10時30分の運動場・・・元気!元気!元気!
さて、5年生のあるクラスでは『枕草子』第一段の冬の私的作文に挑戦。とても素敵なのでここに紹介したいと思います。
原文「冬はつとめて。雪の降りたるは言ふべきにもあらず、霜のいと白きも、またさらでもいと寒きに、火など急ぎおこして、炭持て渡るも、いとつきづきし。昼になりて、ぬるくゆるびもていけば、火桶の火も、白き灰がちになりてわろし。」
「冬の雪」 男子
冬は雪。道につもりて辺りを白く変わらせる。日が出ると、光はね返し、きれいな光景でよい。水が凍りて、氷現るは言うべきにもあらず。学び舎の室にて空席目立つはわろし。
「冬はなべ」 男子
冬は寒い。寒いときには、なべ食べる。なべを食べると温まる。運動するのが一番だ。なべ食べすぎるのもわろし。
「冬の寒さ」 女子
冬は寒い。雪で遊べるのはよい。お正月でもいろいろできるのもよい。かぜがはやってしんどくなるのは、わろし。朝寒くて起きれないのもわろし。
「冬の自然」 男子
冬は自然がよい。木から葉が落ちて木に葉がほとんどついていない様子は冬らしく、魅力的である。だが、冬は寒い。なので肌がかんそうしてわろし。
「冬の山」 男子
冬は山がよい。山がまっしろ。すごく寒くて、水が凍る。雪が積もって、あたりが真っ白くなるのもいとつきづきし。寒くて、かぜをひきやすくなってわろし。
「冬の世界」 男子
冬はクリスマス。正月は言うべきにあらず、冬のすずしげな世界に蚊がいないのもよい。だが、冬休みが短いのもわろし。氷の上でみんなすべって大爆笑。冬は蚊がいなく、かゆいこともない。朝にふとんから出れず怒られるのはわろし。
「冬の雪」 女子
冬は雪が良い。雪景色は言うべきにもあらず、クリスマスイブに子どもの喜ぶ声が聞こえるのも、いとつきづきし。ただ、風がつめたいのはわろし。
「冬は氷」 男子
氷の上でみんなすべって大爆笑。冬は蚊がいなく、かゆいこともない。朝にふとんから出れず怒られるのはわろし。