれ・つなぎ目・目ちがいによる)の販売があります。画像のバッグは、試しに購入してみたB品のベーシックカラー・さくらで作ったもの。いつも茶色やモノトーンといった、地味な色ばかり使いがちだったところ、「B品だから、思い切って買ってみようか」と購入したものです。娘が一目で気に入って「わたしにこれでバッグ作って

」とせがまれました。B品といっても、気になるところはほとんど無く、娘愛用の品となりました

ひそかに尊敬している作家の「さとか」さんが、この兎屋さんの紙バンドの持ち味を生かした個性的な作品を発表されていて、「いつか、さとかさんみたいに、自分のオリジナルの作品を作ってみたい!」と願っています

また、ユーザーさんとのコミュニケーションから、店主さんの紙バンドへの情熱がうかがえて、これからの新商品の展開が楽しみで、わくわくしてきます

こちらも、紙バンド手芸にはまった友達に紹介しています。和風が好みの人には、特に強くプッシュ
DIYホームセンターハンズマン
安いといえば、一番安いのがここ。13本合わせのナチュラル、12本合わせのカラー22色、ストライプ4色。
価格がナチュラル400m2780円、その他のカラーは400m3980円という、激安店です。
ママ友の間でミニ講習会をする時、とにかくコストが安い方がいい!という方には、こちらで購入した400m巻きの紙バンドをお分けしています。失敗してもがっかり感があんまり無いし、これで紙バンド手芸にはまってくれるようなら、また別のショップさんをご紹介したりしています。
使用感は、う~ん、梱包用紙バンドということもあり、触った感じ、特に今が夏であるせいもあるかもしれませんが、べたつくんです

これは、使用しているボンドのせいじゃないかと思います。匂いも少し気になりますし…

編んでみた感じは、特に不満はありません。べたつき以外は

無料でカラーサンプルを送ってくれるのは嬉しいです

多少の匂いやべたつきは気にならないから、とにかくばりばり作ってみたいという人には、おすすめ。
講習会する時には、前もって「値段をとるか、質をとるか」聞いてから、使う紙バンドを選んでいます。値ごろ感というのは難しくて、上手に出来上がるとある程度材料費を払ってもいいと思うし、上手く出来ないとなんだかもったいなくて「1回やったら、もう満足。2度目はいいかな」と思われたら、こちらも悲しいので

クラフトカラーは他にも安いところはあるけど、初心者向け講習会でクラフトばかりで色が選べないのが不満という方も多いので、こちらの紙バンドを4色くらい用意して選んでもらうと喜んでもらえます。
色の展開は、まんべんなく。使用頻度の多い茶系の品揃えがもう少し多くてもいいかな

また、入荷状況をこまめにチェックしないと、人気のあるチョコなどは、入荷してすぐに売り切れることが多いです。品切れ状態が長いのも、どうにかならないかな~

それに、販売が400mのタイヤのみというのが、最大のネック

講習会を格安で開きたいとか、本番の前の試作品を惜しみなく作りたいとか、売るから大量に安く欲しいとか、そいういう場合以外は、頼む人に便乗して買わないと、使いきれないタイヤを前にして泣くことになるかも
以上、4つのショップさんをご紹介しました。
この4つのショップさんは、わたしが実際にお世話になっている良心的なショップさんばかりで、友達にすすめる時は、必ずこの4つのショップさんにしています(ハンズマンさんは、販売単位が大きすぎて、軽々にはすすめられませんが

)。
だいたい欲しい色がありきで、これらのショップさんのラインナップの中から、色と使用目的に合った質感を選び、注文しています。注文する時は50mが多いかな? 裁断ミスしても、なんとかなるように

使用感については、あくまでもわたしが使ってみて感じたことであって、個人差は当然あることと思います。どこのショップさんの紙バンドが編みやすいか、自分にしっくりくるかは、皆さんが試してみて下さいね