はるばるブログ@信州四賀の里山暮らし

日々季節を送る農の暮らしは、まるで旅人です。田んぼに畑に、土手に畦、山川草木に虫の気配、花鳥風月、私の視線。

風わら

2005-11-30 21:41:37 | 農の風景



午後、刻んで山になっている稲ワラを敷き均しに行く。

陽がありがたいが、高度が低い。
流れてくる雲に隠れると、ひんやりと冷気がただ寄ってくる。

ワラの質感が陽射しに際立っている。
ちょっと、空をスクリーンに見た立てみる。

それにしても日が短いなあ。
冬の足踏み。もうしばらく希望です。オテントウサマ。


今日のお野菜05/11/29

2005-11-29 23:47:12 | はるばるレター(農園通信)より

朝方まで寒冷前線にともなうであろう雨が残った。収穫も雨が上がるのを待って出かけた。日が射したり、黒い雲が流れてきたり、コントラストのある空。

今日は火・金の「旬のお野菜セット便」の出荷日。

 

(収穫中の様子。見えやすいようにしている。通常は収穫物は遮光シートのなか。
本日季節のお野菜セット便の内容は、
総太り大根・人参・じゃがいも(キタアカリorメークイン)・カブ
キャベツ・半結球白菜・サニーレタス・チンゲンサイ
小松菜・春菊・京菜
ネギ・ニンニク・唐辛子など
(出荷パターン(毎週や隔週)やサイズによって内容の変更を行っています。)

白菜は、時期的にしっかりとした玉に届かないであろうものを使わせてもらいました。しっかりしたものは今後の保存に優先的に回します。
小松菜・チンゲンサイといささか、大きくなり過ぎ気味だが、寒さに当たっておいしい。
しっかりした小松菜は、醤油漬けがお奨め。1日で漬かるし、ご飯のお供に最高。


越冬野菜(白菜)

2005-11-28 23:58:23 | 有機の畑

白菜の取り込みどころを思案している。

もう確実に冬の入り口なのだが、ここに来て寒さが足踏み状態。
日中は陽射しも穏やかで10℃を超える。最低気温は零度を下回る程度か。

先週までの寒波で白菜も葉先が凍み枯れたり、外葉が開いたりしてきた。
ここで取り込み保存するか、もうしばらく畑においておくか。

開いた外葉は紐でしばり、玉を守るようにして、畑でギリギリまでおくこととした。

白菜は、4、5品種に分けて作付けし、種まき、定植もずらしている。
秋の天候に左右されやすく、10月頃の早取り用から越冬出荷用まで、すべてがいいものにならない。毎年、気候が違うから、何かしら課題が残る。今年も、いくらか、結球しないものが出た。(それはそれで、葉物としていけるが、、、)

基本的に夏の種まき・定植が遅れ気味なのだ。今は「なぜ、出来なかったのか」とおもうが、その頃はその頃で、忙しいのだ。寒くなると草も伸びず、時間の感覚もまったりとして、夏の忙しさも遠い日になっている。
だから、百姓仕事は毎年一年生。

自然、作物との対話は一年生でいいが、スケジュール管理だけは、もっと向上しなければ。もう来年の抱負である。
051124撮


おにぎり保育の日

2005-11-27 22:10:11 | はるばるレター(農園通信)より
 先日、保育園の行事で「おにぎりデー」というのがありました。おにぎりと水筒だけ持って遠足に出掛けるというもの。「おかずは入れずにお腹にたまるおにぎりをお願いします。」と言われました。今までお弁当を持参することはありましたが、おにぎりだけ、と言われたのは初めてのこと。前日になるとお母さんたちの話題は『どのくらいの大きさで何個持てばいいのか』になりました。お弁当ならおかずはウインナーか冷凍コロッケにするか、デザートはぶどうか、みかんか、はたまたゼリーか。。。などと頭をめぐらせるところ、ご飯だけで勝負しろ、ということは、ふつーのお母さんたちにはとても新鮮だったようです。おにぎりデーの日に迎えに行くと、みんなおにぎりをうれしそうに見せ合い、普段食べないような量をぺろりと食べた、と聞きました。保育園がどういう趣旨でおにぎりデーというものを設けたのかは聞いていませんが、ご飯を見直すとってもいい機会だったように見えました。(み)


私達の住む地区のお宮まで遠足に来ました。声がしたので様子を見に行きました。
ちなみに拳のおにぎりは、お赤飯のおにぎり2つと京菜の菜飯おにぎり1つ。残さず食べてきました。
No.85/051025

*「季節の野菜便」に隔週で発行している農園通信「はるばるレター」から、の抜粋です。

バラ切りワラ

2005-11-26 23:04:43 | 田んぼの仕事・有機の米づくり

お客があったので、半業。
午前は4歳ムスコと、午後は奥さんとワラカッター。
新調の機会はやはり快調。

小春日和が続いている。里は静か。
野沢菜を収穫したり、漬ける準備で洗ったりする姿が見られた。
信州では、「お菜」とよばれる。

夕食は差し入れの牛肉を使ってのすき焼き。
出荷するようなちゃんとした野菜を(普段ははね出しばかり)たっぷり切って、
うちの地粉でうどんを打って、と最高の贅沢でした。ご飯もおいしい。
特に春菊の香りが良く鍋全体を味わい深いものにしていました。


今日のお野菜05/11/25

2005-11-25 23:33:18 | 季節のお野菜セット便

火曜日・金曜日は「季節の野菜便」の出荷日。
この日は朝から、収穫・調整・箱詰め・配達に追われます。

本日は保育園の参観・親子給食・懇談があり、大変でした。

給食は鮭シチューで、昨晩、今朝と石狩鍋だったので、かぶりまくりです。

本日季節のお野菜セット便の内容は、
地大根・人参・じゃがいも(きたあかり)・カブ
キャベツ・白菜・レタス・サニーレタス
小松菜・春菊・京菜
ネギ・ニンニク・唐辛子など
(出荷パターン(毎週や隔週)やサイズによって内容の変更を行っています。)

夕食にレタスと京菜とルッコラに煮イカのサラダを加えた。
京菜は「京みぞれ」というタキイの品種で、生食で美味だし、火を使ってもおいしい。

この京菜も寒さでもう少し採りきったら最後です。


越冬野菜(ネギ)

2005-11-24 22:59:16 | 有機の畑

寒波は1週間ほど続いただろうか、1、2日前から寒さが緩んだように思う。

12月に入る頃に越冬野菜を収穫し、1~2月まで出荷できるように保存する。
当方の場合、具体的には、白菜・大根・人参・ネギ・キャベツなどである。

じゃがいも・白かぼちゃ・里芋などはすでに収穫して倉庫においてある。
凍みないようにして保管しておき、野菜便に入れる。
「凍みないように」というのが、カナシイ。寒いのはイヤだなあ。
でも、草がのびないのも捨てがたい。(低レベルの比較検討1万回目)

それぞれの野菜は、耐寒性などが違うので保管方法が異なる。

まずは、例年より慌てて早くネギを取り込んだ。

保管方法は実は毎年試行の繰り返しで、できるだけ手間を掛けず、品質良く保てる方法を模索している。(量との兼ね合いもある。)

ネギの場合、ポイントは根を乾燥させないことと、上部の葉は空気にさらすことらしい。
コンパネとワラで、囲って空きハウスの中に活けた。

ちなみにこのネギは、松本一本ネギという品種。
寒さに強く、霜が折り始めた今ごろ収穫し、保存しながら食べる。
長く太い。甘く、ウマい。

付け加えると、9月の初めに種まきをし、今、苗が畑で15センチくらいになっている。
このまま越冬して、来春、植え替える。実に栽培期間が長い野菜である。
ネギはバカにしてはならいない。


朝晩の冷え込み続く

2005-11-22 23:58:13 | 農の風景
連日朝晩の冷え込みが続いている。
日中は10度ほどで、風がなく陽射しがあるので、小春日和となる。
アキアカネをまだ見かける。

晩秋の小春になごりのアカネ。尾をつなげ陽だまりに遊ぶ。

先ほど帰宅する時、星空がきれいだった。冬の星座。どこかなつかしい。

わらカッター

2005-11-20 22:54:39 | 田んぼの仕事・有機の米づくり
脱穀後のわらを裁断カッターで粉砕する。
8cmほどに切り刻み、田面に均一に散らかし、その後、耕うん(トラクターで耕す)する。
わらはゆっくり腐食・分解され土を肥やす算段だ。

じつは、譲り受けたお古の機械が先日、とうとう、オダブツになったので、急遽新調した。
予定にない痛い出費。だが、とても快調で効率もよい。

11/18、この日は友人nabeが助っ人になってくれ、すこぶる効率作業ができた。

夕暮れが早い。冷え込みはじめた田んぼでわっせわっせと、温泉とちいさな酒宴を楽しみに2枚の田んぼを片付けた。

(051118 あ。6歳撮)


今日のお野菜05/11/18

2005-11-18 23:50:11 | 季節のお野菜セット便

昨日に引き続き今朝も冷え込んだ。屋外は陽が射すまでは霜ですべてが覆われている。
十分朝陽が昇ってから収穫に出かけたが、野菜自信の影(日に当たってない面)はまだ、霜がのこり凍みている様子。こういったとき収穫してしまうと、その後野菜が傷んでしまう。

やむなく、人参とビニールトンネルの下の春菊だけ収穫して、午後一番に収穫することとした。

本日季節のお野菜セット便のないようは、
大根・人参・じゃがいも・カブ・ミニかぼちゃ
キャベツ・白菜・レタス
小松菜・チンゲン菜・春菊・京菜・ルッコラ
ネギ・パセリ・ニンニク・唐辛子など
出荷パターン(毎週や隔週)やサイズによって内容の変更を行っています。

配達から戻ると晩御飯。炊いたご飯に茹でて刻んだ京菜、油アゲをまぜたものがおいしかった。かあちゃんの今日発案の一品。
(写真は朝陽のなかの白菜:051115撮)