たびのホテル佐渡
という、佐渡島では新しいホテルに二連泊しました。
佐渡島のホテルは畳間が多く、ベッドがあるホテルが少ないそうです。
高齢者にはベッドの方が楽なのです。


ウクライナ出身の声楽家オクサーナ・ステパニュックさんに遭遇、平和祈念のコンサートに出演されているとのことで宿泊されていました。

ホテルエントランス

写真は無いですが、
朝食はバイキング。
コロナ前の形式で嬉しいです。
別腹の朝カレーも食べてコーヒーも飲んで、観光の一発目は
正法寺さん!
世阿弥もつけて舞ったと言い伝えのある
「神事面べしみ」
を拝見させていただきます。







鎌倉時代の面で、雨乞いに使われたそうです。
特別にお許しを頂き、父が代表で触らせてもらいました。
手袋をお借りして……


世阿弥の島での暮らしぶりが読み取れる手紙…


世阿弥の島での暮らしぶりが読み取れる手紙…

正法寺さんでは本堂の内陣を能舞台に見立てて
「ろうそく能」
という催しを18年も続けておられるそうです。


佐渡島は日本一能舞台が多い地域で、島民は天から謡が降ってくるようにお能と共に生活されているようです。
父の流派、宝生流の根拠地です。
世阿弥が流されて、何故宝生流が定着したのか、そこのところを正法寺の御住職様に色々とお話を伺うことができました。
欄間に立派な鯉の彫り物
欄間に立派な鯉の彫り物
滝をのぼるのを戸惑っている鯉と、決心してのぼっていく鯉
裏も表同様に掘り上げてあります。


佐渡島には大きな川が無くて三途の川も無い⁉️


佐渡島には大きな川が無くて三途の川も無い⁉️
御釈迦様の前には、海の荒波とカモメ〜
都から離れているからでしょうか?自由な発想と行動力が佐渡島にはあるようです。




ちょっと早いですが、12時前に予約していたお寿司屋さん
「いしはら」へ。
両津港で獲れる魚介のみで握られたお寿司です。カウンター席のみのお寿司屋さんが多い中、従弟が見つけてくれたテーブルと椅子があるお店です。
佐渡マグロ、美味しかったです。



セイタカアワダチソウが至る所に、ものすごい勢いで広がっていました。
父が、ブタクサだというので、アプリで調べましたらやはりセイタカアワダチソウでした。
セイタカアワダチソウは虫媒花なので、ブタクサのように花粉は飛びません。良かった〜。
でも、虫さん達の働きがいかに凄いか…ミツバチ、てんとう虫、蝶々……どれだけの数が飛び回ったらこうなるのかしらと思うほど多かったです。
紅葉より断然セイタカアワダチソウの黄色が際立っていました。


トキの森公園に来ました。




日本のトキは絶滅して、今いるのは中国からやってきて増えたトキです。もう500羽ほどに増えて、遺伝子的には殆ど同じだとのこと。
飼育ケージの中で時々羽ばたいてその美しい羽根を見ることができました。
ドライブ中に田圃に5羽いるのを見ました。
ここで、一旦ホテルに戻って、薪能鑑賞の予定でしたが、どうやら雨が止みそうにないので、屋内の能楽堂にての鑑賞となりました。
つづく……