はるばるブログ@信州四賀の里山暮らし

日々季節を送る農の暮らしは、まるで旅人です。田んぼに畑に、土手に畦、山川草木に虫の気配、花鳥風月、私の視線。

僕の「日本浄土」へ

2008-09-24 23:07:37 | 農の風景



運動会の観戦の横目をずーっと追って振り向けば、絶景。
風景鑑賞モード、オートにセット。

吟行モード、ノウソン観察モード、素粒子観測モード(測定不可)




最近、ブルーシートがポップに美しく見える。

一瞬素になって、あ、ハクサイこんなにデカくなってら。いいな。
って、帰って畑に行ったら、うちんのもでかくなってました。
今回は適期適量台風。

それにしても、この菜園いとうつくし。天上のよう。風力3で飛びます。きっと。

*タイトルの「日本浄土」は、藤原新也氏の新刊書籍タイトルより (東京書籍)

奇跡ノ運動会

2008-09-21 11:00:28 | 時には寄り道



子供の小学校で無事、運動会が行われた。
無事、というのは、台風13号の影響が予想より少なかったこと。
心配をよそにあっけなく、秋空を連れて来てくれた。思わせぶりな空。

前日の準備は雨で出来なかったので、先生方は4時から集まって
準備だったらしい。脱帽、ありがとうございました。



山裾にある小さな小学校の運動会の風景は、少々大げさに言えば
絵本のよう。
少人数であるから、一人ひとりの存在が大きく、その力が結ばって、
その「場」をつくっています。
こどもの一生懸命さ、健気さに心打たれる一日でした。

脳科学者の茂木さんのブログで、母校の小学校の授業を
見たとき、奇跡。と書いていたが、人が何かまとまり、意思を発する時
目に見えないネットワークみたいなものを張っているように思う。

子供の頃、運動会ってあまり気の進まないものでしたが、
大人になってまた違った感じをもつものです。


刈り初め

2008-09-17 23:17:44 | 田んぼの仕事・有機の米づくり



祭日という楽しみは失ってしまった。ただ子供が登校しないとまったく違った1日。

この15日、どんどん色づく稲にまず一手をかけようと、色づきが一番早い田を稲刈り。
稲刈りの前に、草刈を。朝、まずぐるりと草刈。
はじめた途端、パァーっと日が差してきて、それは黄金色にあたりが明るくなった。
心が動いたのだから、草刈機のエンジンを止め、撮。

この田んぼは、コシヒカリと明神モチの、二色作付けしてある。
この日はコシの稲刈り。



相変わらずの、この田は、コナギ米状態。
食味を追求してのことではない。





何もかも、一年ぶり。
あれこれ、思い出しながら、確かめながら。

敬老の日であるが、まだまだということで、かあちゃんsママの
ヘルプ。子供の頃こんな日が来るとはまさか思わなかったろう。

こどもは、カニ捕り、本気一輪車全力疾走遊び、最後は純粋泥遊び。
思いっきり遊ぶ子供たちを観ていたのが、面白かった。

また、休みの日にみんなでやりましょう。


増殖

2008-09-12 22:51:32 | 時には寄り道



ブームには程遠い生活をしとるが、たまにはミーハーに。

えひめAI-2、ミニプラント立ち上げ。合法。(写真は製造開始後2日目)
おとといかな、完成。だろう。一応、シャンパンっぽいニオイ。

「果菜類も終わりだし、洗濯機内部をぴかぴかにしたい。」(38歳、男、長野)
「換気扇とその周りの壁をぴかかにしたい。」(34歳、女、長野)

「あと、刈り草があちこちに、刈ってない草もたくさんあるので、草堆肥にして
クズ大豆ボカシと混合し、ボカシ堆肥も仕込みたい。」(同上の男)


2008・夏、なごり野菜・ナス

2008-09-12 00:31:44 | 有機の畑



苦しい端境期に頼もしい、秋茄子。
最後の恵み。夏を惜しもう。

セット便にしっかり入れ、我が家のはねだしナスも良品。
なんだか、急に朝晩冷え込んでいるが、あるんだもの。
ナス三昧の食卓。
自家小麦粉の蒸かしおまんじゅうの具に
輪切りのナスに味噌をぬっただけってのが、
たいそうおいしかった。

ナスのつや、秋の陽射しに映える。


旅する秋気団

2008-09-10 23:26:51 | 季節のうつろい


さわやかということばは秋の季語らしいが、
まさに「さわやか信州」である。すばらしい。
全身の甘い慢性的夏疲労感が、そのまったり感をさらに高める。

空を撮りたくて、それには、わずかに地も写しこまねば、
ホントの青い空(くう)になってしまうので、ケツダシ山でも
引っ掛けて、とフレーミング。

偶然、赤トンボが写っていた。
ウスバキトンボが一団で遊び、
アキアカネが群集で旅をしている。

秋蒔き、植え付けも、終盤。
いつの間にか、今年も下山ルートだ。

風景/光/細胞

2008-09-09 00:17:37 | 季節のうつろい






風景に隙間は見当たらない。

観測装置「私」の暗がりと地底や宇宙の暗闇の間。

気を引きとめられるものに素直に目を向けると、それは光。

見えているんだもの当たり前だよ、といわれるか。

草が光っている様は、なにか言葉があるのだろうか。

植物が光を浴びて生きていることを実感するとき、細胞へ飛べる。

いつか見た教科書の片隅の図解。

透過性の細胞質から見上げた視界、広いスカイ。