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平凡な父のHitori言

平凡なサラリーマンのありふれた道程の記録

人生は九回の裏、ツーアウトランナーなしの気持ちで

2005年10月19日 23時06分59秒 | 人生のノウハウ
 野球はツーアウトからというが、三点差九回の裏、ツーアウト満塁と、ツーアウトランナーなしだと、どちらの打席に立ちたいと思うだろうか。満塁のケースでは一発長打が出れば、逆転サヨナラや同点となり、大きな歓声や名誉が待っている。しかし、凡打に終わると、大きなため息や不名誉が待っている。片や、ツーアウトランナーなしでは、ヒットやフォアボールで出塁しても、ちょっと希望の光が差すだけで、例え、アウトになっても誰も非難し、大きなため息もないだろう。おそらく多くの人は、ツーアウト満塁の打席に立ちたいと思うんじゃないだろうか。だが、こうした打席に立つときは、時に、要らぬ野望や欲望にとりつかれ、思うようにならないことが多いものだ。大振りは禁物、次の打者につなぐ気持ちが大切だ。
 人生も野球と同じ、九回の裏、ツーアウトの気持ちで向かうことが大切だ。特に、ツーアウトランナーなしの打席に向かうつもりで歩いていくのがいいものだよ。ツーアウトランナーなしでも、決してあきらめず、希望を持って、勝利への熱望に燃えることが大切だ。そうした気持ちがあれば、どんな場面でも活路は開ける。もし駄目でも、人生は長い。次のゲームが待っている。人生の終焉の時まで、強い心を待っていきたいものだね。カージナルスが、ツーアウトランナーなしから逆転勝利を収めたが、ホームランを打ったバッターを讃えるとともに、そこまでつないだバッターにも、それ以上の拍手喝采を送りたい。


楽天とライブドア

2005年10月18日 21時43分50秒 | 人生のノウハウ
 楽天のTBS買収が話題になっているが、ライブドアのフジテレビ敵対的買収の時とは世の中の反応も大分違うようだ。三木谷社長と堀江社長の人格、家柄、態度、姿勢の違いがあるが、二人は好対照だ。三木谷社長は知的で、冷静沈着、育ちがよく紳士的だが、ともすると腹が読めない印象がある。言っていることと本心が違うじゃないかと疑いを感じさせるところがある。それに対して、堀江社長は、開放的、行動的で、ちょっと浅慮で育ちがあまりよくない感じだが、庶民的なところがあり、反感も感じるが、人間的には裏表はない印象だ。また、三木谷社長は人脈も豊富で、財界にも太い人脈があるらしいが、堀江社長は、IT業界に人脈はあるが、大物に対してのコネクションはあまりないようだ。それぞれに長所があり、短所があるが、頭のいい人は自分の長所が短所であることを知っている。三木谷社長は、マスコミで無一文になってもやりぬくと公言しているが、マスコミに自分の決心を示し、自分の本心を理解してもらうことで、短所をリカバリーしようとしているのだ。高い志を持っていることが理解されれば、きっとうまくいくんじゃないかと思う。透明感を持って、しかも正しい行動を示せば世の中からも応援してもらえるだろう。
 お前達も、自分の短所をどうやって補うかを考えるといい。長所だが短所でもある自分の特徴をいかに活かすか、それができるようになれば、立派に世の中を渡っていけるよ。平凡な父はそれができないけどね。


真理と現実

2005年10月15日 22時31分35秒 | 人生のノウハウ
 世の中、何事も、真理と現実が存在する。真理と現実が一致する場合は、問題ないが、大体は一致しないことが多いものだ。現実は、自分の思い通りにならないことが多いし、厳しいものだ。人は真理を追究し、励み、鍛錬を重なるが、簡単には掴み取れるものではない。何事も、現実から眼をそむけてはならないし、真理を追い求めることをやめてはならない。世の中では、現実をごまかし、真理のように見せかけることも多いものだ。現実を真理に見せかけているうちに、いつしか真理が見えなくなってしまう。
 お前達も、決して、現実から逃げてはならないし、真理を求めることを止めちゃいけないぞ。それ以上に、現実を真理や真実に見せかけてはならない。曇りのない眼で、心に忠実に、そして、澄んだ心で世の中の現実と真理を見つめて行って欲しい。また、自分自身の現実と真実も見つめて欲しい。
 最近、また、企業や球団買収の話題がいろいろ出ているけれど、現実はどうなっているか、何が真実、真理かはそう簡単にはわからない。すべては時間とともに、その後の歴史が解明してくれるものだよ。そのとき正しかったことが過ちだったり、間違いと思っていたことが正しいことだったりすることが、どんなに多かったことか。

食欲の秋がやってきた

2005年10月13日 22時27分29秒 | 人生のノウハウ
 もうすっかり秋深しって感じになった。秋は食欲の秋というくらいで、おいしいものがたくさんあるね。マツタケは、近頃、値段が高いせいで、国産モノは全然駄目らしいが、中国産は、今年は安いらしい。それでも、昔ほど売れないらしいが、それほど、食の種類が豊富になり、値段も安くなったから、高いお金を出してまで食べようと思わないのだろう。
 マツタケ以外にもおいしいものがたくさんあるね。さんま、鮭、秋茄子、ジャガイモ、梨、葡萄、新そば、数え上げてもきりがない。今は昔と違って、野菜、魚、果物の旬を感じなくなったけど、やっぱり旬のものはおいしいよ。仕事に行ったとき、欧米、アジアでもいろいろ食べたけど、日本食が一番おいしいよ。日本料理は調理の方法が豊かだ。焼いて、煮て、ふかして、蒸して、炒めて、そのうえ、生でも上手に料理する。こんなにいろいろな調理をする国はほかにはないじゃないかな。ひとつ忘れていた。発酵させても食べるね。漬物、納豆は外国人には考えられない食べ物だろう。日本の食文化は、本当に多彩だ。見た目も美しいし、香り、色合い、食感にもこだわる。ラーメンにいたっては単純な料理なのに、なんとバリエーション豊かで、奥が深いことか。味噌ラーメン、塩ラーメン、しょうゆラーメン、とんこつラーメン、カレーラーメンなどいろんなラーメンがある。
だけど、一番おいしいのは、我が家で、家族みんなで食べる普通のご飯だ。これまでの人生で、いろんな国でいろんな料理を食べ、独身時代は外食もたくさんしたが、やっぱりおいしいのは家庭のご飯。普通の煮物、焼き魚、味噌汁、ハンバーグ、とんかつ、白いご飯はおいしいよ。松井選手もオフになり日本に帰ってきたら、きっと日本のご飯をたらふく食べるんだろうなー。あの体を維持するためには、きっと食事にも気をつけていることだろう。一年間ご苦労さん、おいしいご飯をたっぷり食べて、今年の疲れを癒してくれー。お前達も家のご飯が恋しくなったら、時間を見つけて帰ってきて良いぞ。我が家の誰かさんも、張り切っておいしいご飯を作ってくれるよ。


人生は団体スポーツ

2005年10月12日 22時27分45秒 | 人生のノウハウ
 人生は一人で歩いているものではない。あらゆる場面でたくさんの人に支えられて生きている。決して、自分だけが頑張ればすべてうまくいくわけではない。眼に見えるところや見えないところで多くの人に支えられている。人生は例えてみれば団体スポーツだ。野球も同じ。一人でやるものではなく九人でやるものだ。いや、九人どころか、長いリーグ戦の末にチャンピオンリングを目指すプロ野球では、チーム全体でやるものだといえる。ベンチの控え選手、二軍の選手、コーチ、監督、スコアラー、球団スタッフ、そしてファンも含めたすべての人でやるものなんだよ。たった一つの試合で負ければ、それまでの一勝一勝は無駄か。一つ一つの試合での活躍は無になってしまうものなのか。いやそれは大きな間違いだ。選手一人一人は不調なときもあれば好調なときもある。しかし、チームで戦うということは、お互いの好不調、長所、短所を補い合っていくということだ。松井選手は、高校野球のときから、それを痛感していたのだと思う。自分ひとりが目立ったチームだったけれど、一人の力では勝ち進むことができないことを知っていた。だからこそ、チームのことを考え、ほかの選手のことを気遣いプレーしてきた。自慢していい成績を残しているし、それ以上にチームへの貢献は大きい。
 お前達も、夢の実現には長い道のりがあり、一つ一つ積み重ねていかなければならないことを胸に刻んで欲しい。たとえ、肝心なところで一度や二度失敗したからといって、それまでの努力や頑張りが無駄になるわけではないよ。人生は一人で歩いているのではない。支えてくれる人たち、友人、家族、先生、先輩、良きパートナー(将来?)がいつも傍にいる。
 平凡な父にも、ときには足を引っ張り、ときには支えとなる人生の恐るべきパートナーがいつも横にいるよ。


がんばれ原監督

2005年10月06日 21時10分24秒 | 人生のノウハウ
 なんの世界でもベテランは若手の模範となるべきだが、ちょっとの違いで障害にもなるものだ。年齢を重ねると、それなりに自分の経験やノウハウがある。すべては自分のそうした基準や知識で物事を考え、判断する。そして、他人の言葉や考えには耳を貸さなくなりがちだ。若い人が新しい考えややり方をすると、とやかくイチャモンをつけたくなる。とにかく自分が正しいと思いがちで、若手にも自分流のやり方を押し付けがちだ。ベテランは、口を出してとやかく言うよりも、黙って模範となるように行動で示すべきだと思う。スポーツの世界でもビジネスの世界でも、ベテランが障害となったとき、優秀な若手はそれを乗り越えていくが、多くはせっかくのチャンスをつぶすことになる。
 原さんが巨人の監督に返り咲くことになったが、周りのベテラン連中がとやかく文句をつけないようにしてもらいたいよ。監督としてはまだ若手だが、指導力もあり、何より情熱があると思う。ベテランの意見を聞くことも大事だが、自分のやり方を信じて一つ一つ積み上げていって欲しい。そして、基礎から築き上げ、本当に強いチームを作り上げて欲しい。今の日本のプロ野球は、大リーグとの力の差はない。近い将来、WBCで日本のチームが優勝できるように、代表として活躍できる選手を育てて欲しい。大リーグも面白いが、日本の野球だってまだまだ面白くなるよ。そのためにもファンとして長い眼で見ていきたい。


大事な場面で強くあれ

2005年10月05日 21時29分25秒 | 人生のノウハウ
 大方の予想に反し、ヤンキースが緒戦に勝利を挙げた。初回の松井のヒットが三点に繋がり、序盤の四点のリードを守り、最後は勝利の方程式で、ゴードン、リベラとつなぎ予定通りの勝利。試合経過をインターネットでみると、初回、ツーアウト一、二塁から、松井がヒットを打ったにもかかわらず、一点が入らず、カノの二塁打で何とか三点が入ったようだ。本来、ツーアウト一、二塁からヒットが出たら、ランナーはスタートを切っているから一点が入らないのはおかしい。きっとジオンビーの鈍足のせいで点が入らなかったのだろう。シーズン中はこれが命取りになったが、プレーオフではなんとかカノのヒットでリカバリーできたみたいだけど、ちょっと心配ではある。それに対して、ツーアウト満塁から二塁打で三点が入ったのは、きっと松井選手の走塁が素晴らしかったのだろう。ここで、二点で終わるか、三点入るかでは打力の弱いエンゼルスにとっては攻撃面で大きな影響があったはず。序盤で四点リードは、その後の試合展開に大きく影響したと思う。今日の打のヒーローはカノだが、隠れヒーローは松井選手だと思う。序盤の三点に大きく貢献している。本当に大事な試合ほどいい働きを見せるようになった。大事な試合でプレッシャーにつぶされるか、それをエネルギーに変えるかで結果は大違いだ。
 お前達も、将来、大事な場面で力を発揮できるようになって欲しい。結果を考えるからプレッシャーにつぶされるんだよ。以前にも書いたけれど、結果を恐れず、全力を出すことだけを考えれば、きっと結果はついてくる。


ハングリー精神を忘れるな

2005年10月04日 20時29分59秒 | 人生のノウハウ
 元サッカー日本代表のキングカズがオーストラリアのサッカーチームに期限付きで移籍するそうだ。新聞の記事では自分を必要としてくれるところはどこでも行きたいとのコメントで、まだまだ自分をレベルアップさせたいとあった。サッカー選手の年齢からするともう引退してもおかしくないし、目覚しい活躍も期待できないと思うけれど、まだまだ自分を高めようとする気持ちはすごい。自分が納得するまで好きなことを追い求め、レベルアップしようとする意欲がなくならない限り、なにかの形でレベルアップするし、将来きっと役に立つと思う。一流選手というものは貪欲であり、ハングリー精神を忘れないものだ。この貪欲さを持ち続けることが実は難しいことなんだ。特にある程度の実績を残し、金銭的にも豊かになると、人間というものは自然に貪欲さを失うものだ。
 お前達も、将来、どんなときも貪欲に少しでも上を目指す気持ちを忘れるな。向上心がある限り、人間は眼には見えないがどこかで成長してるものだよ。

眼に見えない価値

2005年10月03日 21時36分32秒 | 人生のノウハウ
 価値には眼には見えるものと見えないものがある。目に見えない価値は、必ずしも皆同じような価値を感じないが、大切なものだ。目先の金銭的価値ばかり追いかけていると、そうした眼に見えない価値が本当に見えなくなってしまう。
 清原選手が巨人を自由契約になり、パリーグのいくつかのチームが獲得を表明しているが、清原選手も目先の契約金や年俸じゃなく、本当に自分を必要とし、自分が思い通りに野球ができ、ファンの人たちも心から歓迎してくれるチームかどうかで行き先を決めて欲しいね。金銭的な価値よりもそれこそ長い眼でみて、何十年か後にもあそこのチームでプレーしてよかったと思えるようであって欲しいよ。見えない価値とは人間の繋がりであり、やさしさ、思いやり、信頼などであり、人間と人間のよい輪であり、和でもある。苦しいときにはきっと大きな心の支えになるし、いろいろな面でプラスになるものだ。
 お前達も決して目先の価値ばかりを追いかけてはいけないよ。人生は長い。ゆったりゆっくりと見えない価値を見る眼を養いなさい。平凡な父もようやく眼に見えない価値が少しは見えるようになったよ。


スローシンキング

2005年10月01日 19時04分12秒 | 人生のノウハウ
 何事にも最近欠けていると思うことがある。それは、長期的展望ってやつだ。ビジネスでも、政治でも、スポーツでも、最近は目先のことばかり追いかけているように感じる。昔の人の言葉に損して得取れというものがあるが、目先の得に眼がくらむことなく長期的な眼で損得を考えろということだが、これが欠けていると思う。長い眼で物事を考えられなくなっているのは、誰もが先が見えないからだろうか。いや違う、そういう先が見えないときこそ、長期的展望で物事を考えないといけないはずなのに、それができないのは、今は時間が流れるのがきっと早すぎるからだと思う。スローライフというゆっくり人間らしく生活していこうという生き方が一部で広がっているけれど、それ以上にスローシンキングというゆっくりと長期的に考えることが必要なのかもしれない。急がば廻れで、近道をせず、楽な道を選ばず、ゆっくりでもいいから、着実に一歩ずつ進むことが大事じゃないかと思う。
 効率的にやることと少しでも短期に簡単に済ませようということは違うはず。目の前の結果だけを追うことが、結局、最も効率が悪いことも多いものだ。