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虚構と現実の区別

2013-08-28 00:35:54 | 科学っぽい思考
 統合失調症の症状に「虚構と現実の区別がつかなくなる」という記載があるのだが一体どのような状態の事を本当は示しているのか自分にはわからない。知識のあるとかないとか賢いとか愚かに関わらず、日常に適応して自然に動いているように感じるために自分が考えている事が区別がついている人間によって生み出されたものかなどを考えていない事が多く、大多数の人が判別が出来ると思って知ったかぶりをしている状況でこれを言うのは危険なのだが、区別が生まれつきつくようになっていたりしないことや大人になって大変器用に工夫を凝らして考えられるようになっても、ほとんどの人間は現実を考えることなど最近までほとんどできていなかったことは事実であり、人間に対する教育の効果、昔の暮らしや学問の記載・遺跡、宗教や二元論、天動説、経済学、ロボトミーなどのを行った精神医学、人間の行動が変化するので使えなくなる心理学などの枚挙に暇がないほどたくさんある失敗や過誤を含む事例を持ってくれば大体証明できるため、考えると余計に不明瞭になる。
 医学の本の統合失調症の症状に書いてある、 「虚構と現実の区別がつかなくなる」という語句が指示している内容が本で読んだことを自分で実際に体験したことだと間違って覚えて行動してしまうのだったら支障があると言えばあるのでおぼろげに病気と言っても良いかもしれないが、本を読んで覚えた知識を実際に行動に生かすのは重要な機能であり、それと区別をつけるのは本当は難しく、医者は大抵やってくれない。むしろ、積極的に患者の発言に区別を設けない事によって訴訟を防いでいるかのようであると思える時がある。虚構と現実の決定的な差というものは後から追確認できる事が現実だと多い事だと自分は考えていて、ある程度確信しているのだが、都合の悪い時には確かに人は確認しに来ないのが私の経験則や周りの感じであり、医者が区別が出来ているかどうか確認する方法をとらないことがその経験則に当てはまる動きと近似していると自分は考えていて、その態度をとられると確実に悪く転んで少し昔であったら正当性を主張できる可能性など皆無だったように思われる。
 医者に対して虚構と現実の区別がついていることを体感的に認めさせて自分の正当性が体感として感じられる状態になる道筋が皆目見当がつかないが、やはりある程度話を聞いてはもらいたい願望はある。かつて東大病院に行って法的にも助かった事例もあるらしいので、精神病にかかったと考えられたら、まず体調を整えて様子を見て、それでも駄目だったら、あらん限り最高の場所に最初から行こうとした方が納得しやすく良いかもしれない。



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