はるばるブログ@信州四賀の里山暮らし

日々季節を送る農の暮らしは、まるで旅人です。田んぼに畑に、土手に畦、山川草木に虫の気配、花鳥風月、私の視線。

重い「コンダーラー」

2010-11-29 00:00:33 | 田んぼの仕事・有機の米づくり



「コンダーラー」ではなく、「キャラピラー」でもありません。
ワラカッターです。
購入時に10万円ケチったので、自走式ではありません。

そういえば、
就農時にお礼5000円でハーベスターとワラカッターをもらいましたが、
古くてパワーがなく、すぐにわらが詰まって難儀しました。
自走式ではあったものの終いにはエンジンが
ひどく不調になって田んぼからトラクターで引っ張り出したことを
おもいだしました。
ちなみに、ハーベスターは籾がもれましたし。

ので、新調するとき少々切断のエンジンはは馬力のあるものにして、
その分自走動力は諦めたのでした。人力牽引。
(あまり使わないひとには分からないはなしですね。すいません。)

ワラを切断して田に還すことひとつとっても、一手間二手間かかり、
お米は収穫すれば終わりでないのです。
コンバインならば、収穫・脱穀・ワラ切断散布を一気にこなします。
(ただ、ワラの散布量を全量でなく調整するのは、ちょっと面倒かな。)

当方は、来シーズンのワラの未分解によって、田が”沸かない”よう
田に帰すワラの量を加減しています。

田を起こし、春までの時間もまた必要なのです。


餅つき機とほっぺ

2010-11-26 23:37:53 | うちのゴハンとオヤツ



ちょっと前になるが、家庭用小型餅つき機を購入した。
1升用で5合からつける。にゃんと11000円程度。
古有機明神モチ米をだぶつかせての決断。
(昨年、コシの苗不足でちと作付け過ぎたのでした。)

正月の餅つきなどは地域の農産物加工施設を利用しているので
杵と臼も持ち合わせていない。

搗いたお味は、、、ふつう。
やはり、でかい杵つき餅つき機はおいしいことがわかった。

それでも十分です。週末の土曜朝は、シラネホットケーキ。
日曜は明神モチの定番になりそうです。

が、先日、地元集落でお薬師さまのご供養とおもり投げがあって、
わが家にはがっつり「おもり」がある。
おもりとはお団子。毎日、子供たちはおやつに焼いて砂糖醤油をつけて
食べている。
ので、お餅つきはお休み中です。


小春白菜

2010-11-25 23:51:41 | 季節のうつろい



霜は朝陽にとけ、日中、小春日和にまどろむ白菜。
この光景はほんとに微笑ましい。いずれくる厳しい冷え込みの前に。

猛暑の中、定植して瀕死の状態でしばらくいたが、よく玉になってくれた。
キャベツより白菜のほうが、ダッシュが利くようだ。自分で白菜になる自覚が強い感じ。
極限の天候で、野菜の普段見えない性質や力、限界がみえる。
高い授業料。卒業単位もなかなかそろわんかな。


長い影

2010-11-10 20:47:42 | 季節のうつろい



夏の天候はずーっと尾を引いている。
植え付けや種まきの作業が遅れた分は、なかなか取り戻せない。
作物は正直だ。

日も短く、霜も降りるようになったこの時期、そうできることはない。
その分、来年への舵をきるしかない。
天候のせいばかりも言っていられない。不順が普通にくる。
来年もくるぞ。慣れるしかない。

ただでは起きずに、でんぐりがえり。

もう、ながーい影の伸びる畑をみて、春からの、先のその夏、秋の
畑を見るようにしている。
今芽をだして越冬するのだ。

そういえば、山際の畑で、大きなヤマアカガエルをみた。


さよならバジル

2010-11-05 23:42:25 | うちのゴハンとオヤツ


霜でバジルがやられる前日、ジェノベーゼのじゃがいもとインゲン和えのパスタを
つくってたべました。
とてもおいしかったです。あしたもたべたいです。
・・・らいねんまで、お預けです。あ、一瓶半詰めといたか。

料理の写真はおいしそうに撮るの難しい。
今回は、ジャガイモもいっしょにペーストにしてみました。
インゲンはさすがに茹でたものを和えて。

なぜか、タラコスパの味がした!(貧相な表現。。。)
ともかく、おいしかった。

インゲン(ケンタッキー)も、随分豊作でしたが、霜で一撃終了です。


うつろいゆく

2010-11-03 23:59:32 | 季節のうつろい


ズッキ紀はとうとう終わり、ハクサイ紀に突入。

はっきりした霜は降りていないけど、寒さに弱い植物は、抵抗することなく溶ける様に
しおれています。
里の木々も色づいてきました。やはり遅れているし、様子も違う気がします。

穏やかな日和が続きそうです。