24日の昨晩、無事に東北より帰ってきました。
30回目の物資支援は、無事に完了です。
今回は気仙沼と女川町に行きましたが、通過した箇所の写真は後ほどアップします。
この写真は、震災前まで気仙沼にて水産加工業を営んでいた千田商店の千田さんです。
千田さんは来月にご商売を復活させる決断をされたそうです。
手元にある持っているのは、先日の私のブログを見て、千田さんにまな板を提供して頂いた方のまな板を、気仙沼にて手渡した昨日の写真です。
非常に喜んでおられました。
しかし、かなりご苦労されていることがわかりました。
千田さん曰く、「
留まるのも、前に進むのも地獄」印象的な、そして強烈な言葉です。
再開しても、商品が売れるか?
・福島のとなりというだけで関西から西は、宮城県の水産物を買わなくなった。
・今後、水揚げされた水産物から万が一、放射能が検出された時点で売れなくなる。
再開するのにも従来の土地は使えず、高台に移転するにも排水設備の許可が難しい。
理由は塩分や薬剤除去が必要で、途中に田畑がある場合には許可が出ない可能性が高いとか。
資金面でも、銀行や信金に融資の相談をすると「決算書を見せてくれ」と言われるそうです。
震災以降、売上が立っていないのに関わらず。
助成金は、審査が通った場合、四分の三を助成してもらえるそうですが、一旦は全額自分で立て替えねばならず、やはり資金がある場合しか復活できないと聞きました。
その立て替え金も、助成金の審査を通過した企業でも、金融機関は融資してくれないと。
国や地方自治体はこのような現状に、どう考え、取り組んでいるのか。
復興庁が出来たのにさっぱり伝わってきません。
僕はささやかながら、支援を続けます。
千田さん、一緒にがんばりましょう。