仕立てあがった着物に袖を通す前にしつけ糸を抜いていると、何ともなくこれまでの経緯に思いを馳せるものです。今年になってから、亡き義父のものを義母が仕立て直してくれた夫の大島や、着付けを手伝った方の白生地から選んで染めに出された色無地のしつけ糸をとらせていただき、えもいわれぬ感慨を味わわせていただきました。
昨年世を去った父方のK祖母のたんすから出てきたこの着物は、年始の帰洛時に、お稽古着に丁度よい色合いの小紋だと船便に載せたものです。届いてから改めてみましたら、蜀江文に鳳凰や松が意匠された大きい柄行の江戸小紋とも思える地の部分に、麻の葉や更紗様の絵羽柄が思い切りよく染められていて、共八掛。そしてまだしつけが付いていました。
着物姿の祖母の記憶が殆どないほど普段は洋装の人でした。一体どのような帯を考えていたのやら見当もつかないまま、軽いかもしれませんけれど、手持ちの少ない中から白の塩瀬を合わせてみることにしました。この塩瀬はakeさまが、地味目を好む私に年齢相応のものを、と選んでくださったもので、大変重宝しています。帯揚は宝尽くし、帯締は朱色、ともにゑり善製。「お茶のデモンストレーション」のお正客役を務めさせていただきました。
昨年世を去った父方のK祖母のたんすから出てきたこの着物は、年始の帰洛時に、お稽古着に丁度よい色合いの小紋だと船便に載せたものです。届いてから改めてみましたら、蜀江文に鳳凰や松が意匠された大きい柄行の江戸小紋とも思える地の部分に、麻の葉や更紗様の絵羽柄が思い切りよく染められていて、共八掛。そしてまだしつけが付いていました。
着物姿の祖母の記憶が殆どないほど普段は洋装の人でした。一体どのような帯を考えていたのやら見当もつかないまま、軽いかもしれませんけれど、手持ちの少ない中から白の塩瀬を合わせてみることにしました。この塩瀬はakeさまが、地味目を好む私に年齢相応のものを、と選んでくださったもので、大変重宝しています。帯揚は宝尽くし、帯締は朱色、ともにゑり善製。「お茶のデモンストレーション」のお正客役を務めさせていただきました。
見ず知らずの私が、お友達の皆様の中でコメコメしまくるのも恥ずかしく、リードオンリーしておりましたがいつも楽しみに拝見しております~♪
お着物、なんともいえずきれいですね。お色がすごく素敵で、文様もお言葉から想像してにまにまと楽しんでしまいました。共八掛なのも素敵ですね。おばあさまが遺されたものなのですね・・私は例によって祖母着物びとなので(笑)、とてもしみじみしてしまいます。ake様のお見立ての白の塩瀬もすごく素敵、最近こういう白の染め帯が欲しくてたまりません。
私も祖母の着物姿、あまり明確に覚えていません。祖母が着物をよく来ていた時分には、私は着物に目がいっておらず今となっては本当にどうあわせていたのか不明・・。今度古い写真を整理して、着姿のものを穴のあくほど見てみようかと思っています。
ake様の以前のHP「着物でお遊び」は、着物姿の方を見たい欲望の禁断症状に陥った時にかけこむ先ですが(笑)、あちらでharukoさんのお姿を何度か拝見しました。ちょっとコワイ人みたいで白状するのが躊躇だったのですが・・(笑)。やはりすごく素敵な着姿ばかり、地味好みでいらっしゃるとの事ですが、私も多分そう・・拝見していてなんとも楽しくうきうきさせて頂きました。
長くなり失礼いたしました。また遊びに伺いますね☆
今回のこういう趣の着物は初めてだったので、実際身に付けるまでは不安だったんですよ。場にそぐうかも考えましたが、白い帯とも合ってくれたようで結果オーライでした。白の塩瀬は6月の単衣の時期にも使えるので、一筋持っておかれると大活躍することと思います。是非ご祖母さまの着物と今の帯の組み合わせも楽しいでしょうね。
akeさまの「着物でお遊び」、思わず見に行ってきました。少し登場させていただいていて本当に光栄です。自分が忘れていた着物もあって懐かしく思いました。あの、「ちょっとコワイ人みたい」な人ってもしかして私のこと、ですよね。コワクなくなるように気をつけなくっちゃ。
このブログは基本的に着物主体の趣味的なもので、他でやっているブログでも告知せずに比較的こっそり(笑)書いています。着物やその周辺の意見交換・情報交換ができれば、と思っていますので、またコメントいただけると嬉しいです☆
着物にはまってから、ake様のところでうんと勉強させて頂いていて、登場の皆様の事もお写真でしか拝見していないのにまるでお知り合いの方のごとく「あああの方だわ」ってわかるようになってしまって・・これってまるでネット上のス○ーカーのようにコワイ人と思われたらどうしよ~!という気持ちという事でした(笑)。
haruko様がコワイなんてまさかまさかとんでもない~!美貌と知性がにじみだした大和撫子、が私のharuko様の印象です♪
お言葉に甘えて、またコメントに登場させて頂きますね☆お優しい言葉、有難うございます♪
追記:本日初めて銀座のゑり善さんに伺いました~。見るだけと思っていたのでお店に入るのがためらわれ、ウィンドーを覘いていたらお店の方が店内に誘って下さって、とても親切に説明下いました。とてもいいお店だな~と大好きになりました☆
ここでも拙ページを話題にしていただき光栄です。
ゑり善さんって、そんなに怖くないいいお店でしょ。社員さんのいい笑顔についつい誘われて....。
このお着物もいいですよ。色目は地味ですが意匠が豪華で、きっといつまでも大切に着られることと思いますよ。
この白塩瀬がそちらでも大活躍で,見ててもうれしいです。私もあそこの白塩瀬をしょっちゅうしていますよ。
きものを重んじたい時には,重宝な白塩瀬。しかもこういう季節の意匠でないものがいいのです
本当にお着物お好きなのだなあ、と思いながら日記やコメントを拝読しています。銀座のゑり善さんにも行かれたのですね。私はそちらはまだなので、できれば次の帰国時にでも足を運んでみたいです。それから、過分なお言葉ありがとうございました。いつかお出会いすることがあるときのためにも、近づけるように頑張ります。
また是非遊びにいらしてくださいませ☆
akeさま、
改めてHPを拝見して、非常な量の蓄積にakeさまの着物道の歴史を感じました。
ゑり善さんって、本当に親切で安心なお店ですね。
この白塩瀬は、季節ものでないというポイントとともに柄の置き方が上品なのも気に入っています。存在感があるのに主張しすぎないので、着物とも合わせやすくて
祖母の着物へのお言葉、嬉しいです。準備の時に見ていた印象と実際に身に付けてみての印象が、全く違って面白いものでした。
ほんとう、ゑり善さんは全然コワクなくて親切で感じがよくて、とてもいいお店でした。ベテランの男性の方が(もしかしたら店長さんだったのかしら)、笑顔の京都弁で対応して下さって、銀座にいながら京都気分が味わえてとても嬉しくなりました。
同じく銀座の新松さんという東京友禅を中心としたお店にも伺ったのですが、こちらもとても丁寧に色々な商品の説明をして下さって、いいお店だなあと感じました。
haruko様、自分がこんなに着物にはまってしまうとは考えもしませんでした☆きもの病初期特有(笑)の熱気にあふれてますでしょう?ちょっと恥ずかしいですが(笑)。いつかお目にかかれる事がありましたら、その時はもうちょっとしっとりと着物道を歩んでいますように(笑)!
新松さんって、たぶん通りがかりに寄せてもらったことのあるお店だと思います。こじんまりとした感じのお店のつくりではなかったでしょうか。うろ覚えなので間違っていたらごめんなさい。以前触れてらしたむらたさんといい、銀座は呉服関係のお店が多い町ですね。
いしのすけさんの熱気、いいなあ~と思います。今まであまり何も考えずに親に甘えて着物を着てきたものですから、異国で一人で対峙すると知らないことが沢山あって。準備の時間が心底楽しいと思ったのも、こちらに来て時間に恵まれるようになってからなんです。何より気持ちが華やぐ着物って本当に楽しいですね
ほんとうに、おっしゃる通り時間に余裕があると着物が楽しめますね。私も会社勤めの時代でしたらとっても楽しむことはできなかったように思います。
それにしても、外国での着物ぐらし、大変な事だろうなあと思います。以前の日記にお書きになられてましたがお手入れ関係も色々大変でしょうね。それなのにいつも素敵にばっちりきめてらっしゃって!外国の方々にたくさんすばらしいお着物姿を見せつけて差し上げて下さい(笑)!
それでは、またお邪魔いたしますね♪
とはいえ、こちらでの着物暮らしには乾燥気候といういい部分もあるのですよ。湿気と戦わなくても大丈夫なのは、ありがたいことです。それぞれの土地にあった楽しみ方があるのですよね。
ありがたいことに時間に余裕があるので、これを機にいしのすけさんを見習って、もう少しお着物の勉強をしたいと思います♪