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狼森の粟餅

ほとんど園芸日記です。

北の国から

2014年05月22日 23時31分15秒 | 音楽
昔、HR/HMを聴いていた頃は、ほとんどがアメリカかイギリスのバンドで、ジャーマン・メタルも盛んで、あとは北欧がEUROPAとかTNTとかPretty Maidsくらい、ちょっと古くてHANOI ROCKSがいました。

ところが、結婚後妊娠・出産etc.で自分の好きな音楽を聴くどころではなく、しばらくは新しいバンドの開拓はおろか、好きだったバンドの動向にもさっぱり…という状態が続き、浦島太郎。

子供が学校に上がったあたりから、自分の時間がちょっとでき、ネットでいろいろ情報収集をして、また音楽を聴き始め、驚いた現象が、
「気に入ったバンドの多くが、北欧のバンド」
という事実。

北欧メタルも、かなり出始めていたとはいえ、それでもこの粒ぞろいのバンド群は、いったい何???




Apocalyptica - Romance
全てはこのバンドを見つけたところから始まったような気がします。
学生時代は、レンタルCD屋にせっせと通い、お気に入りを探して、よっぽど気に入ったものは購入していましたが、今はYoutubeやニコニコ動画で好みのバンドを探せるようになりました。
隔世の感があるなぁ。
しかも、日本でCDが発売されているどころか、インディーズ的な、まだフルアルバムも出していないようなバンド、今まではメタルのメの字も聞かなかったような国のバンドを知ることができ、Itunesなどのネット配信でダウンロードできるように。
ツワモノは、ネット注文で個人輸入している人も。
Apocalypticaは、何枚もアルバムを出していて、日本でも入手可能、フィンフェスなどで来日したこともあるフィンランドのバンド。
最初などはチェロ4台のみの非常にクレイジーなバンド編成だったけど、立派なHMバンド。メンバーチェンジを経て、現在はチェロ×3、ドラム×1。それでも十分クレイジー
ツボにはまったもはまった、CD全て集め、LIVE DVDまで買うなんぞ、何年ぶり???
来日したら、絶対に行く。仕事休んでも行く!




Katatonia - Dead Letters
次にはまってCD購入したのは、これ。密林のレビューで「根暗」とか「憂鬱」とか「ジメジメ」、「メソメソ」など、散々な単語が並んで笑いましたが、これが何ともツボる暗めのクサメタルで、わたしはこの動画の再生数にかなり貢献していると思います
スウェーデンのバンド。




H.I.M. - Sleepwalking Past Hope
この曲の収録アルバムも買いました。
職場からの着メロをこれにしているので、ちょっとドキっとしますが大好き。Black Sabbathのコピー・バンドからスタートしたと聞き、ちょっと意外な気もしました。フィンランド。




Alexi Laiho performs In Your Face Live at EMGtv
フィンランドのChildren Of Bodom。アレキシ・ライホの当代屈指と言われる技巧派ギターは好きだけど、彼のデス声にどうしても馴染めないので、ギターの教則映像などのヴォーカル抜きバージョンばかり聴いています




Spiral Architect - Insect
ノルウェー。Youtubeのコメ欄で「帯に英語で『長時間にわたって聞かないでください』って書いてる」というのがありました。長時間聴くなって…




Pain of Salvation - Diffidentia (Live "BE" DVD)
スウェーデン。プログレッシヴ・メタルでありながら、マシンガンのように吐き出すヴォーカル・スタイルが面白かった。




Minora - Into The Ocean
スウェーデン。これもCD欲しいし、ダウンロードでもいいんだけど、まだそんなに売れてないので、輸入版もLPなら密林にありって…いまどき、LPはないでしょ~
仕方なく、ひたすらYoutubeの動画再生回数に貢献中。
先日、数学教師のvo.と左利きのギター君が脱退してメンバー交代したそうな。
Youtubeのコメ欄にも「このヴォーカル、うちの学校の数学の先生なんですけど!チョーうける!!」(勿論、スウェーデン語)みたいなコメがあり、なかなかおもしろかったんですが…。
作曲やアレンジのキーは、つるつるのギターのケニーらしいので、バンドの方向性的にはまぁ、大丈夫かな?vo.もケニーが担当して、新しいギターが入ったようです。

昔は主旋律→サビ→ギターソロ→主旋律みたいな様式が強固にあって、vo.とギターヒーローがバンドのフロントマンの地位を奪い合って険悪になり、解散というパターンが多かったですが、最近は、このバンドに限らず、中盤のソロはギターとキーボードが分け合い、もしくは、キーボードの方が比重が多いところをよく見かけます。
どうも、イングヴェイ・マルムスティーンのところのイェンス・ヨハンソン以来の、北欧のバンドの伝統らしく(インギーは絶対に専制君主の立ち位置だったけど)、彼の影響を受けたキーボード・プレーヤーも多いようです。




Freak Kitchen - God Save the Spleen
旦那がYoutubeを漁っていて見つけた。スウェーデン。
けっこう粗削りなようで、なかなか凝った作りがいいな~と。


北欧以外のバンドもいくつか。



Frost*- Welcome to Nowhere
イギリス。プログレッシヴ・ロック発祥の国だけあって、まだまだプログレッシヴ・メタルの分野ではいいバンド出てるみたいです。




Dead Letter Circus - Lodestar
オーストラリア。この国も、昔はAC/DCくらいだったのに、こんなにいいバンドが




Karnivool - Themata
これもオーストラリア。声質がDead Letter Circusのvo.と似た感じで、ちょっと好みより華奢な声だけど、いい。




OSI - Free (OFFICIAL VIDEO)
旦那が掘り出してお気に入り。「絶対変な国のバンドや」と彼は言い張りましたが、実は旧ロック帝国アメリカのバンド。
言われてみれば、グランジ臭がするけど、ジャンル的にはプログレ・メタルらしい。



2012年に、イギリスのガーディアン紙が掲載したという、人口10万人あたりのヘヴィメタル・バンドの分布世界地図というのがあって、これを見ても、スカンジナビア半島はまっかっか!!
それに対して、以前のメタル大国イギリスとアメリカの色の薄いこと…。
オランダやイタリアにも大好きなバンドがあるし、今やYoutubeではロシア、ベラルーシ、ブルガリア、スイス、ブラジル、果てはインドやサウジアラビアのバンドまで見ることができます。
おもしろい時代になったもんだ♪


あの、「カーーッ!」っていう音なんだよ

2013年11月14日 23時05分14秒 | 音楽


旦那が、さっき動画を何の気なしに漁っていたら、こんなものに出会った。
閣下、やっぱり上手いなぁ。
拍子木とか、あの「カーーッ!」っていう楽器とか、叩く手つきが、スナップ効いてて素敵

それにしても、この演歌とか時代劇で、よく「カーーッ!」っていってる楽器、これ何だろう?ものすごく気になるんですけど!


そして、熱心に調べる後ろ姿に家族の呆れた視線を感じつつ、とうとう突き止めましたよ!



LP LP209 Vibra-Slap DLX ビブラスラップ
クリエーター情報なし
LP


むむぅ、密林で売っているではありませぬか。5000円くらいとな。ほ、欲しいかも
箱の中に金属の板が入っていて、叩くとあの「カーーッ!」という音が気持ち良く出ます。
子供たちによると、小学校にもこの楽器があるそうで。わたしがこんな楽器手にしたら、授業そっちのけでず~っと「カーーッ!」「カーーッ!」っていわし続けて、教室からつまみ出されそうです。

元々、サブちゃんの原曲でも時代劇でも、キハーダという南米の楽器が使われていて、ヴィブラスラップは代用として使われているのだとか。

そのキハーダはこちら。



テージョ キハーダ TG-L08

テージョ キハーダ TG-L08
価格:23,520円(税込、送料別)



ロバの下顎の骨を使ったキューバの楽器で、顎の骨を叩くと乾燥して緩みができた歯がカタカタ鳴って、「カーーッ!」という音が出るそうです。
湿っぽい演歌のコブシと何ら関係の無いこの楽器が、なんで日本の時代劇に結びついたのか、謎は深まるばかり…。
「パーカッショニストなら一つは持っておきたい」という、シライミュージックの人の説明も、よく分かりませんwww
一つの楽器を作るのにロバ一頭を犠牲にしなければならないというコストパフォーマンスのあまりの低さに、ヴィブラスラップによって代用されることが多いようです。
そして、当然の帰結として、高価で品薄でございます。

わたしは、ヴィブラスラップでいいっす。

そして、いつかベランダで力いっぱい「カーーッ!」といわせてみたいです

『魔王』

2013年10月10日 22時15分11秒 | 音楽



小学校の時、音楽の授業で聴いて、大爆笑した。
妙に訳が古くて、「しゃれた着物って!!」とつっこみまくり

でも、この動画の歌詞は、ちょっとわたしが聴いたのと違うんだよなぁ…。
けっこうふざけて歌ってたので、ほとんど歌詞を覚えているので、書いてみようか。


   暗い森、走る馬。
   その背には、親と子。
   震え慄く我が子を、しっかと父が抱いて。

   「坊や、そんなに寒いのか?」
   「お父さん、そこに魔王がいる!
    怖い目の魔王だよ」
   「坊や、それは霧だよ」

   「かわいい坊や、来なさい。
    城に来て遊びなさい。
    バラの木は香るし、洒落た着物もいっぱいある」

   「お父さん、お父さん、そこにほら、魔王が呼んでるよ」
   「…(ここ、父親のセリフ、忘れました)…」

   「坊や、早く来なさい、綺麗な姫が待っている。
    姫と一緒に踊るのだ。
    暖かい部屋もあるよ。
    来なさい、坊や、さあ、早く」

   「お父さん、お父さん、そこにほら、魔王の娘が!」
   「坊や、坊や、よくごらん。
    枯れてる柳の木だ」

   「…(魔王のセリフ。忘れた)…
    来なけりゃ、攫ってくぞ!」

   「お父さん、お父さん、魔王が今、ぼくの手を捕まえる(?)」

   …(父親が怯える息子を抱いたまま馬を走らせる様子)…
   …我が子は、息絶えていたという。

   ジャンジャン。


ああ、やっぱりところどころ忘れてるなぁ

動画の歌詞は、わたしが聴いたのよりも、言い回しが古いような気がする。
今も小学校の音楽の時間に、この日本語バージョンを聴いて、ひぃひぃいいながら笑い転げる小学生が、たくさんいるんだろうか?
同時に聴いた世界の音楽がバリ島のケチャだったので、その日はとても愉快な授業だったのを覚えている。

とっかかりはそんなのでいいから、子供たちにもクラシックに親しんでほしいなぁ

ファン丸出し

2013年09月27日 22時45分16秒 | 音楽
自分がHR/HM、プログレッシヴ・ロックファンだから、ファン丸出しで目をキラキラさせて語ってるのを聞くと、自分もわくわくして、一緒に語り合いたくなってしまう。

NHKのBS熱中夜話で、ローリー寺西さんたちがロックについて語りまくった(ついでにローリーは弾きまくる)のが、すごく楽しかった。
あれを観ると、旦那とまたロック談義に花が咲く。
ローリーがファンと一緒にギターを弾く動画もYouTubeに上がってて、削除されちゃったけど、ローリーのロック好きがたまらなく嬉しくて、スカンチ自体は聴いたことなかったけど、ローリーのファンになりました。


そして、以前から噂に聞いていた、高嶋政宏さんのスターレス高嶋。



お父さんがうつ病になって、だいぶ良くなってきた時に、お父さんの為に演奏したと聞き、「うつ病の人にKingCrimson聴かせてどないすんねん!」と突っ込んだのは、おそらく全国のプログレ・ファンみんなだったと思います。

昔、自分の部屋でKingCrimsonの『Lizard』聴いてた時に、隣の部屋の妹から「気が狂いそうになるから、やめてくれ!」とクレームが入ったことがあります。
正統派ジャーマンメタル・ファンで、RAGEのライブに行って「この首、RAGEにくれてやる!!」とヘドバンしてた妹には、プログレ要素は無く、同じメタルファンでも、この辺は趣味を共有できなかったなぁ…。

しかし、上手いじゃないか、スターレス高嶋Σ(゜Д゜;)




更に、ロックフジヤマにゲスト出演してた時。

有名どころはともかく、U.K.やら、Tygers of Pan TangってぇΣΣ((((((゜Д゜;ノ)ノ
マニアックにもほどがあるぞ。
わたしも好きだけど。
U.K.は、エディ・ジョブソンのシンセ・バイオリンがたまらんかったし、Tygers of Pan Tangは、わたしにとっての3大ギタリストのジョン・サイクスのバンドだったから、もう嬉しくってひくひくしてしもうた。

スターレス高嶋、演奏も上手かった…・


ローリーといえば、実家の隣の市の出身で、従兄弟に当たる槇原敬之の実家の電気屋さんは、ご近所でした。



二人が音楽的ルーツや原体験を語ってるのが、非常におもしろかったです。
しかし、お二人さん、恐怖映画の音楽で、途中で「グエ~ッ!」なんて声が入っているのは、『エクソシスト』の「Tubular Bells」じゃなくて、『サスペリア』の方(音楽担当はGoblin)じゃないかなと思うよ(^_^;)

ああ、ファン丸出しで、好きな音楽を語る時の楽しそうなこと!
ロック好きで良かった♪

Shine On You Crazy Diamond

2013年01月24日 22時03分38秒 | 音楽
PINK FLOYD - Shine On You Crazy Diamond (KNEBWORTH-VOL-III )




PINK FLOYDのShine On You Crazy Diamond。

酷薄そうな顔のVo.兼G.が、デイヴ・ギルモアだ。

世間ではジミー・ペイジ、ジェフ・ベック、エリック・クラプトンを3大ギタリストと呼ぶが、わたしにとっての3大ギタリストは、デイヴ・ギルモア、トレヴァー・ラビン、ジョン・サイクス。二人までがプログレなのは、わたしの趣味です。気にしないでください。


歌詞も、鬱屈した青春時代を送って来た者には、のめりこむ要素の一つだが、なんといってもデイヴのギターと声がたまらん。

友人の某氏が、大昔に誕生日プレゼントにくれたPINK FLOYDのCDに収録されていた曲で、スタジオ版ではなくライブ版だったところも、素晴らしかった。
半分までずっと静かなギターソロが続き、いつになったら歌が始まるんかいなと思ったあたりで、ようやく歌い始めるデイヴ。

顔が怖かろうが、酷薄そうだろうが、足が短かろうが、ビール腹だろうが、好きなもんは好きなんだから、しかたない。

魂を揺さぶる曲です。


今でも大好きなアルバム

2010年01月05日 20時38分37秒 | 音楽
約束の地‐プロミスト・ランド‐

EMIミュージック・ジャパン

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年末に、溜まりに溜まったDVDデッキのHDの大掃除をした。
もう見ない番組は削除し、いる番組は編集してDVD-Rに。
部屋の掃除と一緒。掃除しているつもりで、本や漫画を読み漁っちゃって、全然仕事が捗らない。元々好きで撮った番組だから、見入っちゃって終わらん終わらん

で、以前BS熱中夜話のロック編を見ているうちに、またいろんなバンドの曲を聴きたくなっちゃった
出演しているゲストのローリーたちが、ロック好き丸出しで語りあう姿がうらやましい
旦那とも、これを見るとロックについて熱く語り合っちゃうなぁ
旦那とは趣味が全然合わなくて、わたしの大好きなプログレなんか、胎教に悪いと、妊娠中禁止されちゃうし

最近はCDをPCに落として聴くことが多くて、一々ディスクを入れ替えなくても好きな作品を好きな時に聴けるのが便利ですが、CDを取り出してデッキにセットし、ジャケットのイラストや解説をわくわくしながら眺めつつじっくり聴くという感じじゃなくなったのは、少し寂しいかも。一つの作品に対する思い入れも、当時の方が強かったような気がします。更に、LP時代のレコードに針を落とすドキドキなんて、遠くなりにけりという感じで。

この、QUEENSRYCHEの『約束の地-プロミスド・ランド-』は、中でも思い入れの強い作品です。
QUEENSRYCHEの作品と言えば、不朽の名作『オペレーション・マインドクライム』があまりにも有名で、その後の作品はそれを越えられなくて苦しんでいる感があります。
特に、クリス・デ・ガーモ脱退後は、他の多くのHR/HMバンドが「グランジに呑み込まれた」と言われたのと同様、彼らもグランジ色を濃厚にして評価も低迷しているようです。

この『約束の地』は、まだクリス在籍時代のもの。
メロディ・ラインを作るのが上手かったクリス時代のものは、印象に残る曲が多いのは確かです。クリスの作曲についての貢献は大きかったんだなぁと再認識します。
ジェフは詩をじっくり聴かせるタイプなので、疾走感や重量感はクリス無しになると希薄になり、歌詞がストレートに届かない日本のファンには、少し辛いかも。

わたしは、一曲一曲好きな曲を挙げるとしたら、『オペレーション・マインドクライム』よりもこの『プロミスド・ランド』の方が断然好きな曲が多いです。
特に「アウト・オブ・マインド」と「ブリッジ」は、わたしにとって魂の曲です。
どれも、クリスの個人的な体験が元になった曲で、特に「ブリッジ」はクリスとお父さんとの関係の歌で、自分たち家族の元を去った父親を許せず、癌を患い、関係を修復しようと手を差し出す父親に対し、「あなたは橋をかけ直そうと言うけど、元々、僕とあなたの間に、橋なんてなかったじゃないか」と言わなければならなかったクリス。結局、彼は最期までお父さんを許すことができなかったんだけど、思春期に父親といろいろ葛藤のあったわたしには、この曲がすごく重かった。

QUEENSRYCHEは政治的なメッセージ色が強く、それはボーカルのジェフ・テイトの思想的なスタンスからきていて、それがまた曲に強烈な個性と魅力を与えているんだけど、それ以外の個人的な葛藤を扱った曲にも、いい曲があるんだよ~~と、こっそり叫んでみるわたしでした

なんじゃこりゃ~~~!!

2008年04月06日 23時59分19秒 | 音楽
Cult
Apocalyptica
Spitfire

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いやいやいやいや、なんちゅーか、ぶっ飛んでますなぁ

今までも書きましたが、プログレに弱いんです。メタルに弱いんです。シンフォニック・ロック、大好きです。
で、このAPOCALYPTICAですが、フィンランドのバンドで、シベリウス音楽院出身のチェロ4人と、ドラム1人というとんでもないメンバー構成で。
ボーカルもギターもおらんのかい!!!!!!
元々、学校のイベントでMETALICAのカバーをチェロ4台でやって評判になりデビューしたとかで、メタルをチェロ4台できこきこ弾きまくってます

ニコニコ動画でBGMに使ってる人がいて、物凄くツボだったのでAmazon.comで注文してみました。
最近音楽に浸る余裕が全然無くて、CD買うなんて久しぶりです
でも買って良かった~
14曲のうち、ボーカル入ってるのが1曲だけ、あとはみんなインストゥルメンタルというとんてもないアルバムでしたが、全く悔い無し
ネットで検索した映像も、本当にズラリと棺桶バックに背負ったチェロが並んでキコキコやってましたな
ライブ行ってみたい

昨日今日と、ちび太は旦那の実家に預けて、お姉ちゃんと滋賀山草会の展示会に行って来ました。
野洲の近江富士花緑公園の里の家で、茅葺き屋根の風情のある民家で行われました。
囲炉裏があって、そこで茶釜でお湯を沸かしてお茶をいただき、囲炉裏を実際に触ったことのなかった娘は、ずっと火箸で薪をつついたり火吹き竹をふーふー吹いたり、楽しんでいました
退屈しないように画材を持って行っていたので、絵を描いたり、また会のT先生が絵がお上手な方なので、その傍らにへばりついて、熱心に見ていました。
なんたって、ちび太が生まれてから、お母さんとお姉ちゃん2人デーを設けて遊びに出かけたことはありますが、1晩二人きりで一緒に寝るなんて、ずっと無かったことですから、甘える甘える
昨日の夜はバスケの後に公園で焼き鳥と焼きうどんとジュースとビールを持って、夜桜見物としゃれこみ、これまた大喜び。
夜寝る時は、せっかくお父さんとちび太がいなくてのびのび四肢を伸ばして寝られるのに、一つのお布団で一緒に寝ました
ちび太が生まれてから、いえ、生まれる前から(切迫流産しかけて、絶対安静だったので)、ずっと甘えたいのに我慢し続けていたお姉ちゃん。今日はお友達からのお誘いも断って、お母さんを独り占めすることを選んだくらい、甘えることに飢えていたんですね。

ちび太はちび太で、お姉ちゃんと一緒の時と違って、一人だけ旦那の実家に預けられ、夜はお父さんがいるとはいっても、寂しかったんでしょう。わがまま言ったりゴネたりはしなかったそうですが、帰ってきたら、ずっとわたしにしがみつきっぱなし。「寂しかった?」って聞いたら、ぽろぽろっと涙をこぼして抱きついて来ました。

ちび太、ありがとうね。
お姉ちゃん、今まで、ずいぶん我慢させちゃってごめんね。またいつか、二人だけの時間を作ろうね。

ただいま考え中

2007年10月02日 11時20分22秒 | 音楽
ただいま考え中(DVD付)
クインテット雑唱団,下山啓,宮川彬良
FOR LIFE MUSIC ENTERTAINMENT,INC(PC)(M)

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NHK教育テレビの音楽番組「You gotta Quintet」、アキラさん作曲の歌に、しばしばツボにもろヒットするものが出ます。この「ただいま考え中」と「目はおこってる」のカップリングCDは、中でも出色の出来だと思います

我が家の子供たちも大のお気に入り。ちび太は本棚に並んだ『鬼平犯科帳』や『御宿かわせみ』、藤沢周平の諸作品などの文春文庫の背下にあるマークを指さして「目ぇ、おこってぅよ!」。確かに、「目がおこってる」のアニメみたいですね 歌詞も
   口がすべって 鼻でわらって 耳にふたすりゃ
   顔から火がでて オヘソが茶をわかす
などと、体に関する表現が並んでいて、子供たちがお腹をかかえておもしろがります。特に「オヘソが茶をわかす」がトドメ
アニメも秀逸です。シンプルで無表情な人物と犬の顔に寄っていくと、目の中にそれぞれ怒り狂ってばたばた暴れている人と犬がいるんです。あんまり顔には出さないけど、よく見れば目だけで怒ってるという、とっても分かりやすくてナイスな表現です。

「ただいま考え中」も、ロダンの考える人ポーズをした人が、頭をかかえたり、拳をくわえたり、たらたら脂汗を流したりしてうんうん悩むアニメで、後ろの犬たちの「早くしてちょうだい!」というあいの手もかわいらしいです。
頭をかかえている顔が、わたしにはどうしても「えなりかずき君」に見えてしまう

クインテッドは、だいたいアニメもシンプルでストレート、子供たちにとてもわかりやすいけど、大人が見てもおもしろい、デザイン的にもとてもいいんです
8月くらいからちょくちょく流れている「真夜中の動物園」も、CD化が待ち遠しいです
暗闇に光る動物の目と吠える口で表現されたアニメは、最初ちび太は怖がっていましたが、気がつけばお絵かきしながら「またほえた~、めがひかぅ~♪」と歌っています

先日の福井ドライブの時も、ウルトラマン・メドレーや仮面ライダー電王と共にこのCDをカーステレオでガンガンかけて、家族みんなで熱唱
いつかカラオケに行くことがあれば、子供とこれを歌おう

11月

2006年11月10日 23時26分28秒 | 音楽
わたしにとって、11月といえば、フレディ・マーキュリーの命日のある月。
11月になるとQUEENの『INNUENDO』が我が家でヘヴィローテーションとなる。

QUEENの最高傑作といえば、多くの人が「ボヘミアン・ラプソディ」を挙げるかと思いますが、わたしにとってのベストは「Innuendo」。
初めて聴いた時、「おお~!引力感じるぞ~!!誰の曲や!?お、歌、フレディやんけ!!」(べたべたの関西弁ですみません)。
なんせ、ルーツがブリティッシュなので、こののっけからのコード進行がたまりません。
その頃はまだフレディの病気のことは知らなくて、「I'm Going Slightly Mad」のビデオを見たのは亡くなった後。ヒゲを落として、花のような笑顔のフレディに、涙が出ました。別のプロモーション・ビデオ(どの曲だったか忘れた)では、本当に最後の最後だったと思われる、あんなにマッチョだった体が、やつれ果てて枯れ枝のようになって、服にすっぽり包まれている姿が衝撃的でした。

アルバム最後の曲「Show Must Go On」で「舞台の幕は閉じられなければならない」と叫んだフレディ。
壮絶で、素晴らしいアルバムでした。

11月は去年亡くなった桂吉朝さん、先日亡くなった白川静先生と、全くジャンルは違いますが、自分にとって大きな存在だった方の命日が続きます。
今年は阿部謹也先生も亡くなってるし…。

これからも毎年11月には『INNUENNDO』を聴きます。
大好きなフレディ、最後まで本当にありがとう。合掌。

わが心のムーディー・ブルース

2006年09月21日 22時49分44秒 | 音楽
今日、急に聴きたくなって古いCDを引きずり出しました。
THE MOODY BLUESの『DAYS OF FUTURE PASSED』。わたしの心の故郷みたいなアルバムです。

小さい頃からクラシック・マニアの父とエレクトーンを弾いていた母のおかげで、絶えず音楽が流れていた環境で育ちました。自分もちょこっとエレクトーンを習ったけど、練習嫌いで全然ものにならず
母はエレクトーンの課題になったポピュラー音楽を、よくラジオからテープに録音して聴いていましたので、ビートルズやカーペンターズ、サイモン&ガーファンクル、クリストファー・クロス、映画音楽などがよく流れていました。その中でも、心の奥に焼き付いているのが、このムーディー・ブルースの邦題「サテンの夜」という曲でした。

後年いろんな音楽を聴きまくり、ポップロック、ハードロック、ヘヴィメタル、プログレッシブ・ロックなど、好きなバンドや曲はいっぱいありますが、何だか知らんけど、どうもぐいぐい引力を感じることがあります。
クイーンの「イニュエンドゥ」とかU.K.の曲とかピンク・フロイドの「クレイジー・ダイアモンド」とか、「なんなんだろう??ツボにはまってるぞ!?」と思ったら、共通点はブリティッシュ。マイナー系のコード進行で、「わたしはこれに郷愁を感じるようにできてるんだ!」と納得しましたが、それがいったいどこに端を発しているのかがわからない。
大学生の頃久しぶりに「サテンの夜」を聴いた時に、「これ!これこれこれ!これや!!」と思わず膝を叩いてしまいました
わたしのツボのルーツ、この「サテンの夜」だったんですね。

ムーディー・ブルース、ジャンル的に言うと、プログレッシブ・ロックというジャンルにカテゴライズされます。『進歩的なロック』。ジャズやクラシックの影響を受け、5分超えの大作はざら、組曲になっているのも多く、バイオリンやフルートを多用。曲の途中で転調したり拍子が変わったりするのもお家芸。複雑で難解だというレッテルが貼られていますが、メロディーが美しいものも多いのです。
ムーディー・ブルースはプログレの中ではわかりやすい方だと思います。変拍子もほとんど無いしね
『DAYS OF FUTURE PASSED』は、朝の「THE DAY BEGINS(一日が始まる)」から始まり、夜明け、朝、ランチ、昼下がり、夕暮れ、そして「THE NIGHT:Nights in White Satin(サテンの夜)」で幕を閉じる、組曲形式になっています。どれも美しい曲で、現在でもアルバムは入手可能だと思います。
中でも、やはり「サテンの夜」はヒットしたらしく、母のエレクトーンのテキストにも載っていたほど。いい曲です
 
旦那は根っこがブルースで、学生時代にはジャズ喫茶によく通っていたそうです。だから彼はブラックっぽいのがツボ。NHKでやってる番組の『美の壷』の音楽でよく揺れてるし
当然プログレとは波長が合わないので、妊娠中には「胎教に悪い」とプログレ禁止令が
失礼な!!
途中から「お母さんが気持ちいいのが胎教に一番いいんだい!」と開き直って、好きな音楽をばんばん聴きました。お母さんがハミングしない限り、お腹の中の赤ちゃんには、外の音楽は聞こえないらしいですしね

写真は娘にせがまれて作った、ホットチョコ・タビオカ。
結構口にタピオカが残って、食べ難かったです