23回目を迎えた、ボランティアの支援物資輸送。
昨晩22時頃、無事東京に到着しました。
出発前のブログにも書きましたが、今回は石巻市北上地区2か所。
気仙沼市、陸前高田市です。
今回も数回に分けて、報告致します。
まず、12日の月曜日。
4tトラックへ東京の大井ふ頭で積み込み、朝10時に出発しました。
写真は積み込み中の写真です。
積み荷はこれ、7,200缶。
そして、電子ピアノ、エレクトーン、シンセサイザーです。
安達太良SAで1度、給油と食事をした以外はノンストップで石巻へ。
約7時間かけて石巻市開成の第一目的地に到着です。
ここでは1,200缶をお届けです。
道路を挟んだ目の前の敷地には、大規模な仮設住宅がありました。
ロビーには大漁旗。焼津からのメッセージ入りです。
挨拶もそこそこに、次の目的地『石巻市北上町』へ急ぎます。
北上川や、小学生が多数亡くなった大川小学校の前を通過し、18時ころに北上中学校前の避難所へ到着。
仮設住宅の間を通過し、集会所の中へ皆様と一緒に荷卸しです。
クリスマスツリーが心を癒します。
ここには缶詰2,400缶をお届けです。最後は仮設の皆様と記念撮影。
左は私です。
しかし、寒いのなんの。
皆さま気丈に、明るくお気遣い頂き、寒い中にも人としての温かさを感じました。
そして、一路気仙沼へ。
南三陸町の被害の大きなところを通過しなければならないのですが、
国道でさえいまだ街路灯の無いところも多く、また人も車も通過せず、トラックのライトで映し出される道路脇の未だにひどい惨状に、目を背けてしまいたくなります。
その後、19時ころ無事に気仙沼に到着。
坂井さんにお手配して頂いた、気仙沼駅前のホテルに宿泊しました。
余談ですが、
ぶらりと一人でホテル近所の食事(居酒屋)に出かけましたが、そこで地元の千葉さんという60過ぎの方と意気投合。
震災当時から今に至るまでの気仙沼の貴重な状況をお聞きすることが出来ました。
その方は自営業でしたが、震災で営業を継続することが出来ず、廃業されたとのことです。
様々なお話をお聞きする中で、
弊社のこれまでの支援活動の話を少しだけさせて頂いたのですが、お酒も入っていたせいか、涙を流され感謝頂き、「市民を代表してお礼申し上げます。」とのもったいないお言葉を頂戴しました。
千葉さんにごちそうして頂いた冷酒4号は、おかみさんの造った自家製塩辛に程よく合い、決して明るい話題ではありませんでしたが、私の人生における忘れられない夜になりました。千葉さん、ごちそうさまでした。
『次回また、ここでお会いしましょう』という約束は、必ず果たします。
僕は助けを求める方がいる限り、何度でも東北にきます。
次回へ続く。