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はるばるブログ@信州四賀の里山暮らし

日々季節を送る農の暮らしは、まるで旅人です。田んぼに畑に、土手に畦、山川草木に虫の気配、花鳥風月、私の視線。

星の肌

2012-12-21 08:01:08 | 農の風景



なかなか明けぬ冬至の朝でした。
うっすら雪化粧。冷える。
数日前のつかの間の暖かな陽射し。
とり残したルッコラの彩りが、微笑ましい。


かえるのまぶた

2011-09-07 06:02:47 | 農の風景


       


風もなく稲の色

澄んだ株元水草と

蛙の瞼あけたまま

 

 

もっとズームアウトして
さらにズームイン
分け隔てのない世界を
ことばは一掴み


穀雨アガル

2011-04-24 23:23:22 | 農の風景


20日朝のこと。
十分に潤した雨が、再びそらに。
風景は私もろとも。

先日、農と自然の研究所から最後の所報が届いた。
同封されていた冊子、「農民芸術概論」宮澤賢治(解説 宇根豊氏)。
造本・装丁が小林俊也氏。

その扉に、本文から抜粋した賢治のこんな一行。

風とゆききし 雲からエネルギーをとれ


畦を渡る

2010-12-17 23:11:15 | 農の風景


                            (11/21撮)
世界は境界ばかり
こちらとあちら いったりきたり

それにしても、田んぼは、土だけで精巧な装置
古田から見ていると、抗わず水を導き湛える力量を感じる。


小春の土手

2010-12-07 23:23:50 | 農の風景

                                        (11/21撮)

なにげないやわらかい風景。
発達した地形のように、自然と手入れの折り合いの姿。

これからは凍てつく季節へ。

デカドテ

2010-08-13 00:22:43 | 農の風景

  

あっというまに2週間近く前になりますが、美ヶ原に車で行ってきました。
私は学生時代、ゼミの植生調査に参加したりで、結構行きましたが、
家族で行くのはとてもひさしぶりでした。下の息子は初めてかな。

その息子。王ヶ塔からの壮大な眺めを眼下にして、
「わっ!!でっケー どて!!」
と発したそうです。

四賀の田んぼに囲まれた風景で育ったのはいいのですが、
そろそろ、山登りにでも連れて行かねばと思った次第です。

ちなみに、四賀の土手風景はこんな感じです。(7/26撮)


南信濃カモ紀行

2009-11-26 12:24:22 | 農の風景


先週ですが、合鴨の食肉処理に南信濃まで行ってきました。
例年、そちらの地鶏などの養鶏をされている生産者組合の施設に
お世話になっています。
高速を使っても3時間掛かります。ここも信州です。
おかげさまで、無事に作業は終わりました。



帰りに車をとめて、緻密な手間による農山村風景を記念撮影。
ジオラマのようでスケール感を失いそう。安堵感みたいな既視感のような。
貴地で有名な霜月祭りの存続に関して話を聞いたが、
いわゆる「限界集落」としての明るくない見通しを聞いた。

光溢れる小春の眺めに、人の生きる場所、生き方を思った。
今この国は、目先の数値目標などにとらわれるのでなく、
何を見つめなおすことが大切なのだろうか?