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平凡な父のHitori言

平凡なサラリーマンのありふれた道程の記録

ニューイチローが見たい

2006年01月12日 22時01分41秒 | 野球
 新聞記事によると、WBCによい兆しが見えてきた。MLB東京事務所スモール代表がキューバの参加に自信を見せているという。井口選手の代わりもヤクルトの宮本選手に決まった。そんな中、一番頼もしいのがイチロー選手だ。当初から出場することを断言していたし、王監督に恥をかかすことはできないと強い意気込みを示しているという。オリンピックの日本代表の姿を見ることはできなかったが、今度こそ日本代表としての姿を見ることができる。大リーグでの活躍は充分見せてもらったが、日本代表としての姿は違ったものがありそうで、大いに期待している。いつもと違う調整でそんなに打てなかったとしても、守備で見せてくれるだろうし、塁に出れば足でも見せてくれるだろう。これまでのクールな姿とは違った燃えるイチローが見てみたい。ぎらぎらと勝利に燃え、チームの勝利の後には、他の選手と抱き合い喜び合う姿が見たいものだ。未知のイチローとの遭遇、それがWBCの大きな楽しみも一つでもある。俳優としてのニューイチローは年始のテレビ番組で見たばっかりだが、やっぱりイチローには野球のユニフォーム姿が一番良く似合う。

がんばれ王ジャパン

2006年01月11日 22時08分09秒 | 野球
 WBCが揺れている。アメリカ政府、メジャー球団のわがままで、世界中で決めた初めての国際的野球大会のはずが、その意味を失い、開催の危機にさらされている。松井選手、井口選手に続き、国内の選手にも辞退者が出てきそうな気配だ。王監督は断固として一回目の大会を開催すべきとの強い意志を示しているが、これこそ本当の大人の行動というものだ。内心では怒り心頭に達していることと察するが、将来の野球界発展のため、なんとしても開催にこぎつけ、スタートを切ろうという強い気持ちがあればこそだろう。大人とはつらいものだ。自分の気持ちや欲望、願い、夢よりも、時として優先すべきことがあり、ちゃんと行動で示さなければならない。王監督のような大人がもっと多ければ、今の若者も見習うことができるだろうに。自分の夢、欲望、気持ちばかりを優先し、それが自分の生き方だと信じ込んでいる人間がどんなに多いことか。今の世の中、子供のままの成人があふれている。成人になることと大人になることとは違う。大人になることはつらい。
 日本プロ野球関係者の皆さん、大人の行動の手本を示した王監督のため、どうぞ最大限の支援をお願いします。自分の感情を抑えてでも、WBC開催のために一緒に努力してください。それが、将来、野球というスポーツの発展のため、その野球界を目指す青少年のために役に立つことと信じています。王監督の下、この大仕事をやり遂げることができたなら、きっと一生の貴重な体験になるはずです。
王監督の大人の行動に比べ、アメリカの行動はなんと子供じみて、お馬鹿なことか。地球温暖化防止のための京都議定書からの離脱を始めとして、最近、ますます、アメリカがお馬鹿さんに見えてくる。
 何も手助けできないが、せめて大きな声で叫びたい。
がんばれ王ジャパン。

頑張れ清原選手

2005年12月21日 20時10分17秒 | 野球
 清原選手がオリックス入りを決意した。先日、亡くなられた仰木元監督への恩を返し、自分を育ててくれたパリーグに尽くしたいという。今年が最後の覚悟でプレーに集中すれば、まだまだ力はある。個人的には東北楽天に入ってほしかったけれど、グランド上で死ねれば本望と言っていた亡き仰木元監督への恩返しができればそれもよし。人は誰でも自分だけのためには頑張れるものではない。多くのプロ野球ファン、そして、天国で見ている仰木元監督のために精一杯野球にのめりこんでくれー。万が一にもどこかの球団を見返すとか、恨み辛みを晴らすために野球をやることだけはないと信じている。マスコミに話題を提供するだけではファンは喜ばない。二十代の時の闘志と熱意があれば、きっと初のタイトルも夢じゃないぞ。来年のシーズンオフには「よくやったぞーキヨー」と歓喜の声があがることを期待している。
 これで、願いどおり、ひょっとして巨人の辻内投手との対決が見られるかな~。楽しみ、楽しみ。

松井選手早く決めないとまずいよ

2005年12月10日 18時32分22秒 | 野球
 WBCの日本メンバーが発表された。松井選手のために、たったひとつだけ枠を空けてある。残りの選手は、全員、出場の意志を示した。王監督も、4番には松井選手以外考えられないと言っている。ぎりぎりまで、松井選手の出場を信じて待つという。こうなったら、出るにしろ、出ないにしろ、早くはっきりとした意志を表明しないとまずいよ。ここまでして、みんなが期待しているのだから、万が一、出場しないなら、はっきりと自分の考えを伝えないと、ファン、ほかの選手、王監督にも失礼だ。ここまで礼を尽くされたにもかかわらず、ぎりぎりまで待たせて、出場できませんでは、それこそ、代わりに出る選手に対しても申し訳ないだろう。できる限り早く自分の意思を表明すべきだよ。もう時間をかけて考えて決める状況ではない。手放しで指名を喜んでいないのは、もう自分は確固たる地位にあるという驕りにもとられかねない。まだまだ発展途上、今年の成績で満足しているわけではないはず。更なる進歩には多少のリスクは付き物。それを乗り越えてこそ、更なる向上があるというものだ。

松井選手よWBCに是非出場を

2005年12月03日 19時33分59秒 | 野球
 昨夜、対談の場で、松井選手が王監督からWBC出場を要請されたと新聞記事にあった。記事によると好感触とのことである。ヤンキースの意向等、総合的に考えたいとのことだが、出場を前提に検討を進めて欲しいものだ。前提が、出場か欠場かでは大きく違う。出場が前提なら、とにかく問題をクリアーするように検討するが、欠場を前提に考えると、どうしたら出なくてよいか言い訳や理由を考えるものだ。誰でも、なにかを検討するときにはイエス、ノー、ニュートラルの三つの状態で物事を検討する。ニュートラルな場合はともかく、ノーを前提にするときは、検討するといいながら、どうしたらノーと断れるかを考える。TBSと楽天の経営統合がいい例だ。TBSが楽天に検討すると応えていたが、それはノーを前提に進めていたのは明らかだ。
 松井選手よ、出場を前提に検討してくれ。今年の契約のときのあの粘りがあれば、ヤンキースを説得できるはず。万が一、ノーの場合はファンに対して納得の行く説明をしてほしい。そんなことはないと信じているが、日本の青少年ファンは、イチロー、松井の出場するWBCには大きな夢を抱いていることを忘れないで欲しい。多少の困難があろうが、それを乗り越えて出場することは、後々に野球界に大きな利益をもたらすことだろう。その価値をよーく見定めてくれ。

日本プロ野球の不安

2005年11月27日 17時00分48秒 | 野球
 最近、日本のプロ野球を見て感じることがある。それは、野球ファンのことを考えているのかということだ。プロ野球選手、特に、投手達は、ちょっといい成績を上げると、FA権を待たず、メジャーリーグに行きたがり、その結果、いい成績を残せないと、また、安易に日本プロ野球に戻ってくる。移るときは日本のファンのことなど考えず、自分の欲望のままに行動し、駄目だったら、また、日本のどこかの球団が取ってくれると思っている。自分達を育ててくれた日本プロ野球ファンのことなど何も考えていない。すべては自分の欲望ばかりだ。あえて夢とは言わない。夢なら、最後まで、追い求めるべきだが、そこまでの決意があるとは思えない。骨を埋める覚悟でやらなければ、成功を収めることなどありえない。球団との約束だから、ポスティングで移らせてくれということは、決して不条理は話ではないが、事情が変わることもあり、これまで属した球団、そしてそのファン、チームメートも納得できる形で行くべきだ。約束や法律以上に大切な信頼関係というものがあるのに、権利ばかりを主張する。球団の経営者もちゃんと説明し、話し合い、その結果、メジャー行きを認めるのならよいが、ろくにまともな説明をしていないのではないかと思う。すべては、ファンを差し置いて、闇の中でのやり取りだ。選手、球団経営者がファンのことを考えない日本プロ野球には不安を感じる。
 WBCにも参加を要請されれば、先ず参加することを前提に検討すべきだろう。自分の事情だけでなく、今は日本プロ野球の将来を考え、優先すべき時期に来ている。このままでは、日本のプロ野球は廃れていくばかりだ。わが身のことばかりを優先し、主張する時代なのかもしれないが、眼に見えない価値をもっと考えるべきじゃないのかい。ただの一ファンの妄想で終わればよいが、さてどうなることやら。


松井選手の残留決定

2005年11月16日 22時18分29秒 | 野球
 松井選手のヤンキース残留が決まった。4年で年俸総額5100万ドル、日本円で約61億円とのことだが、現地の16日に正式発表があるらしい。ぎりぎりまでねばり、ようやく合意に達した。スポーツ新聞によるとヤンキースのスター軍団の中では高額のようだが、7番目の年俸との事。あれだけの活躍をしたのだから、年俸の順番が評価の順番と同じとしたら、まだまだ評価が低いと思う。松井選手も契約の年数よりも年俸額にこだわったようだが、ファンとしてもこだわることは理解できる。プロの世界では年俸の額が評価の大きさに比例するわけだし、ヤンキースの中では5番以内に入ってもおかしくない。お金の額にこだわったのではなく、ヤンキースが松井選手をどれだけ必要とし、評価しているかにこだわったのだと思う。
 それに対して、近頃のM上ファンドのやり方を見るとただの金儲けとしか思えない。出資者に対して責任があるというが、合法的に儲けるのであれば何をやってもいいものか。平凡な庶民がなにを言っても仕方のないことだが、自分自身でも恥じるところがないものかと思う。男というものは、夢や目標がなければ生きている甲斐がないものだが、金儲けが夢や目標では寂しくないか。平凡な父だが、金儲けだけが生きがいの人間に比べ、はるかに高尚な志を持っていると胸を張って言える。


WBC日本選抜メンバーは強力だぞ~

2005年11月14日 21時41分05秒 | 野球
 来年3月、開催予定の「ワールド・ベースボール・クラシック」(WBC)の日本代表先発予想がでた。アメリカのニューヨーク・ポスト紙に掲載されたものらしいが、なかなかの選抜だと思う。大方の予想通り、メジャーリーグで活躍する日本人選手を中心としたメンバーだ。そのメンバーは以下の通り。
1 〈右〉 イチロー(マリナーズ)
2 〈二〉 井口(ホワイトソックス)
3 〈指〉 松中(ソフトバンク)
4 〈左〉 松井秀(ヤンキース)
5 〈捕〉 城島(ソフトバンク)
6 〈一〉 小笠原(日本ハム)
7 〈中〉 福留(中日)
8 〈三〉 今岡(阪神)
9 〈遊〉 松井稼(メッツ)
先発  松坂(西武)
抑え  小林雅(ロッテ)

 この顔ぶれを見ても、国別対抗戦で日本はほかの国と比べても見劣りしないし、優勝も夢ではないと思う。それだけ日本の野球のレベルが高くなったし、体力的にも決して劣っていないということだ。このメンバーにさらに加えるとしたら、阪神の赤星選手、中日の井端選手、ロッテの西岡選手、今江選手で、ベテランとして巨人の小久保選手、ヤクルトの古田選手、阪神の金本選手も加えてみたい。投手では、石井(一)選手、渡辺(俊)、和田選手もいいだろう。兎にも角にも、今の日本人選手は世界のほかの国と比べても決して見劣りしないということだ。

 プロ野球のアジアシリーズも盛り上がりを見せたし、今後もどんどん国際試合を企画し、野球ファンを魅了して欲しいものだね。ワールドサッカーに負けないワールドベースボールになっていって欲しいものだ。

ボビーマジックの総括

2005年10月31日 22時11分20秒 | 野球
 これまでのボビーマジックのデータに基づく解析結果をまとめてみよう。
・個々のメンバーの能力の最大化ではなく、チーム全体の能力最大化を目指した方法で、言い換えると部分最適ではなく全体最適を狙っているものである。
・バレンタイン監督を中心とした平らな組織運営で、いわゆる文鎮型組織運営と言える。この組織運営は柔軟性、即応性などに優れている。ただし、ともすると、リーダーの独裁に陥ることがあるものだ。したがって、機能するためには、個々の選手の高い理解力と責任感が不可欠である。
・すべての選手に対して機会均等で、実力主義の選手起用である。ただし、個々の選手の特徴を考慮に入れ、多様性を尊重している。
・実際のデータに基づく競争相手の解析と、その結果に基づく最適な戦術を取っていると推測される。
・実戦による若手の育成とベテランの技能、経験の活用をうまくミックスしている。
・盗塁、三塁打の数に代表されるようにスピードを重視した野球をやっている。

 これらの手法を支えるものとして、スコアラーのデータ解析とバレンタイン監督を後押しする背番号26番のファンの応援があると思っている。オーダーを固定せず、柔軟に対応するためには、選手の理解、ファンの応援がなければ、なかなか機能するものではない。これまでの常識では、いかにオーダーを固め、戦力を安定させるかが大事とされていたはずだからだ。
 実は、この手法は、ビジネスの世界では、伸び盛りの企業などでスピード感を持った経営を行う手法として既にあった。ただし、大企業にあてはめるといくつかの課題が出てくることもある。実績主義による無意味な競争や失敗を恐れるあまりリスクをとらなくなること、チームワークをいかに維持するか、全員の意識統一のむずかしさなどだ。とにもかくにも、バレンタイン監督のボビーマジックとはこれらの経営手法を野球界にも取り入れているということであり、恐るべしボビーマジックと思っている。
 しかし、日本一とはいえ、リーグ戦で二位からの勝ち上がりであり、来年、追われる立場で、リーグでも一位となって真のチャンピオンとなれるだろうか。選手も来年には、今年と心境が違ってくるはず。連覇することで、ボビーマジックの最終完成形をぜひ見せて欲しい。王道野球の王ダイエーか、ボビーマジックのロッテか、来年のパリーグは面白い。
 ロッテは、来年だけでなく、3連覇、4連覇のできるチームになっていくのか見守りたいが、気がかりなことがひとつ。それはドジャースほかのメジャー球団がバレンタイン監督を狙っているという噂だ。


ロッテの強さの秘密Ⅱ

2005年10月30日 18時03分10秒 | 野球
 昨日に続き、ロッテの強さを攻撃面からさらにくわしく調べて見た。
まず、打者の成績から、90打点以上、120安打以上、450打席以上の選手数をロッテとソフトバンクで比較した。結果は次のとおりである。

      90打点以上の選手数  120安打以上の選手数  450打席以上の選手数
ロッテ     0人(最高82打点)  4人(最高143安打)  5人(520)
ソフトバンク  3人(最高121)    7人(最高152安打)  8人(591)

 この結果から、ソフトバンクはメンバーが固定され、クリーンナップを中心とした攻撃パターンであることがわかる。一方、ロッテは、メンバーをあまり固定せず、ベンチの中のメンバー全員で攻撃するパターンを取っていることがうかがい知れる。
 次に、本塁打、二塁打、三塁打の数、盗塁の数を比べてみた。その結果は、以下の通りだった。

        本塁打数    二塁打数   三塁打数   盗塁数
ロッテ      143      273      34     101
ソフトバンク   172      224      23     72

 ロッテは本塁打の数では劣るものの、それを補って余りある二塁打、三塁打、盗塁数をあげている。これから、ロッテはスピードを重視した野球をしていることがわかる。個々の選手の成績からみて、バレンタイン監督は次のことを重視していると推察される。

・メンバー全員の最大限の活用
・数人の優秀な打者だけに頼らない攻撃、選手の健康管理,危機管理の徹底
・百通り以上の打順に象徴される対戦相手に合わせた選手の多様な起用
・二塁打、三塁打、盗塁の数からわかるスピード野球

 この他に、ベテラン選手と若手の選手をうまく組み合わせ、若手の勢い、ベテランの経験を見事に引き出している。
 守備面に関しては、特に細かなデータは出さないが、要点をまとめると、次のことが言える。

・投手間の競争を促すすべての投手への機会均等性(10勝以上の投手6人)
・二人のキャッチャーの使い分けによる投手リードの多様性
・手堅い、エラーの少ない守備

 簡単にまとめると、チーム力重視、スピード野球、選手の多様な起用と危機管理であり、チームメンバー全員の力を結集し、チームとして最大の力を発揮させることを目指した野球だ。その結果が、去年の成績と今年の成績を比較してみると、個々のメンバーの能力アップにもつながっていると推測される。また、データからはわからないこととして、アナリストであるポール・プポ氏の相手チームの分析の活用があると想像している。実は、このポール氏の相手の弱点分析が大きくモノをいっているじゃないかと思っている。多様な選手起用や百通りもの打順が機能するためには、このデータ解析は不可欠だ。これだけは、その中身を知る由もないが、きっと綿密な解析をしているのだろう。
 結論としては、ボビーマジックは、綿密なデータに基づいた弱小球団だからこそできるスモールベースといえるだろう。有能な優れた実績を残した選手を何人も抱えていては、きっと、選手からの不満が噴出して、なかなかすぐにはうまくいかないだろうと思われるからだ。また、このボビーマジックには、ビジネスや人生にも活かせることがいくつもあると思っている。明日はその総まとめをしよう。