去年のモリアオガエルのオタマジャクシ飼育の際、お腹が膨れ上がってしまう症状をしめすものが出ました。
その症状から、仮に「風船病」と勝手に名付け、その後の経過から、過密飼育によるストレスが原因だと考えました。
今年も、シュレーゲルアオガエルのオタマジャクシで、風船病が出ました
去年と今年のパターンが違っていたので、仮説を修正。
結論を先に言えば、もやしもんの「菌劇場DXその1・腸内フローラ」の回でオリゼーが吐いていた「他の菌を滅ぼしてもいいから、自分達だけは栄えたいの♪」の、更に身内抗争版的な感じ?
経過としては、4、5日くらい前から、調子を崩すオタマが現れ、お腹が膨れるものが出てきました。
脇腹に気泡が見え、それが徐々に大きくなり、次第に泳ぐ姿勢を維持できず、風船のようにぱんぱんに膨れ上がったお腹を上にして浮いた状態に。
最初にこの症状をあらわした今年の風船病オタマ1号は、最終的にお腹が破裂して死んでしまいました
急遽、新しくプラケを買いに走り、少しでも気泡が見えるオタマをなるべく少ない匹数でプリンカップに隔離する一方、まだ症状が出ていない全てのオタマを2つに分けて、なるべく飼育密度を下げるようにしました。
一晩経って、オタマジャクシ全体の調子も落ち着き、風船病オタマの中で2番目に症状が重く、やはり上を向いて浮いていた子の現在の状態が、次の画像。

まだ具合は悪そうだけど、横を向ける程度になりました。
次の2匹は、脇腹の気泡がよくわかるので画像をあげておきます。

現在の飼育密度はこんな感じ。
プラケその1。後ろ足が生えてきたものを中心に収容。

プラケその2。小さめの子が多い。

比較の参考に、去年のモリアオガエルの風船病。
去年のケースは、気泡ではなく水泡だと思います。ぱんぱんになっても、通常の姿勢が維持できたので。

去年のケースでは、隔離したことで風船状態が改善し、ほぼ生還したこと、内臓が収縮しているように見えた為、過密飼育からくるストレスによって餌を食べられないことからこのような病気になったと考えました。
今年のパターンでは、隔離の翌日に重篤な症状だった子がお腹が破裂して死んでしまったこと、水泡ではなく気泡であること、このような激烈な症状が、ストレスから起こるとは考えにくいことから、オタマジャクシ自身が出す毒素などの成分による、自家中毒なのではないかと、今のところ推論しています。
よく、オタマジャクシやカエルをたくさん捕まえたら、持って帰る間に弱って死んでしまうと聞きます。
『カエル飼育ノート―カエルの生態から飼育、繁殖まで―』(誠文堂新光社・刊/水谷継・著/関慎太郎・写真)にも、
「カエルを過密にして飼育すると、すぐにお互いの体表の毒で中毒を起こし死んでしまいます。」(p84)
とあります。
モリアオガエルやシュレーゲルアオガエルは、卵の形態が卵塊で、採取の際にどうしても泡巣を壊さないようにそのまま採取することが多く、過密飼育になりがちです。
今回も、シュレーゲルアオガエルでこの症状が出たので、子供と相談し、いくつかにプラケを分けてそのまま飼育するか、半分は採取した水田に返しに行くか、決めたいと思います。
今年、「オタマジャクシの病気」で検索していらっしゃる方が多いので、同様の状態でお困りの方は、飼育数を見直されてはいかがでしょうか?
その症状から、仮に「風船病」と勝手に名付け、その後の経過から、過密飼育によるストレスが原因だと考えました。
今年も、シュレーゲルアオガエルのオタマジャクシで、風船病が出ました

去年と今年のパターンが違っていたので、仮説を修正。
結論を先に言えば、もやしもんの「菌劇場DXその1・腸内フローラ」の回でオリゼーが吐いていた「他の菌を滅ぼしてもいいから、自分達だけは栄えたいの♪」の、更に身内抗争版的な感じ?
経過としては、4、5日くらい前から、調子を崩すオタマが現れ、お腹が膨れるものが出てきました。
脇腹に気泡が見え、それが徐々に大きくなり、次第に泳ぐ姿勢を維持できず、風船のようにぱんぱんに膨れ上がったお腹を上にして浮いた状態に。
最初にこの症状をあらわした今年の風船病オタマ1号は、最終的にお腹が破裂して死んでしまいました

急遽、新しくプラケを買いに走り、少しでも気泡が見えるオタマをなるべく少ない匹数でプリンカップに隔離する一方、まだ症状が出ていない全てのオタマを2つに分けて、なるべく飼育密度を下げるようにしました。
一晩経って、オタマジャクシ全体の調子も落ち着き、風船病オタマの中で2番目に症状が重く、やはり上を向いて浮いていた子の現在の状態が、次の画像。

まだ具合は悪そうだけど、横を向ける程度になりました。
次の2匹は、脇腹の気泡がよくわかるので画像をあげておきます。

現在の飼育密度はこんな感じ。
プラケその1。後ろ足が生えてきたものを中心に収容。

プラケその2。小さめの子が多い。

比較の参考に、去年のモリアオガエルの風船病。
去年のケースは、気泡ではなく水泡だと思います。ぱんぱんになっても、通常の姿勢が維持できたので。

去年のケースでは、隔離したことで風船状態が改善し、ほぼ生還したこと、内臓が収縮しているように見えた為、過密飼育からくるストレスによって餌を食べられないことからこのような病気になったと考えました。
今年のパターンでは、隔離の翌日に重篤な症状だった子がお腹が破裂して死んでしまったこと、水泡ではなく気泡であること、このような激烈な症状が、ストレスから起こるとは考えにくいことから、オタマジャクシ自身が出す毒素などの成分による、自家中毒なのではないかと、今のところ推論しています。
よく、オタマジャクシやカエルをたくさん捕まえたら、持って帰る間に弱って死んでしまうと聞きます。
『カエル飼育ノート―カエルの生態から飼育、繁殖まで―』(誠文堂新光社・刊/水谷継・著/関慎太郎・写真)にも、
「カエルを過密にして飼育すると、すぐにお互いの体表の毒で中毒を起こし死んでしまいます。」(p84)
とあります。
モリアオガエルやシュレーゲルアオガエルは、卵の形態が卵塊で、採取の際にどうしても泡巣を壊さないようにそのまま採取することが多く、過密飼育になりがちです。
今回も、シュレーゲルアオガエルでこの症状が出たので、子供と相談し、いくつかにプラケを分けてそのまま飼育するか、半分は採取した水田に返しに行くか、決めたいと思います。
今年、「オタマジャクシの病気」で検索していらっしゃる方が多いので、同様の状態でお困りの方は、飼育数を見直されてはいかがでしょうか?
なかなかオタマジャクシの死因を調べるのって難しいですよね。
私もオタマジャクシを育てましたが、この子はなんで死んだのだろう?と何度も思いました。このような症状は出なかったので過密からこの症状が出るのであれば、1つの目安になりますね。
このように何かしら出た症状をメカ・ミムラさんはちゃんと解明されようとすることが素晴らしいですね!
ブログ、更新がないので、密かに心配してました。
オタマジャクシの毒素説も、あんまり自分では納得していないんですよね~。
自然状態では体のまわりに毒を出しても、水で拡散して無駄だと思うんですよね。効率悪くて、毒を作るだけエネルギーの無駄じゃないかしら?
魚でも、毒は食べた相手に有効、もしくは、とげなどで刺して注入ですから。
今、一番疑っているのは、成長ホルモンがらみかな?追試が難しいので、ちび太が成長の暁に、調べてみたらおもしろいと思います。
コメント失礼します。
2020年に初めてオタマジャクシを飼育しています。
30×10位の水槽に9匹で育てています。
みんなすくすく育ち、現在全ての子に足が生え始め、手の生えた子が3匹います。
そこで足の生え始めたオタマちゃんが1匹体調が悪いのか、胴体ばかり大きくなり、足の育ちが悪いです。
風船病とはまた違うように思いますが、投稿を参考にさせていただき、とりあえず隔離することにしました。
病気ではない事を祈りながら様子を見ようと思います。