はるばるブログ@信州四賀の里山暮らし

日々季節を送る農の暮らしは、まるで旅人です。田んぼに畑に、土手に畦、山川草木に虫の気配、花鳥風月、私の視線。

土手の秋深し

2005-11-17 21:22:09 | 農の風景

朝は冷え込んだ。
陽が射すまでは、があたり一面白く降りた。張り詰める空気。

田に降りて、残ったわらのかたづけ。

今朝の冷え込みで樹木の葉が随分落葉したようだ。空が広くなった。

霜じもから融け放たれた田の土手では、ススキが黄金に輝いて見えた。


ひょっこりヤマアカ

2005-11-13 07:31:22 | 農と生きもの達

稲の脱穀後のわらをようやく片付け始めた。

稲束を一抱えほどたまなわで縛っていく。
リズミカルに膝で体重をかけ、硬く結ぶ。

束ねたわらは、保管し来春、畑の敷物などにつかう。

半分くらいのわらは、それぞれの田んぼの土へ返す。

ひょいと、地べたのわらをどかすと、久しぶりの顔。

ヤマアカガエル。

4月はじめ、一番に田んぼの水溜りなどに産卵するカエル。
それ以降は、山などに戻るのか、お目にかかることはとても少ない。

冬眠場所へ移動中?それとも、もう春の準備で田んぼ近くで冬眠予定?
身近な生き物たち、結構その生態は知られていない事が多いそうだ。
(051110撮)


クンタンやきいも

2005-11-10 23:59:27 | 農の暮らし
朝から穏やかな日だったので、籾殻クンタン(薫炭)を焼いた。
午後も焼き続けていたが、かあちゃんが、にやり、とヤキイモを仕込んだ。
濡れ新聞に包んだ芋を取り出すと、ほあーっと甘い匂い。

今年はイノシシにやられず豊作のサツマイモ。
野菜便の出荷にも入れているが、そのはね出しの小さな芋がたくさん。
ちょいとつまむにはいい。皮も香ばしい。

クンタンは冬の匂いです。

籾摺り(どきどき初投稿)

2005-11-10 00:14:08 | 田んぼの仕事・有機の米づくり

120キロまとまった出荷があったので、午前一番で籾摺りをした。

今年、インペラ籾摺り機というのを、新調した。

 この精米機は従来のとは方式が違い小型。なかなか、見た目もいいので気に入っている。

昨年までは村内の精米所へ、委託加工(籾摺り)していた。委託していたときより、精度(脱ぷ率=籾のままが残る率)はよく、自分の「しいな」も籾殻も取れる。ただ、あくまで小規模ようの小型機械なので効率はよくない。

写真は、機械にかけた玄米。お手手は4歳のムスコ。 

いま、田んぼからあがったアイガモを飼育しているので、しいなは、早速餌にした。うちのカモ達、いつも腹をすかせています。