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平凡な父のHitori言

平凡なサラリーマンのありふれた道程の記録

いいぞ大きなお節介

2006年05月06日 19時21分16秒 | 独り言
 「本屋のオヤジのおせっかい 中学生はこれを読め!」という札幌の本屋のオヤジが始めたキャンペーンが全国に広がっているという。独自に推薦リストを作り、店に置いたということだ。これがもとで中学生の読書が増えれば、店の売り上げは伸びるし、中学生の国語力、社会教育にもなる。小さな書店の主人が始めたことでも、こんな素晴らしいキャンペーンなら、本屋じゃないが大いに賛同する。何でもかんでも売り上げを伸ばすのではなく、絶滅の危機にあるこんな「お節介」なら大歓迎。
 Mファンドや日本の大企業の経営者達も株主利益を最優先に考えるのではなく、お客へのサービス、働く人へ適正な報酬を優先しないと、きっと痛い目にあうだろう。お客、まじめな従業員あってのビジネスであり、少しはこんなお節介を思い出してほしいものだ。ちょっと昔は、こんなお節介やきの大人がたくさんいたし、なにより人を大事にしたものだよね。

 ところで、巨人に故障者続出。暗雲がたちこめ始めている。ブログでお祈りするとなんだかいい方向にむく気がするので、ここは一つ五月の空にお願いしておこう。
苦しいときこそ全員野球で乗り切ってくれ~~~。もう故障者は出ませんように。



法律だけに守られた社会

2006年05月04日 22時43分46秒 | 独り言
 北米トヨタの社長がセクハラで訴えられた。総額1億9000万ドルの損害賠償を求め、訴えを起こしたとのこと。これがいわゆる法律に守られたアメリカ社会の姿である。セクハラがあったかどうかはわからないが、アメリカの弁護士が相手の懐具合を見て取れるだけ取ろうということだろう。損害賠償額に応じて報酬が得られるアメリカでは訴え得であり、セクハラを受けた人の人格とか立場は関係なく、少しでもお金を取ろうとするに違いない。かわいそうなのはまじめに働いている社員達だ。いくらトヨタが儲かっているからといっても、日本円で200億円以上の損害賠償金を払うくらいなら、少しでも会社のために勤勉に働いている社員の給料を増やすべきだろう。こんなことで途方もないお金を払うことになったとしたら、経営者達は全員頭を丸めても全社員に謝罪すべきだ。それほど経営者というものは責任が重いものなのだから。この結末は見ものだね。

五月の青空に願掛け

2006年05月03日 19時03分38秒 | 独り言
 今日は日本中いい天気。関東も五月のさわやかなイメージに近い湿度の低い心地よい天気だった。ちょっと近くに蕎麦を食べに出かけたけれど、道も混雑することもなくスムーズに走れた。ゴールデンウィークに海外旅行に行く人も多いのだろうが、日本が一番。世界の中でも日本ほど四季の変化がはっきりしているところはないと思う。こんな美しい日本がこれからも何十年、何百年と続くなら、みんな気持ちよく過ごせるだろうに。少しは欲望の一つ二つくらい捨てても大事にすべきものがあるはず。
 これで松井選手、イチロー選手の調子がもっとよかったら申し分ないが、これだけは祈るしかない。イチローよ、ゴジラよ、目覚めよ。五月の空にお願いしたからきっと今月から調子が戻るだろう。あっ、つい欲が出てしまった。これくらいは許してほしいね。

ホリエモンの根っこ

2006年04月30日 18時44分51秒 | 独り言
 樹木は地上に見える幹や枝葉に太陽の光を浴び、二酸化炭素を吸収し成長していく。目には見えないが、地面の下には幹よりも大きな根を生やし栄養分や水を吸収している。先日、テレビで蔵王の木々が春を迎え、幹の周囲の雪が解けてへこんでいる現象を紹介していた。春先に光を浴びると根の水を吸収する力で周囲の雪が急激に解けるとの説明だった。木の根の生命力には驚かされるばかりだ。地上の幹の成長を支えるため、地面の下では大きな生命の営みが行われている。
 人間も目には見ないが大きな根っこを持って生きているに違いない。それはきっと年月とともに体全体に身につけている人生経験、体験というものだ。頭で考える、想像するということではなく、体全体で感じ取り積み重ねたものだ。それが人間の大きな生命力の大半を占めるのではないだろうか。楽しいこと、辛いこと、苦しいこと、嫌なこと、腹立たしいこと、それらすべての自らの体験があればこそ、いろいろな場面も乗り越えていけるのだと思う。バーチャルな世界だけでは本当の経験にはならないのに、一部の人たちはバーチャルな経験が本物のように感じている。駄目だったらリセットをかけ、簡単に出直しがきくものと勘違いしている。現実の世界で体験したものだけが、人間の根っこになっていくのだ。これまでの人生で、無駄だったと思うこともいくつかあるだろうが、それらもなにかの形で根の一部になっていくだろう。根の成長が足りず見せ掛けだけ成長している人間は、重大な局面には弱いものだし、すぐに逃げ出し、投げ出し、他人や社会のせいする。
 ホリエモンが保釈金を払って拘置所から出たが、お金で簡単にリセットをかけられるのだと考えていたら、大間違いだ。世間の若者には復活を期待しているものもいるが、ゲームではない現実がそんなにうまくはいかないということを、社会全体が示さないと、第二、第三のホリエモンが出てくるだろう。ホリエモンにとって今回の経験が根っことなるか、単なるゲームのリセットに終わるのかは、今後の生きかた次第だね。

見た目だけじゃないよ「ブス恋」

2006年04月27日 21時23分26秒 | 独り言
 「ブスの瞳に恋してる」というドラマがうけている。これまでの恋愛ドラマにない設定で、女性にも好評判とのこと。何を隠そう私も見ているが、人間は見た目が100%だの、スタイルが大事だのという今の世の中で、あらためて、それだけではないことを感じさせてくれるドラマだ。一般的にブスといわれる女性でも、和まされ癒される人と刺々しく近寄りがたい人がいる。主演の村上さんというお笑い芸人さんには、見ていて和まされ癒されるものがある。きっと世の中の多くの人も同じことを感じているのではないか。見た目だけでなく生来持っている明るさや健気さ、ほんわかとした雰囲気が、そうしたことを感じさせるのだろう。いくら美人でも人工的な美しさにはもうそろそろ世間も飽きてきたし、美人にも和み、癒しのタイプと近寄りがたいタイプがあるが、もうそろそろ天然で心が和む美しさが求められているのだろう。巧妙が辻の千代さんにも和み、癒しを感じるが、今年は和み系癒し系がトレンドかもしれないね。
 人は見た目が大事かもしれないが、内面の美しさが伴っていなければ、見た目以上にがっかりさせられるものですよね。


社長の理想像を調査してほしい

2006年04月26日 22時01分06秒 | 独り言
 東京商工会議所が新人社員の意識調査で理想の社長を調査したという。一位がイチロー選手で、二位以下は王監督、星野前監督、古田監督、ボビーバレンタイン監督だった。上位五人がプロ野球界から選ばれた。この結果を見ると、プロ野球人気が落ちているとはいえ、日本人の好きなスポーツはやはりプロ野球ということだろう。しかし、プロ野球の監督が企業の理想の社長像であることは、ある意味で日本では経営者として魅力のある人物が少ないのか、野球界以外のトップ層の知名度が低いのかのどっちかだ。プロ野球界の監督やWBCで活躍したイチロー選手が選ばれたことはその指導力やリーダーシップが求められているからだろうが、理想の社長に求められる能力調査というものをやってみるのもいいかもしれない。そしてその求められる能力を示し、どのような業種でいかなる能力が必要とされるかを調査結果として公開したら、こっそり自分の会社の社長にあてはめて陰で批評する社員がたくさん出るだろう。
 今の日本で、人格的にも能力的にも社長の理想像に近い経営者がどのくらいいるのかは大いに疑問を感じる。???

反面教師だらけでは?

2006年04月23日 16時05分20秒 | 独り言
 反面教師という言葉も反面教師が多すぎる世の中では、意味をなさない。今の世の中は反面教師だらけで、模範と呼ばれる人をトンと見かけなくなった。歩きタバコをする人、ごみをポイ捨てする人、つばや痰を吐き散らす人、雨降りの日に傘を振り回して歩く人、電車の中で平気で携帯電話で話す人、不法駐車、駐輪をする人、反面教師をあげたらきりがない。最近、街で、お年寄りの人でも横柄な態度で自分勝手な行動をする人をよく見かけるし、若者にも身勝手で周囲のことを考えない人が多い。老若男女を問わず、反面教師だらけだ。少しは、子供が見習うべき大人がいないと、悪い例を挙げ、子供にあんなことをしちゃ駄目だよでは、示しがつかないよね。特に世の中を代表する有名人は、行動、言動に気をつけてほしいものだ。反面教師が反面教師の役目を果たす世の中でないと、人間としての基本である善悪の判断もつかなくなってしまう。法律や規則をつくる前に、道徳やマナー、礼儀を見直さないとほんとうの明るい未来社会はやって来ないと心配になる。
 そんなことを心配しても仕方ないのかね。道徳観なんて単なる偽善で、金儲けの邪魔でしかないのかね。普通の人間には、普通に悪いことは悪いこととしか見えないけれど、ヒルズ族を目指す人には悪いことよりも儲かるか儲からないかの判断のほうがはるかに重要なんだろうなー。上場企業であるアイフルでさえ、あんな体たらくでは、経営者の道徳観も信用できなくなる。「どうするアイフル」と言う言葉がやけにぴったりだ。


人生はゲノムの違いなんてたいしたことじゃない

2006年04月19日 22時04分49秒 | 独り言
 文部科学省からヒトゲノムマップが配布されている。文部科学省のサイトからダウンロードもできる。ゲノムとは23本のDNAに含まれる遺伝子情報全体のことをいうとのことだ。その1%程度の情報を載せたマップが配布されている。ゲノムは親から子、子から孫へと、世代から世代へと伝わっていくとのこと。ゲノムの個体差はほんの0.1%程度に過ぎないがその組み合わせは人それぞれだという。遺伝子の違いはほんの少しだが、その組み合わせは無限の組み合わせがあるのだろう。男と女が出会い結婚し、子供が生まれとして、決してゲノムの同じ子供はいないということだ。多くの子供がいてもそれぞれに個性がある。しかし、他人同士でも同じ人間ではゲノムの違いはほんの0.1%、些細なものだ。100万人の男女の組み合わせを考えると、その結婚する組み合わせは100万かける100万通りで一兆通りになる。そんなとてつもなく多い組み合わせから、縁あって結ばれるということは、運命としかいいようがない。そんな組み合わせで生まれた子供はまさにオンリーワンだ。近頃子供を虐待する親がいるが、たった一つの存在を大事にしないと罰が当たると思うよ。ほんの少しの違いだが、たった一つの存在である自分のことも大切にしないと親に申し訳ないね。好きで選んだ親じゃないかもしれないが、そのゲノムの違いはたったの0.1%ともいえる。その後の人生は、自分で決めることができるし、どう生きるかは一人一人が選び取ることができるのだ。結局、親の遺伝子のせいにする前に、自分の人生をいかに生きていくかがもっとも大切なことなんだよね。

誇りと謙虚さを持って

2006年04月18日 21時58分35秒 | 独り言
 どんな職業でも自分の仕事には誇りを持って取り組むことが大切だ。職業に貴賎はないというが、大事なことは自らが自分の仕事に誇りを持つことだ。その仕事で儲かる儲からないではなく、仕事に誇りを持てるかどうかということは、自信を持って人に自分の仕事を示せるかだ。誇りを持っていれば耐震強度偽装などと言うことは決してしない。それはプロとしての誇りであり、自信を持って仕事をするということに反するからだ。誇りを持つことは自信につながり、決して仕事でウソをつかないということだ。一歩間違うと誇りは驕りとなり過信につながるが、日本古来の職人達は誇りと謙虚さを備えていたのだと思う。誇りと謙虚さをあわせ持つことは、欧米的考えでは想像できないことだと思う。欧米的考えでは、いかに自分の意見、考えを押し通すかが重視され、例え自分の意見が一番良いとはいえない場合でも、いかに議論で打ち勝つかだ。勝ったものが正しい、儲かることが優先、それが欧米式経営学だと思う。そうした経営手法がグローバルな競争では必要なのかもしれないが、近頃、平凡な父は、日本は日本のやり方でいいと思っている。誇りと謙虚さを持って仕事に取り組むこと、それが世界の標準となればはるかによい世の中になると信じている。今や、質実剛健、質素倹約、謙虚なんて言葉がもう絶滅の危機に立たされている。
 日本の技術者達よ、もっと誇りと謙虚さを持って仕事に取り組みましょうよ。あなた達はそれだけの技術、技能を持っているし、誇りを持っていいと思いますよ。