狼森の粟餅

ほとんど園芸日記です。

琵琶湖博物館

2006年07月30日 21時26分38秒 | その他
草津市の烏丸半島にある、琵琶湖博物館へ行ってきました。
今日は夏休みの日曜日ということもあり、常に無い混雑。夏休みの自由研究のテーマをここでみつける子供も多いのでしょう。
うちは、ついおとといも来たばかりですが、琵琶湖博物館と聞けば、ほいほいお誘いに乗ってしまいます 

滋賀に引っ越してきて4年、愛着も湧いてきて、地味~な淡水魚の水槽を飽かず眺めています。アユやビワマスの群泳がとても美しくて、いつまででも見とれていたいほど。もともと熱帯魚を長く飼っていたこともあり(今は湿気で着物が傷むから手放しましたが)、魚の生態を観察するのが大好きです。特に見ていておもしろいのが、アユやハリヨなど、自分のナワバリを守る魚。また、外国の湖の魚の展示もあり、アフリカの大地溝帯のタンガニイカ湖のカワスズメたちの水槽は、大きい上に様々な種類の魚たちがナワバリを持ち、産卵し子育てしている姿を見ることができ、圧巻です。

子供達には、琵琶湖周辺の環境を学習するコーナーの、昆虫の標本や、顕微鏡で昆虫やプランクトンを見ることができる場所が人気。3歳のちび太まで「ぼく、むしのけんきゅう、するんだお!」と熱心に顕微鏡を覗き込みます。琵琶湖で発見された象の化石や、恐竜の化石などがある展示もお気に入り。特に今日は恐竜のウンコの化石を触ってご満悦でした
また、1年生のお姉ちゃんは、昔の暮らしを紹介したコーナーにまるごと移築された茅葺の家や、昔の台所道具を実際に触ることができる、民家の炉辺の再現コーナーなどが大好き。初対面の子供とも仲良くおままごとをして、いつまでも飽きずに遊びます。
今日はどのコーナーも黒山の人だかりで、特に遊びと体験のディスカバリールームでは、入れ替わり立ち代り遊びに殺到する子供達の数とパワーに、ちょっと目眩が
楽しかったけど、疲れました。

今、烏丸半島は、蓮の花が咲き乱れてとてもきれいです。
写真は6月に行った時のものですが、その時はまだちょぼちょぼしか咲いていなかったけど、今は満開です。
蓮の花は、とても大好きな花。
むっちりとした、充実した蕾の重量感や、ふわっと開いた花びらの何とも言えないピンクのグラデーション、眺めていると、幸せでうっとりしてしまいます。
園芸会社の通販のカタログの茶碗蓮を、指をくわえて何とか自制しています。
ベランダに泥入りの瓶をでんを据えても、花を咲かせるどころか、悪臭とボウフラをわかしてしまうのがオチです
我慢我慢!!!!!!

タカネビランジ

2006年07月28日 22時20分26秒 | 山野草
画像が最近のものではありませんが、タカネビランジを。
種子銀行さんでタネを入手し、蒔いて育てたものなので、愛着もあります。
「高嶺」と名前に付いている通り、高山に生える山野草ですが、非常に丈夫でわさわさ茂る姿は、全然高山植物らしくありません
冬には地上部が枯れ、「あや~、まずった、枯らしちゃったかなぁ~」と思いましたが、ほじくってみたら根は元気に健在だったので、めげずに世話を続けたら、春になって健気に芽吹いてくれました。それからは、まぁ、伸び放題梳き放題。草姿がだらしないといえばだらしないんですが、何しろクリアなピンクの花が次々咲き続けて春は5月から冬は12月まで、我が家で一年の最後までぽつぽつと花を咲かせてくれるのがこの花です。
アブラムシがつきやすいので、みつけたらこまめにつまんで取りますが、それ以外は本当に手がかからない、丈夫な花です。
去年はほとんどタネが取れませんでしたが、今年は風通しいい場所に置いたら、かなり結実率が良い感じ。地元の山草会やHPなどで配布しようと思います。

今日はお姉ちゃんのお友達のM君の家族と一緒に、琵琶湖博物館へ行きました。
うちは年に10回近く琵琶湖博物館に行きますが、広くて魚がいっぱいいて水族館みたいだし、小学生以上には自由研究の宝庫。琵琶湖の水環境についてや、水が身近にある琵琶湖湖畔の昔ながらの暮らし、琵琶湖の生物など、とてもおもしろい展示や観察スペースがたくさんあります。
実は、あさっても別のお友達とまた行く予定
子供が適度に疲れてくれるので、親としても助かります。わたしも魚好きだしね

帰宅したら、どうやら留守中に凄まじい夕立があったらしく、窓を開けっ放しにしておいたおかげで、北の部屋の畳がべしょべしょ
エアコンの除湿と扇風機で、一生懸命湿気を飛ばしています。
カビが生えませんように~!

白雲

2006年07月27日 21時33分56秒 | 富貴蘭
富貴蘭の白雲。去年、某オークションで落札しました。
白く抜けた虎斑が美しいです。
最初は、未熟な栽培技術でこんな気難しそうな柄の品種に手を出すのはどうかと思ったのですが、上手く馴染んでくれたのか、少しずつですが、しっかり新葉を出してくれています。今年の植え替えで根もしっかりしたのが出ていたので、一安心です

昨日は旦那の会社の面々と一緒に、湖北へ泳ぎに行きました。
ちび太が泣いて怖がって、なかなかつかろうとしてくれなかったのには参りましたが、お姉ちゃんも泳ぎの得意なおじちゃんに浮き輪ごと水に放り投げてもらったり、年の近い子供たちと仲良くなったり、楽しかったようです。
普段の運動不足が祟って、一日たってもまだ体が重いです。
おちびのオムツが取れたらプールにもつれて行くのになぁ。
今日も一日トレーニングパンツでがんばったけど、夕方ようやくまぐれでオマルにおしっこできたくらい。あくまでもまぐれなので、その後また畳にじゃーじゃかやってくれました
今年の夏中というのはちょっと無理かなぁ。

道の駅 藤樹の里あどがわ

2006年07月25日 23時22分20秒 | 道の駅
県下の高島市の新しい道の駅にドライブがてら行ってきました。
高島は扇子の生産で有名らしく、道の駅に扇子の体験工房もついていました。
地域の農産物などを販売するコーナーも広くて、がんばっていました。
が。
食事がちょっと不満。軽食コーナーは普通のドライブインと何ら変わりないし、レストランもあんまりおいしそうじゃなかった。
県下の道の駅を全て制覇して、いろいろ地域の物産の販売コーナーや食事など、比べてみて、今ひとつ魅力に欠ける感じ。
売りはやはり扇子とアドベリー(キイチゴの一種に、勝手にそう命名しているらしい)製品かぁ…。アドベリーのパンやケーキは確かに美味しそうだったです。
これからの商品開発に期待します。がんばってね~!

道中、車内で飲むのに、コンビニで「午後の紅茶・スーパークリングレモン」なるものを購入。「スパークリングレモンのドライな刺激に、水出し製法で淹れたダージリン紅茶のほのかな味わいが新しい」とありますが、色もほとんど付いていないし、飲んでみても「どこに紅茶の香りが????」という味わい
飲みながら「ん~??」と何度も首をかしげていると、旦那が「うすいさちよの、薄ーい紅茶みたいな感じか?」というので、大爆笑 
NHK教育テレビのアニメ『おじゃる丸』に出てくる少女漫画家志望の「うすいさちよ」という姉ちゃんがとても「しぶちん」で、何度もティーバックを使いまわし、部屋に吊るして乾かしては再利用しているのです。で、うっかり2、3度しか(!)使っていないティーバックを使用しようものなら「うぉぉぉぉぉぉ~~~~!!!それはまだ2回しか使っていない、お客様用のものなのにぃぃぃぃぃ~~~!!!」と梅図かずおばりのホラーな顔で絶叫するので、怖いのなんの 彼女の描く漫画も内容はラブコメのつもりらしいのですが、絵柄は正しく梅図かずおか水木しげるかといったホラータッチで、バックに流れる効果音も「キャ-!!」という恐怖の絶叫。強烈です。
「午後の紅茶・スパークリングレモン」。どうせなら、ボトルのラベルにうすいさちよの顔をあしらってはいかがでしょうか?

桜の帯揚げ

2006年07月24日 16時32分09秒 | 手芸
土曜日に完成した、桜の帯揚げの完成報告です。

着物好きが嵩じて、日本刺繍を始めてから1年ほどになります。
もちろん、ちび二人を抱えて、習いに行く暇もなければお金もないので、本を参考に独習です
パターンを刺して練習するのも必要ですが、昔々、ちょっとだけ普通の刺繍(あえて分類すればフランス刺繍というの?)はやったことがあるし、日本刺繍の糸は絹なので(フランス刺繍の糸は木綿)惜しげ無くというわけにはいかず、実際に使うもので、下手糞でもあんまり目立たないもの、ということで、無地の安い帯揚げを見つけて、それに刺繍することにしました。帯揚げなら、結んでしまえば、帯の上にちらっとのぞくだけなので目立ちますまい。
テキストはNHK出版の『NHKおしゃれ工房・花一輪からの日本刺繍』(草乃しずか・著)。

普通の刺繍は、布にがばっと枠を被せて固定して刺していけばいいのですが、日本刺繍は専用の枠に布をぴんと張りながら糸でかがって固定し、更に刺繍糸には縒りがかかっていないので、自分でいちいち縒りをかけなければなりません。帯揚げが全長160cm以上あるのに対し、枠は縦55cmほど。縦いっぱいに刺し終わったら、一度枠から外し、次に刺すところを新たに張り直すという作業の繰り返しで、とっても手間がかかります。
子供が寝てから旦那が帰るまでのわずかな時間、少しずつ少しずつ刺していき、途中で糸が足りなくなったり、冬場、指がひび割れて血が滲むので中断したり、完成するまで半年かかりました

広げてみると、刺し始めの端から刺し終わりの端まで、下手糞だったのが、ずいぶん図案通りに刺せるようになってきたのが一目瞭然です。
縮緬のシボが意外に刺し難くて、コツがつかめるまでだいぶかかりました。
糸の縒りも、最初はきつく縒りをかけすぎて、刺した桜の花弁がふっくらした感じになるのは、中盤からでした。
同じモチーフを延々繰り返し刺したので、先生について教えてもらうのより上達も遅いし雑ですが、それでも進歩の跡が自分で感じられて、達成感があります。

次は同じく水色の無地の帯揚げに。撫子の花を刺していきます。
桜に使った刺し方とまた違った刺し方を練習できるので、また新鮮な気持ちで刺繍台に向かえます。

さて、次の完成報告はいつになりますことやら

月桂冠

2006年07月23日 16時44分18秒 | 富貴蘭
お酒の名前ではありません
富貴蘭の月桂冠です。去年、某オークションで入手しました。
あまり観葉植物には興味が無くて、縞や覆輪の富貴蘭は、オリヅルランみたいな観葉植物みたいで、ちょっと敬遠していたのですが、画像で見てきれいだったのと、お値段が手頃だったので。
実際に手に取ってみて、出たての天葉の縞が美しくて、うっとり
縞や覆輪の富貴蘭は、自分では横から見るのが一番きれい!と思います。
白い花を咲かせた姿も、また良し♪

昨日今日と、子供達二人と旦那は、旦那の実家にお泊り。
久しぶりに、気ままな時間を過しています。
と言っても、自治会の集会に出たり洗濯したり。どこかにぷらぷら出かけるほどの時間はありません。今日も夜には帰ってくるし。
ちび太がいるとなかなかできない、日本刺繍をちくちくしています。
無地の帯揚げに、桜を散らしたものは、夕べようやく完成。枠から外して、次の同じく無地の帯揚げに撫子の刺繍を始めました。

ああ、子供を叱らなくいいというのは、ほっこりするなぁ~
だけど、外からよその子の声が聞こえると、胸がきゅんっとします。帰って来たら、思いっきりぎゅーっと抱きしめてあげよう!

桃源

2006年07月22日 01時07分33秒 | 富貴蘭
富貴蘭の桃源が開花を始めました。
この花は、わたしが初めて購入した富貴蘭です。
地元のグリーンフェスタで、園芸関係のフリーマーケットがたくさん出店されるので、毎年楽しみにしているのですが、その中で、いつも東洋蘭を扱っている方がいらして、そこで購入しました。

すっきりしたピンクの花色と明るい葉の緑が魅力。
古い品種で、最近はもっと濃い赤系の花の品種がたくさん出たので、あまり栽培されなくなった品種だと本に書いてありましたが、わたしは大好きな花です。
去年の植え替えで子株が取れたので、子は別に植えました。そちらは花が咲くのはまだまだ時間がかかりそうですが、元気です。

さて、いよいよ夏休み突入。
朝から小学校1年生の長女の夏休みの宿題で、てこずりました。
夏休みの間に、一桁の足し算引き算を、手を使わないで計算できるようにというのが目標です。
大人のわたしたちは、計算をする時に、数を5と残りに分解したり、偶数・奇数やら、3の倍数やら、気がつくと、何らかの数のかたまりとしてとらえていますが、まだいろいろな概念が頭に無い子供は、数をどうあつかっていいやらわからない、どの数もどの集団にも属さない、個別のものとして眺めているようです。
教えるのって、難しい…。
気長に~!

フウランが咲いています。

2006年07月20日 22時02分36秒 | 富貴蘭
今、窓辺ではフウランが咲いています。
もともとは、亡くなった祖父の形見分けのようにして我が家に来たフウランですが、なかなか上手に育てられなくて、試行錯誤しながら、本やいろんなサイトさんを参考にして、少しずつ作も上がり、それにつれて数も増えてきました。

葉や花の美しいものを選抜して園芸品種として栽培されているものが、富貴蘭といわれるそうです。

この写真は、富貴蘭ではなく、ごく普通のフウラン。
学生時代によく旦那とデートしていた、京都市植物園の売店で購入しました。
普通のフウランでも個体差があって、祖父宅から来たフウラン(山口県産)は純白の花が咲き、成長がゆっくりで根も細いのに対し、このフウラン(岡山県産)はとても丈夫で、白い花弁の先に、ほんのりピンクがのって、なかなかかわいらしいものです。根も太く、よく伸びます。

一年によくて葉が二対程度しか増えなくて、成長がゆっくりなフウラン。
これからも、長くつきあっていきたい花です。

『狼森と笊森、盗森』

2006年07月19日 23時35分27秒 | 読書
お友達にブログの名前の由来を尋ねられたので、紹介します。

宮沢賢治の童話の一つで、わたしが小さい頃から大好きだったお話。
賢治の童話の中ではあまり有名ではなくて、絵本も2種類くらいしか見たことありません。今、手元にあるのは、偕成社・刊、村上勉・絵のものです。
元々は、中央公論社・刊の、『宮沢賢治童話集』という朗読レコード付きの本があり、それで親しんだのが原体験です。朗読は名優・宇野重吉。

「狼」は「おいの」と読みます。
具体的に「小岩井農場の北」とあるので、舞台は岩手のその辺りの森。ここに住み着いて田畑を切り開く4人のお百姓さんとその家族、そして、その周りにある森たちとの物語。
まず、ここを開拓すると決めた4人の百姓が、「ここに畑起こしてもいいかぁ」と周囲の森に叫ぶと、森が「いいぞぉ」と応える。家を建てるのも火を起こすのも、森に伺いを立ててから、初めて入植の手続きが完了します。
その人たちが、一生懸命大地を耕し、田畑を広げ、子供をもうけ、そこで必死に生きてゆくのを、森は見守っていきます。
そのうち、子供達がいなくなったり、農具が無くなったり、収穫した粟が消えたりする事件が毎年起こるのですが、人々はその度に「わらしゃど(こどもたち)知らないかぁ」「おらの道具知らないかぁ」などと森に尋ねるのです。
見つかったら森にお礼の粟餅を供えて、感謝する。
そんな森との関り方が心地良くて、小さい頃からレコードからテープにダビングして、テープが伸びて変な音になるまで、何度も何度も繰り返し聞きました。
中でも大好きだったのは「オイノ森」。子供達に栗やキノコを振舞って、焚き火の回りをくるくる踊っていた狼たちは、「オイノ森」の精霊というか化身です。子供を連れて来たのが見つかって、「口をまげて」困った表情をする狼たちが、とても好きでした。
度々出てくる「粟餅」は、わたしにとっては安らぎの象徴のような食べ物になってしまいました。京都の北野天満宮に行くと、門前の粟餅屋さんに入らずにはいられない。お休みだったりすると、もう気分はどん底です
たまに平○堂などのスーパーで粟餅を売っていると、飛んでいって買います!間違いなく!

実家の妹には、以前「お姉ちゃんが落ち込んでると、部屋から聞こえてくる音楽でわかる」と言われました。
物凄く怒っている時にはハードロックやヘヴィメタルが大音量でガンガン鳴り響き、落ち込んでいるとクラシックやグレゴリオ聖歌が流れて来る。どうしようもなく自分自身で浮上できないくらい落ち込むと、この『狼森と笊森、盗森』の朗読テープが聞こえてくるというのです。
はい、全くその通り
すっかり読まれてしまってました。

ブログにタイトルを付けるのに、咄嗟に浮かんだのがこの「狼森の粟餅」。
わたしの中の安らぎの象徴みたいなものです。

ずっと大事に聞いていたテープの劣化が激しく途方に暮れていたところ、某オークションでこれのテープ版を見つけて入手したので、MDに落として聞いています。
今では子供達も大好きなお話の一つ。
大切な宝物です。

とりあえず始めてみました。

2006年07月18日 16時51分00秒 | その他
あっちこっちでブログというのを聞きますが、あんまりよく分からない。
とりあえず「やってみれば、何とか理解できるじゃろう」ということで、始めてみました。
日記代わりだと思えばいいのかな?
使用出来る画像が意外に小さいのにびっくり。
ま、いっか。どうせ一眼レフ持ってないし
今日の写真はイワチドリ。かわいい花です。