塀の上を行こう!

「ふつうの子」を探して
旅の途中。。。

二階仕様

2010年01月15日 | 分かったこと
このブログは『塀の上を行こう!」という題名ですが,『塀』というのは『正常』と『異常』との境界を指しているのもちろんです

でも,私は,その境界は二つの領域を峻別してしまう『線』ではなくて
『正常』側から見ても『異常』側から見ても,「あっち側だよね…」という領域
言ってみれば,『普通とは言い切れないが,正常でも異常でもない』という”第三の領域”と考えています

だから,その上を歩いて行こうなどと考えたりもするのですが,実のところ塀の上もまた単純な構造ではありません

1月12日の記事にあるとおり,その日医師による所感を聞いてもいるのですが,まぁ,「私はこの子は大丈夫とか,この子は普通だとか,そういう言い方はしない」と最初に断られたくらいなので,キキの場合は「診断ということではない」と前置きがあって
「ADHD的な対応を周囲が取っていくのが良いのではないか」
とのことでした

ただ,この日も言及があったのですが,キキの場合は,ADHD様が出ている部分と出ていない部分,PDD様が出ている部分と出ていない部分,非ADHD・PDD様が出ている部分がそれぞれあり,仮にキキが『異常」であった場合でも,結局今度はADHDとPDDの境界にいるかもしれないことになってしまうわけです

ものの本によれば,
「ADHDの診断より,PDDの診断が優先する」
とされていますので,対立構造にあるのではないようです…
つまり,並存し得る場合があるということで,それもまた『塀の上』と呼べるかもしれません

ということをうけて,最初に戻りますが,実際の『塀の上』には『「塀の上に立てられてた塀」の上』という領域がさらにあって,キキと私達はその二階建ての塀の上を歩いていることになるのです

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