はるばるブログ@信州四賀の里山暮らし

日々季節を送る農の暮らしは、まるで旅人です。田んぼに畑に、土手に畦、山川草木に虫の気配、花鳥風月、私の視線。

凍みコマツナの醤油漬け

2007-01-29 18:25:29 | うちのゴハンとオヤツ


寒さに耐えている小松菜は、ゴワゴワですが、やわらかくて、独特の
風味もでて美味しいです。

急に醤油漬けが食べたくなったので、ズクを出して作りました。

まず、適当な大きさに切って、適当な塩をまぶしなじませ、
一晩くらい重石をして、塩漬けにします。

次に容器に、醤油:お酢=1:1で入れて、少し砂糖を入れます。
砂糖は入れなくてもいいかもしれません。

容器を密閉して、さかさまにして、2日くらいして食べられます。

美味しい小松菜、美味しい醤油でないとシンプルな美味しさが味わえない
かもしれません。

ご飯、おかわりコースです。

奇跡の九

2007-01-25 13:42:36 | 時には寄り道



話題の本 「憲法九条を世界遺産に」 太田光 中沢新一 を読んだ。

このフレーズ、いかしていますね。さすが!太田サン。

キーワードや議論のアイテムとして出てきたことが、たまたま最近興味もっていた
ものや読みたいと思っていたものだったので、吸い込まれるように読んだ。

実は第1章の「宮澤賢治と日本国憲法」は、雑誌掲載時に本屋で見かけて
読みたいと思っていたもの。ラッキー。

宮澤賢治は、特に好んで読んだわけでもなけど、農のほんとの目的や価値なんかを
考えると、自然と接する機会がでてくる。

そんな中で、37歳で逝っていることを知り、まずそれがいつも気になっていた。
そして、イメージとは違い、裕福な生まれであること。
生前、すばらしい作品群は、ほとんど評価どころか、出版もされていなかったこと。

そんなことが気になっていたが、特に今、私は37歳ということで、機会を見つけて
賢治の作品に触れてみようとおもっている。

話は戻るが、賢治の仏教信仰が最終的には国家主義にまで行き着いていたこと。
そして、それとは相反するかの童話などの作品を生み出していた。
この、矛盾の内包を一つの切り口として対談は進められている。

その他の章も、たいへん興味深く読みました。

歴史的な異常事態、国と国の合作、まさに奇跡によって生まれた憲法。
かなり、憲法観というものが変わりました。

*写真は、塩尻のきんぴら工房さんの「9パン」です。


凍えコマツナ

2007-01-22 21:47:44 | 有機の畑



うちで、最後まで畑に残って収穫できる野菜は、コマツナです。
気温が氷点下まで下がるようになってからは、トンネルを掛けて
なんとかしのいでいますが、やはり、凍みて痛んできています。
そろそろ限界ですね。

葉や茎は、我慢して頑張って育ってきたので、肉厚です。
まるでギシギシの葉の質感です。
冬の出荷の「青いもの」の頼みの綱です。

トンネルの中は、ほのかな春のニオイというか、菜の花のニオイがします。
クモがココはイイや、と歩き回り、ホトゲノザやオオイヌノフグリが咲いています。


きな臭い

2007-01-20 19:04:53 | 時には寄り道

今週の月曜日だったか、雪が積もるの畑に電柵を片付けに言った。

軽トラのエンジンを切ろうしたら、ラジオから永六輔のトークがはじまり
「松本の信州大学の~

と耳に残ったので、キーをまわし電源?を入れ聞き耳を立てる。

「・・・ピカドン!店名ですよ。ラーメン屋さんのご主人です。毎年、お正月に
お便りをいただきます。今年も来ました。ご主人は、自らの体験を伝えるため
あえて、ピカドンという店名にしています。
では、お手紙読みます。・・・」

と、永さんはお便りを朗読された。

その店は、やはり、店名のインパクトから学生時代から知っている。
訪れたことは、1度あるかと思う。

お手紙の内容は、最近の世相を憂い心配なこと、自分の体験を伝えることを
使命としてがんばってきて、これからもがんばること。でも、高齢になり思うように
いかぬ事も増えたことなどが綴られていたかとおもう。

手紙の中の次のような文章を永さんはとても印象的だと強調された。
正確に再現できないかと思うが、こんな感じであった。

「最近のこの国の様子には、私がかつて、軍国少年として教育された頃よりも
きな臭さを感じ、とても心配しています。」

というようなものだった。
こうした体験に基づく比較的な体感は、私たちの世代には知るすべもないが、
想像力というものはある。
うーんと働かせよう。

このオンエアを聴いたのも縁。近く家族でお店にも行こうと思った。


寒に蝶

2007-01-15 13:02:15 | 農と生きもの達



小寒すぎの大雪の積雪もそのままで、冷え込みは厳しい。
日中の陽射しがありがたい。
それでも、気温はいくらかプラスに転じる程度ではないだろうか。

木の枝から緩んだ雪が突然落ち、少し驚いて目をやると、
季節はずれの、なにやら舞う姿があった。
雪の景色に合って、不釣合い。

ちょうちょ?と目を凝らすと、なんと、テングチョウであった。

この寒さの中どうして動いているのか?
近くに農具倉庫があるので、その陽が溜まる位置に越冬を決め込んでいたのか?

いちど、梢まで舞い上がったが、カメラをとり戻って、しばらくじっとしていると、
どこからか動き出してきた。


こっちこい、こっちこい~。と念じてみる。

お!めの前に止まった!!

雪が入るフレーミングで、ぎりぎりまで寄る。

なんだか、不思議な写真が撮れた。

こうして、冬を越す共に在る生き物。
お互いは、かかわりはなくとも、同じ冬を越している。

今日も、明日もまだまだ、寒い。


大雪よしわるし

2007-01-10 22:41:57 | 季節のうつろい



写真は1/7の自宅横です。
6日の未明から降り始めた雪は、かみ雪。終日強くなったり弱くなったり降りました。
30~40センチくらいだったでしょうか?雪合戦用には最適な質感でした。
ビニールハウスの雪をこまめに落として回りました。筋肉痛。

7日は、冬型気圧配置由来の雪。新たに20センチくらい降ったでしょうか?

暖かな12月に気が緩んでいたのもあり、キブンは「終了」です。

しかし、待ってましたと、張り切るのはコドモ。
見ていて気持ちいほどの、はしゃぎっぷり。
昨日今日と帰宅後も、暗くなるまで堪能していました。
冷えた空気に、子供の声が響いていました。



新年2007

2007-01-06 20:12:38 | あいさつ・お知らせ



あけまして おめでとうございます

今年も 当ブログ はるばる農園 よろしくお願いします
(マンガ拡大図↓)

友人宅訪問(赤ちゃん対面!伊那)餅つき(餅きり)、挨拶回り、
年賀状書き、地区総会新年会、帰省、お節、
友人宅訪問(赤ちゃん対面!都内)、子供と100%遊ぶ、
帰宅、仕事始め(1/4出荷準備1/5出荷)などと、
めまぐるしい年末年始でしたが、なんだか落ち着いて過ごせています。

そして今日1/6は、大雪。その中、おばあちゃんちに残っていた子供達も
Yおばちゃんに連れられ、帰って来ました。
早速にぎやかに戻りましたが、昨日は昨日で夫婦新年会も出来ました。

重い雪が20センチほど積もり、一日にして雪景色です。

三九郎が済んだら、冬休みも終わり。
一月は野菜便の最後の月なので、はるばる農園の大きな区切りは、2月はじめ。
そいて、種まきを始める3月はじめ。

一日一日冬を過ごせば、春はすぐです。
じきに日が長くなったことにも気がつくでしょう。


 い いのししよ うちもせいかつかかってます



 の のらしごと いつまでついてくるかしら

 

 し しわふえる そんなにわらわせないでくれ