金曜の晩、ねずみから携帯に『CHAOが何度も
吐くので、すぐ病院に連れて行くか明日まで様子を
みるか、どうしよっか？』。念のため病院に連れて
行ってもらう。
また目の届かないところで何か食べてしまったのか、
はたまた先日の旅行でひとりぼっちにしてしまった
ストレスからかと、案じていた。
いちばん心配なのは食べてはいけないものを腸内でつまらせてしまうこと。
診察の結果、この段階では原因が特定できないため、とりあえず吐き気止めの点滴を注射。
毛が抜ける季節なのでこの時期吐く猫は多いらしい。けれどまた吐いたり下痢をしたら、
要注意。レントゲンも視野に入れて再度病院へ行く、ということになった。
家に帰っても元気のないチャオ。しばらくして下痢をしたため、今朝10時にねずみといっしょに
病院へ。平日に病院に行くケースがたまたま多いため、休日にしか同行できない僕にとっては
ひさしぶりの病院。いろいろ聞きたいことがあった。
布、ダンボール、ビニールの食べ癖は治らないし、先日も家に遊びに来た家族にさえ威嚇の
態度。『親猫に捨てられる仔猫は、親猫が産後すぐに仔猫の性質を見抜き、“見込みなし”と
判断すると捨てる習性があるため、捨てられた仔猫はなんらかの“問題あり”』と聞いたことが
あるので、チャオはもしかしたら知恵遅れかなんかかも知れないと疑って、今後の養育方法に
悩んでいた。
病院でうんちをみてもらうと、中に食べ物の脂肪分がたくさん出てるとのこと。ねずみに聞くと
最近太り気味なことを考えて、カロリーの低めな市販の缶のウエットフードだけにしてみていた
そう。ケージの外ではいけないものを食べちゃうし、ケージの中だけだと運動不足だし、
かわいそうだしで、ふたりで解決方法に試行錯誤していた矢先のできごと。原因は缶の
ウエットフードの脂肪のかたまりが消化不良を起こして吐いて下痢したようだ。腸内の詰まり
ものやストレスが原因じゃなくてよかった。洗濯ネットの中で暴れながら注射してもらうチャオを
押さえつけながら先の悩みを打ち明けると『ミルク飲みはみんなそうですよ』。。。
早くに親猫に捨てられた仔猫は、猫として必要な義務教育が足りないのは事実ではあるが
『ミルク飲み』猫はみんな決まって変わり者（猫）になるんだと改めて確認した。
家に来た家族に威嚇するのも先生いわく『だって他人だもん』とあっさり。我々の家族でも
チャオにとっては意外な存在。社交的じゃないのも個性、しょうがない。説明を聞いて考え
過ぎていたことに、ひと安心。
かじり癖だけは気をつけて、チャオの個性を理解して尊重して、育てていこう。
昨日今日で診察代１万円強。お金には変えられないやね。馬鹿にならないけど。